さいたま市で不動産会社を開業！把握しておくべき流れとポイント

さいたま市は埼玉県内でもっとも人口が多く、2025（令和7）年2月時点で約134万人です。（※1）

東京都へのアクセスが良好で、利便性が高く、住みやすい環境が整っている場所です。

人口規模や住みやすさから、不動産需要の潜在的な高さが伺えます。

この記事では、

• さいたま市で不動産会社を開業する際に把握しておきたいポイント
• さいたま市で不動産会社を開業する流れ
• さいたま市の賃貸不動産会社ランキング5選

などを詳しく解説します。

記事後半では、不動産会社の開業に役立つ業務効率化ツール「速いもんシリーズ」を紹介しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

（※1）出典：さいたま市「さいたま市の人口・世帯<分析ツール>」

さいたま市で不動産会社を開業する際に把握しておきたいポイント3つ

さいたま市で不動産会社を開業する際に把握しておきたいポイントとして、以下3つを解説します。

• 土地柄
• ターゲット層
• 不動産事業者数

それぞれ詳しく解説します。

さいたま市は、埼玉県の県庁所在地に位置する都市部です。

東京都心から20〜35km圏内であり、JR埼京線や京浜東北線など複数の路線が乗り入れているため都心へのアクセスが非常に良好です。

さいたま市は、10区に分かれており、大宮区・浦和区・南区・中央区は人口密度が高く、地価も1坪100万円を超える高額エリアとなっています。（※2）

一方、見沼区・西区・岩槻区は地価が50万円程度とリーズナブルですが、その分生活利便性は劣ります。（※3）

大宮区と浦和区には繁華街が集中しており、さいたま市の中心的なエリアです。

東京への通勤・通学でさいたま市に住む人も多く、単身者からファミリー層まで幅広い需要が見込めます。

（※2）（※3）出典：さいたま市「令和6年地価公示の概要」

（※記載してある数値に3.30をかけて坪単価に換算しています。）

さいたま市の人口は、2025（令和7）年2月時点で約134万人です。（※4）

2020（令和2）年の統計局の調査によると、人口が100万人以上の都市は全国に12か所あり、そのうちの一つがさいたま市です。（※5）

全国でも限られた人口集中地区ですので、不動産需要の高さも伺えます。

ターゲット層には、都心へのアクセスを重視しながらも、手頃な価格帯で住宅取得を考える子育て世代が考えられます。

市内10区で地価や環境が大きく異なるため、さまざまなニーズに対応できる幅広い物件知識が欠かせません。

たとえば、利便性と静かな住環境のバランスを求める世帯には、中央区が候補として挙げられます。

人口密度の高いエリアを避けたい方には、浦和区・南区・中央区以外の区を提案するなど、顧客の要望に応じた柔軟な対応が可能です。

（※4）出典：さいたま市「さいたま市の人口・世帯<分析ツール>」

（※5）出典：統計局「人口集中地区の概要」

さいたま市の不動産事業者数に関する正確な情報はありません。

しかし、埼玉県宅地建物取引業協会の会員情報によると、さいたま浦和支部と大宮支部を合わせて1,063社（2025年2月時点）が確認できます。

人口100万人超の大規模都市であり、住宅需要は非常に高いものの、競合も多いのが現状です。

このため、特定のエリアや物件タイプに特化するなど、差別化戦略を明確にすることが重要になります。

（※4）出典：公益社団法人  埼玉県宅地建物取引業協会「会員名簿」さいたま浦和支部／大宮支部

さいたま市で不動産会社を開業する流れ

さいたま市で不動産会社を開業する流れは、以下の通りです。

1. 事務所を決める
2. 宅地建物取引士を設置する
3. 宅地建物取引業免許を申請する
4. 営業保証金または弁済業務保証金分担金を納付する

それぞれ詳しく解説します。

さいたま市に限らず、不動産会社を開業する際には、事務所選びが非常に重要です。

宅建業法では、以下のような事務所設置の要件が定められています。

• 本店または支店として商業登記されたもの
• 継続的に業務を行うことができる施設を有し、かつ、宅建業に係る契約を締結する権原を有する使用人が置かれている場所

また、事務所の形態として以下のようなルールを守る必要があります。

• 継続的に営業活動ができる場所
• 宅建業者が一定の場所を独立して専属的に使用できる場所

自宅で開業することも可能ですが、玄関から事務所まで居住空間を通らずに行けることが条件になるので、注意が必要です。

詳しくは埼玉県が公開している「免許要件① 事務所について」をご確認ください。

宅建業法では、各営業拠点に専任の宅地建物取引士を設置することが義務付けられています。

必要な人数は事務所の従業者数（事務補助者を含む）5名につき1名以上で、本店や支店以外の案内所にも最低1名の配置が必要です。

開業者自身が宅建士である必要はありませんが、万が一の事態に備えて資格取得をおすすめします。

宅地建物取引業を営むためには、宅地建物取引士免許とは別に、都道府県知事または国土交通大臣から宅地建物取引業免許を取得する必要があります。

さいたま市で開業する場合は、埼玉県庁での申請が基本となります。

免許申請は予約制で事前に電話での日時指定が必要です。

受付時間が限られているので注意しましょう。

また、電子申請を利用することも可能です。

申請から許可までは、書類に不備がなければ約30日程度かかります。

申請時には資格証明書や住民票、登記事項証明書など、取得に時間を要する書類も必要となるため、余裕を持った準備が重要です。

宅地建物取引業免許に関する不明点は、「埼玉県／宅地建物取引業者・宅地建物取引士の手続」を確認してみてください。

宅建業法上、免許日から3か月以内に自社の費用負担で、営業保証金を法務局に供託し、免許権者への届出が必要です。

営業保証金は主たる事務所で1,000万円、その他の事務所は各500万円を法務局に供託することが定められています。

ただし、埼玉県宅地建物取引業協会（ハトマーク）または全日本不動産協会埼玉県本部（ウサギマーク）に加入すれば、弁済業務保証金分担金の納付で代替できます。

弁済業務保証金分担金の金額は、主たる事務所で60万円、そのほかの事務所ごとに30万円です。

また、両協会は会員向けの研修制度や情報提供サービスも充実しており、開業後のサポートも期待できます。

それぞれの保証協会の役割や違いについては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

https://iimon.co.jp/column/real-estate-guarantee-association

不動産開業については、以下の記事でも詳しく解説しています。

https://iimon.co.jp/column/real-estate-Opening-of-business

さいたま市の賃貸不動産会社ランキング5選

ここからは、さいたま市の賃貸不動産会社ランキング5選をご紹介します。

ランキングは「さいたま市に本社」がある賃貸を取り扱う不動産会社で、「全国での店舗数」が多い順に並べています。（2025年2月時点、自社調べ）

出典：

株式会社西武開発

武蔵コーポレーション株式会社

株式会社レックス大興

株式会社尾張屋

株式会社テルミ

LIXIL不動産ショップ　株式会社カインドエステート　大宮本店

以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

https://iimon.co.jp/column/saitamashi-real-estate-ranking

まとめ：さいたま市で不動産会社を開業するなら「速いもんシリーズ」の導入がおすすめ

さいたま市は人口100万人以上の都市であり、地価や居住環境が大きく異なる10区に分かれています。

不動産需要がエリアによって異なるので、さまざまなニーズに対応できるように、さいたま市全域のエリアの理解が重要なポイントになるでしょう。

さいたま市のなかでもエリアやターゲットを絞るのも一つの手ですが、市内全域で売買・賃貸ともに対応できると、幅広い顧客層にアプローチ可能です。

多くのライバル企業がいるなかで、効果的かつ効率的に顧客を獲得するには（株）ｉｉｍｏｎが提供している「速いもんシリーズ」が有効です。

速いもんシリーズには、以下の9種類のラインナップがあります。

不動産の仕事には物件の入力作業や分析など、直接的な営業活動ではなくても、一人でも多くの顧客を獲得するのに欠かせない重要な業務が多く存在します。

たとえば、通常、不動産ポータルサイトへ手入力にて物件登録する場合は1件あたり20分程度かかりますが、「入力速いもん」を使えば1件あたり5分程度、最短2クリックで完了可能です。

速いもんシリーズを活用すると、さいたま市の不動産市場の特性に合わせた柔軟な業務展開が可能となるでしょう。

実際に速いもんシリーズを導入して、業務効率化を成功させた事例を紹介します。

埼玉県さいたま市の大宮駅東口から徒歩3分の好立地に佇む「LIXIL不動産ショップ　株式会社カインドエステート　大宮本店」では、以下のような課題を抱えており、業務が滞っていました。

• 入力作業が手間になっていて他の業務にも影響していた
• 情報の入力漏れも時々あり、心理的負担になっていた

しかし「入力速いもん」導入で、以下のような成果を挙げられました。

• 入力作業が従来の4分の1ぐらいまで短縮
• 入力ミスが減り、スタッフの心理的負担が解消された

出典：（株）ｉｉｍｏｎ　お客様の声

これからさいたま市で不動産業の開業を検討している人は、ぜひお気軽にご相談ください。