「レインズの成約登録は、いつまでに行う必要があるのだろう」
「レインズの成約登録を忘れてしまった場合、どのような罰則があるのだろうか」
このような疑問を抱えている不動産会社の方は多いのではないでしょうか。
不動産売却においては、物件登録だけでなく、成約後のレインズ登録も義務づけられています。 これを怠ると処分を受ける可能性があるため、注意が必要です。
レインズの成約登録を忘れないためには、事務作業をなるべく減らし、日々の業務に追われすぎないように工夫することが重要です。
そこでこの記事では、
- レインズへの成約登録のタイミング
- レインズの成約登録が必要な理由
- レインズの成約登録の方法
- レインズの成約登録で注意すべきポイント
- 不動産業務の効率化ツール「速いもんシリーズ」について
などを詳しく解説します。
この記事を最後まで読むと、不動産業務を効率化でき、レインズの成約登録を忘れずに済みますよ。
目次
レインズへの成約登録タイミングは売買契約締結後!

レインズへの成約登録は、売買契約が締結された後に「遅滞なく」行う必要があります。
宅地建物取引業法第34条の2第7項では、以下のように規定されています。
(媒介契約) 第三十四条の二 7 前項の宅地建物取引業者は、第五項の規定による登録に係る宅地又は建物の売買又は交換の契約が成立したときは、国土交通省令で定めるところにより、遅滞なく、その旨を当該登録に係る指定流通機構に通知しなければならない。
なお、一般媒介契約の場合、レインズへの物件登録は任意ですが、登録した物件については成約情報を通知する必要があります。
レインズの成約登録が必要な理由
レインズの成約登録が必要な理由は、不動産流通の円滑化に重要な役割を果たしているためです。
レインズに登録された成約情報は蓄積され、不動産の価格査定を行う際の重要な取引事例として活用されます。
また、市況動向を把握するための統計データとしても利用されており、不動産市場全体の透明性の向上に寄与しています。
レインズの成約情報は、不動産協会に加入している会員の共有財産であり、適正な価格形成や市場分析に欠かせない情報源となっているのです。
レインズの成約登録を怠ると処分されるリスクも
レインズへの成約登録を怠った場合や、虚偽の情報を提供した場合は、監督官庁から指示処分や業務停止処分の対象となります。
このような処分を受けると、営業活動に大きな支障をきたすため、成約登録は忘れずに行いましょう。
レインズの成約登録の方法

レインズの成約登録は、主に以下の手順で行います。
- レインズIP型メインメニューの「自社登録物件一覧」をクリック
- 登録済みの物件情報の一覧から、成約した物件情報の「詳細」をクリック
- 「成約登録」をクリック
- 成約価格や成約年月日を入力して「確認画面へ」をクリック
- 最後に「成約登録する」をクリックして完了
成約登録が完了すると、「成約登録証明書」を発行できるようになります。
出典:全日本不動産関東流通センター|レインズIP型の成約登録について
レインズの成約登録で注意すべき2つのポイント

レインズの成約登録を行う際は、以下の2点に注意しましょう。
- 成約価格を正しく入力する
- 成約登録証明書は再発行できない
それぞれ詳しく解説します。
成約価格を正しく入力する
レインズの成約登録を行う際は、成約価格を正確に入力しましょう。
成約価格は、買主の価格交渉によって、売り出し価格から契約時に変更されるケースも多いです。
そのため、売り出し価格ではなく成約価格で正しく入力するよう、細心の注意を払う必要があります。
誤った価格で成約登録してしまうと、将来の価格査定や市場分析に悪影響をあたえる可能性があります。
また、虚偽の情報を登録した場合は、監督官庁から処分の対象となるため気をつけましょう。
レインズの更新タイミングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
https://iimon.co.jp/column/reins-update-timing
成約登録証明書は再発行できない
レインズの成約登録を完了すると、成約登録証明書を発行できますが、1度取得すると再発行できません。
成約登録証明書はPDF形式で表示され、ダウンロードして保存します。
もしダウンロードに失敗した場合は、所属する宅建協会に問い合わせる必要があります。
また、成約登録証明書を発行できるのは、登録日を含めて90日以内です。
成約登録証明書は、発行回数や取得期限が定められているため、発行時には十分注意が必要です。
不動産の仲介業務を効率化するには「速いもんシリーズ」がおすすめ!

レインズの成約登録を忘れないようにするには、不動産業務を効率化し、事務作業の負担を軽減することがポイントです。
不動産の仲介業務を効率化するには、(株)iimonが提供する「速いもんシリーズ」がおすすめです。
速いもんシリーズは、物件情報の入力や確認作業、顧客対応など、不動産業務のさまざまな場面で活用できます。
不動産売買で使える速いもんシリーズのサービスは以下のとおりです。
サービス名 | 特徴 |
業者間流通サイトの情報を1クリックでCSV化 | |
物件の最新情報を1クリックで確認 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 |
たとえば、「売買入力速いもん」は、業者間流通サイトの情報を1クリックでCSV化でき、物件入力画面で1クリックで入力できます。
「売買物確速いもん」を導入すると、業者間流通サイトや不動産ポータルサイトなどの物件の最新情報を自動で照合でき、電話での確認も不要です。
(株)iimonの速いもんシリーズは、必要なサービスのみを導入でき、日常業務を効率化できます。
そのため、レインズの成約登録といった重要な業務を忘れるリスクを軽減させられるでしょう。
不動産会社を開業したばかりで、人員や予算などに余裕がない方には、最短当日に導入できる「開業パック」もおすすめです。
まとめ
レインズへの成約登録は、売買契約締結後に遅滞なく行う必要があります。
専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合、成約登録を怠ると処分を受けるリスクがあるため、忘れないように注意しましょう。
成約登録の際は、成約価格を正確に入力し、成約登録証明書の発行についても理解しておく必要があります。
(株)iimonの「速いもんシリーズ」は、不動産業務の効率化に特化したツールとして、多くの不動産会社で導入されています。
「売買入力速いもん」や「売買物確速いもん」を導入することで、日常業務にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。
業務の効率化により、レインズの成約登録といった重要な業務を忘れることなく、確実に実行できる環境を整えられます。
不動産業務の効率化をお考えの方は、ぜひ(株)iimonの「速いもんシリーズ」の導入をご検討ください。

iimon 編集部