若者がスマホを上にスワイプする動作で「TikTokを見ているのかな?」と思うことがありますよね。
実際、TikTokは10代・20代に人気のSNS。
不動産会社としては、若者向けの集客ツールとして活用できるか気になるところです。
そこでこの記事では、
- 不動産会社がTikTokを活用する5つのメリット
- 不動産会社が「バズる」TikTok動画を作る5つのコツ
- 4つの成功事例
について、詳しく解説していきます。
ただTikTokで集客するだけでは、不動産ビジネスに成功したとはいえません。
記事の最後には、TikTokで獲得した反響を、効率よく成約につなげられるツールもご紹介。
最後まで読めば、TikTokを活用した不動産集客と売上アップのノウハウが得られますよ。
目次
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TikTokとは?
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不動産会社がTikTokを活用する6つのメリット
メリット1.テンポよく動画で効率的に物件紹介できる
メリット2.若年層にアプローチできる
メリット3.広告費がかからない
メリット4.非フォロワーにも投稿を表示できる
メリット5.コメントでコミュニケーションがとれる
メリット6.成約率の向上が期待できる
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不動産会社がTikTokを活用する3つのデメリット
デメリット1:時間・労力がかかる
デメリット2:自社イメージへ悪影響をおよぼす可能性
デメリット3:若年層以外にはアプローチしにくい
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不動産会社が「バズる」TikTok動画を作る5つのコツ
コツ1.長く提供できる動画で自社のファンを増やす
コツ2.プロフィール欄を充実させる
コツ3.動画は短くする
コツ4.物件紹介のサムネイル画像には物件情報を記載
コツ5.音楽やナレーションでも印象づける
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【4つの成功事例】不動産業界のTikTok人気アカウントを紹介
成功事例1.スタイリー不動産
成功事例2.ノアの賃貸
成功事例3.LAKIA不動産
成功事例4.スモアル不動産
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不動産のTikTok活用成功は集客のあとがカギ!成約につながるツールとは
◆入力速いもん
◆変換速いもん
【導入事例】物件入力スピード3倍・生産性2倍にアップ!開業間もない時期の強力バックアップに
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まとめ
TikTokとは?
TikTokには以下のような特徴があります。
- 中国のバイトダンス社が提供する動画SNS
- 最大3分の動画を投稿できるスマホ向けアプリ
- 10~20代の約50~70%に支持されるSNS(※1)
- 「おすすめ」機能でユーザーの検索結果に合う動画を表示できる
- 好みのジャンル以外も表示され、飽きずに長時間視聴できる
PC版もありますが、スマホで視聴する場合がほとんどです。(※2)
その人気ぶりは、オリジナル動画を投稿するTikToker(ティックトッカー)という方もいるほど。
不動産会社がTikTokについて抑えておきたいポイントは、若年層に人気で、非フォロワーにも自動的に動画が表示されることです。
(※1)出典:総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」調査結果概要
(※2)出典:総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」アンケート調査集計表
不動産会社がTikTokを活用する6つのメリット
ここからは、不動産会社がTikTokを活用することで得られるメリットを詳しく解説していきます。
メリット1.テンポよく動画で効率的に物件紹介できる
テンポがよい動画やノリのよい動画だと、ついつい見続けてしまうもの。
長くても数分程度で終わる動画を次々と再生できるTikTokなら、物件を効率的に紹介できます。
メリット2.若年層にアプローチできる
TikTokは、10代20代によく利用されるSNS。
総務省の調査によると、10代では70.0%、20代では52.1%と高い利用率がうかがえます。(※3)
TikTokは若年層への訴求力が期待できると言えるでしょう。
逆に「30代以上のユーザーをターゲットにしている」という人は、ほかのSNSを活用したアプローチも検討しましょう。
以下の記事では、
- X(旧Twitter)
- YouTube
といったSNSの運用法を解説しています。
自社のターゲット層にあわせた集客がしたい人は、必見の内容です。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-sns
(※3)出典:総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」調査結果概要
メリット3.広告費がかからない
TikTokをビジネスで使う場合は、ビジネスアカウントを利用します。
ビジネスアカウントは無料で利用可能です。
▼撮影
▼編集
▼投稿
の流れを自社で完結するなら、すべて無料で利用できます。
メリット4.非フォロワーにも投稿を表示できる
TikTokには、企業のアカウントをフォローしていないユーザーにも、自社の投稿を表示する「おすすめ機能」があります。
人につい見せたくなるような魅力的な動画が作れれば、自社のことをまったく知らないユーザーへも訴求することが可能です。
メリット5.コメントでコミュニケーションがとれる
TikTokのコメント機能は、誰もがその投稿についてコメントできる機能です。
「こんな物件が見たい」
「物件をもっと詳しく知りたい」
など、見ている方とコメントを通じてコミュニケーションできますよ。
メリット6.成約率の向上が期待できる
不動産会社は、物件の成約率を上げて売り上げを伸ばすのが最重要事項。
不動産会社がTikTokを活用すると、成約率の向上が期待できます。
その裏付けとして、10〜50代のTikTokユーザーを対象に行った調査があげられます。
同調査の結果によると「TikTokがきっかけで商品・サービスを購入した経験はあるか」と質問したところ、216人のうち、163人(63%)が「ある」と回答しています(※4)。
さらに、そのなかで住居・不動産サービスに焦点をあてると「13人」が購入経験があると回答していたのです(※5)。
この調査結果を見ると、不動産会社がTikTokを運用する価値があるといえるでしょう。
出典:(※4,5)PR TIMES「【調査結果】TikTokユーザーの63%はアプリがきっかけで商品の購入経験あり!不動産などの高額商品を購入する人も!」株式会社Utakata
不動産会社がTikTokを活用する3つのデメリット
不動産会社がTikTokを活用するメリットはさまざまありますが、デメリットも存在します。
- 時間・労力がかかる
- 自社イメージへ悪影響をおよぼす可能性
- 若年層以外にはアプローチしにくい
デメリットも把握し、TikTok活用の際の参考にしましょう。
順番に解説していきます。
デメリット1:時間・労力がかかる
TikTokの運用には多くの時間と労力が必要です。
なぜなら、効果のあるコンテンツを作成するには、
- トレンドの把握
- 企画立案
- 撮影・編集
など、一連のさまざまな作業が欠かせないからです。
とくに不動産業界では、物件の特徴や魅力を短時間で伝えるための工夫が求められ、発想力も必要になります。
またTikTokのアルゴリズム的な側面から見ると、頻繁な投稿が効果的であるため、継続的なコンテンツ制作も必要なのです。
上記のような現状から、小規模な不動産会社にとっては大きな負担となるでしょう。
デメリット2:自社イメージへ悪影響をおよぼす可能性
TikTokはほかのSNSと比較すると、カジュアルな動画プラットフォームです。
そのため、不動産会社にとって重要な、
- 信頼性
- 安心感
といったイメージと逆行する可能性があります。
たとえば、トレンドに乗った「面白動画」を意識しすぎると、不動産取引というユーザーにとって大きな決断を扱う企業として、品位が損なわれるリスクも。
またTikTokに限った話ではありませんが、
- コメント欄での誹謗中傷
- 不適切なリアクション
によって、企業イメージが思わぬ形で傷つくリスクもあるのです。
さらに、若年層向けプラットフォームでの活動が、中高年層の顧客からは「軽い」「不真面目」という印象を与える可能性もあります。
デメリット3:若年層以外にはアプローチしにくい
メリットの部分で説明したとおり、TikTokの主要ユーザー層は10〜20代が中心です。
総務省の調査によると、10~20代のTikTok利用率は約50~70%と高くなっていますが、30~60代の利用率は約10~30%と、年代があがるほど低くなります。(※6)
そのため、大きな売上を期待できる「30代以上」とはターゲットの年齢層がずれてしまうのです。
多大な労力をかけてコンテンツを制作しても、大きな売上につながらない可能性もあります。
また10〜20代向けのコンテンツ作りに集中しすぎると、自社が本当にアプローチすべき層へのスタミナが分散してしまうことにも注意が必要です。
(※6)出典:総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」調査結果概要
不動産会社が「バズる」TikTok動画を作る5つのコツ
ここからは不動産会社がTikTokで「バズる」動画を作るコツを見ていきましょう。
コツ1.長く提供できる動画で自社のファンを増やす
物件紹介動画などにとどまらず、
- オンライン内見を実施している
- おすすめ防犯策
- 社長の1日に密着取材
などの長期に楽しめる内容も充実させるのがバズるコツ。
自社のファンを増やすことで、潜在的なユーザーを獲得し、将来の来店につなげられます。
コツ2.プロフィール欄を充実させる
TikTokで紹介した内容に興味を持ってくれたお客様が不動産会社に連絡がとれるように、プロフィール欄に連絡先を明記しましょう。
LINE(公式アカウントの友だち追加)など、手軽に連絡できる方法を記載するのもおすすめです。
コツ3.動画は短くする
途中で離脱を避けるため、動画は短く、わかりやすくするのがコツ。
人気の動画は、30秒〜1分以内の短いものが多いです。
物件紹介の場合、物件のすべての情報を伝えるというより、借りたい方が重視する以下のようなポイントを盛り込めればOK。
興味を持ってもらうことを目標に短い動画を作りましょう。
- 最寄駅
- 平米数
- 家賃
- 外観
- 間取り
- アピールポイントのまとめ
コツ4.物件紹介のサムネイル画像には物件情報を記載
サムネイル画像とは、動画の表紙の画像のこと。
パッと見たときに「見たい!」と思わせる画像を作れると、動画の視聴に繋がります。
物件紹介動画の場合、コツ3で解説した動画の中に記載した内容と重複しますが、
- 最寄駅
- 平米数
- 家賃
などが記載してあると、興味を引きやすいでしょう。
コツ5.音楽やナレーションでも印象づける
テンポのよい音楽やナレーションで、楽しい・カジュアルなどの独自性のある動画にすると会社のアカウントを印象付けられます。
TikTok内で流行っている音楽を取り入れるなどの工夫で、視聴者に親近感を出しつつ物件の魅力を伝えることも可能です。
【4つの成功事例】不動産業界のTikTok人気アカウントを紹介
ここからは不動産業界のTikTok人気アカウントについて、どのような工夫を凝らしているかに注目しながら紹介していきます。
まだまだ成長中のアカウントも多く、過去の動画からのクオリティアップという側面もぜひ参考にしてください。
成功事例1.スタイリー不動産
「@オシャレなお部屋紹介」のプロフィールのとおり、オシャレ物件に特化して紹介しているのがスタイリー不動産です。
・TikTokアカウント:スタイリー不動産@stylee.estate
・フォロワー数:6,657(2024年3月現在)
以下のように、女性向けのオシャレな物件紹介動画作りで参考になりますよ。
- 20秒前後の短い動画中心
- 間取りは透明度の高い画像で左上定位置に配置
- 「QRコードでLINEの友だちを追加」できる
- 物件の魅力をサムネイルにまとめ
成功事例2.ノアの賃貸
元キャバ嬢の方が運営しており、水商売向けなどの独自目線で物件を紹介しています。
・TikTokアカウント:ノアの賃貸@noanochintai
・フォロワー数:49,400人(2024年3月現在)
以下のように、扱う地域と職業を絞ったユーザー向けコンテンツの作り方が上手い点が参考になります。
- 60秒以内の動画中心
- 音が気になりにくいオリジナル楽曲-ノアの賃貸を使用
- 「QRコードでLINEの友だちを追加」できる
- 「ぼったくり物件を見抜く方法」などのお役立ちコンテンツあり
成功事例3.LAKIA不動産
TikTokで集客に成功したといえば、外せないのがLAKIA不動産。
会社総出でTikTokに取り組み中で、アカウントを店舗ごとに設けて地域密着の物件情報を紹介しています。
以下は大阪梅田店の情報です。
・TikTokアカウント:LAKIA不動産 大阪梅田店@lakia.umeda
・フォロワー数:123,300人(2024年3月現在)
従業員顔出しで親しみやすく、クスッと笑ってしまうような面白みのある動画作りの参考になります。
- 従業員が顔を出している
- コミカルな動きで視聴者が楽しめる
- 60秒以内の動画中心
- 音楽は流行りのものなどさまざま
- コメント欄が賑やか(外国の方のコメントもあり)
成功事例4.スモアル不動産
スモアル不動産は、SNS総フォロワー数約10万人越えの代表が在籍している不動産会社。
もともと、女性客が7割を占めるなど女性客をターゲットとしていることもあり、イケメンが説明するなど、女性客が好む動画作りが得意です。
・TikTokアカウント:スモアル 日本一の賃貸屋さんはここ@uumor_mainstore
・フォロワー数:78,900人(2024年3月現在)
魅力的な従業員を武器にするなど、会社のファンを作るための動画作りの参考になります。
物件紹介以外で魅力的なコンテンツを作りたい場合にも、役立ててくださいね。
- 60秒程度の動画中心
- アカウントのファンになれる内容が豊富
- 物件紹介は少ない
- LINEから問い合わせできる
不動産のTikTok活用成功は集客のあとがカギ!成約につながるツールとは
TikTok経由で得た顧客についても、ほかの集客経路と同様、紹介した物件以外の物件を契約することも多いです。
だからこそ、紹介できる魅力的な物件を準備しておくことが重要です。
そこでおすすめしたいツールが(株)iimonの「速いもんシリーズ」。
不動産集客で得た顧客を逃さないために役立つ機能が揃っています。
◆入力速いもん
物件入力を助けるツールが「入力速いもん」。
最短2クリックで会社間流通サイトなどからデータを保存し、コンバーターに物件情報を入力できるようになります。
◆変換速いもん
TikTokで問い合わせがあった物件以外にも、提案するときに必要なのが物件情報をまとめたデータ。
「変換速いもん」を使うと、会社間流通サイトの物件詳細ページから1クリックで物件情報をPDF化&URL化ができるようになります。
できあがったURLを貼り付けて送るだけで、簡単に物件提案ができるようになる便利なツールです。
導入するだけで、物件提案業務を大幅に効率化できますよ。
【導入事例】物件入力スピード3倍・生産性2倍にアップ!開業間もない時期の強力バックアップに
「入力速いもん」と「変換速いもん」を利用した結果、以下のような効果が得られたそうです。
- 入力業務のスピードが3倍にアップ
- 追客業務の生産性が2倍にアップ
開業して間もない時期に2つの速いもんシリーズを導入したことを「英断だった」と自負されています。
操作性もよく、追客の効率が悪い課題も解決でき、「もっと早く知りたかった」と思うほど惚れ込んでいただきました。
これから新規開業する、または開業間もない不動産会社の方は、ぜひ参考にしてください。
まとめ
TikTokは、若年層の集客を考えている不動産会社に、ぜひおすすめしたい集客ツールです。
無料でアカウント作成ができたり、コメント欄のやりとりもできたりと、ビジネスに活用しやすい仕組みが整っています。
迷っているなら導入する価値がありますよ。
TikTokで動画をバズらせるには、
- おすすめ防犯策や社長密着など、長期的に楽しめる内容にする
- プロフィール欄を充実する
- 短い動画にする
- サムネイルはわかりやすくする
などを意識するのがコツです。
さらに重要なポイントは、TikTokで獲得した反響を、効率よく成約につなげること。
物件入力も追客もサクサクできる「速いもんシリーズ」で反響を成約に変え、不動産ビジネスで成功を勝ちとりましょう。
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iimon 編集部