【不動産会社必見】仲介の課題と将来性!事業拡大に役立つ便利ツールも紹介

更新日:2025.07.27

業務効率化

Cover Image for 【不動産会社必見】仲介の課題と将来性!事業拡大に役立つ便利ツールも紹介

不動産仲介を行う不動産会社にとって、事業の将来性は大きな関心事ではないでしょうか。

少子高齢化や空き家問題などの影響により、不動産業界の環境は今後大きく変化していくと考えられます。

不動産仲介の課題と将来性を理解し、早めに対策を講じることで、売上を拡大できるでしょう。

この記事では、

  • 不動産仲介業の現状や課題
  • 不動産仲介の将来性と生き抜くためのポイント
  • 不動産業務を効率化できる便利ツール

について詳しく解説します。

この記事を最後まで読むと、不動産仲介の現状と課題を把握し、将来を見越した事業戦略が立てられますよ

なお、不動産の新しいビジネスモデルについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

https://iimon.co.jp/column/real-estate-new-business-model

不動産仲介業の現状

調査2

まずは、不動産仲介業の現状について、以下の点から解説します。

  • 不動産業界の売上
  • 不動産仲介の取引件数
  • 不動産会社の数の推移

それぞれ詳しく見ていきましょう。

不動産業界の売上

不動産業界の売上は、直近5年間で見ると市場規模が拡大しています。

財務省の年次別法人企業統計調査によると、不動産業の売上高の推移は以下のとおりです。

年度

売上高(兆円)

2019年度

45兆3,835億円

2020年度

44兆3,182億円

2021年度

48兆5,822億円

2022年度

46兆2,682億円

2023年度

56兆4,539億円

出典:財務省|年次別法人企業統計調査(令和5年度)

2023年度は2019年度と比較して約11兆円増加しています。

コロナ禍においても不動産業界の売上は堅調に推移しており、不動産市場の底堅さを示しています。

不動産仲介の取引件数

次に、不動産仲介の取引件数を見ていきましょう。

日経COMPASSの調査(2025年7月調査)によると、売買仲介の取引件数は、住宅だけで年間60万件程度と推計されています。

賃貸仲介は年間200万件以上の取引が推定されており、売買仲介を大きく上回る規模となっています。

参考;日経COMPASS|不動産仲介業界 市場規模・動向や企業情報

不動産会社の数の推移

国土交通省の調査によると、直近5年間の不動産会社の数(宅建事業者数)の推移は以下のとおりです。

年度

宅建事業者数

2019年度

125,638

2020年度

127,215

2021年度

128,597

2022年度

129,604

2023年度

130,583

不動産会社の数は、直近10年連続で増加しています。

宅地建物取引士の2023年度の新規登録者数は29,734人で、総登録者数は1,183,307人となっています。

不動産会社の継続的な増加は、不動産業界への新規参入が活発であることを示しており、競争の激化も予想されるでしょう。

出典:国土交通省|令和5年度宅地建物取引業法の施行状況調査結果について

不動産仲介業の課題

リスト

ここでは、不動産仲介業が直面している主な課題について、以下の順に解説します。

  • 少子高齢化による人口減少
  • 空き家や老朽化の問題
  • アナログな不動産業務

それぞれ詳しく見ていきましょう。

少子高齢化による人口減少

厚生労働省によると、日本の人口は減少しており、2070年には9,000万人を下回り、高齢化は39%の水準になることが推計されています。

また、国土交通省の「建築着工統計調査報告」によると、2024年度の持ち家新築住宅着工数は223,167戸と3年ぶりに増加したものの、依然として減少傾向が続いています。

今後、少子高齢化がさらに進むことで、住宅のメイン購入層である30〜40代の人口が減少し、住宅市場の規模が縮小していくことが予測されるでしょう。

また、既存の住宅ストックも余剰となる可能性が高まっています。

一方、バリアフリーなど高齢者に配慮した住宅のニーズが高まっており、新たな市場機会も生まれています。

出典1:厚生労働省|我が国の人口について

出典2:国土交通省|建築着工統計調査報告

空き家や老朽化の問題

総務省の調査によると、空き家数は2023年度で900万戸と過去最多を記録し、2018年からは51万戸の増加です。

空き家率も13.8%と過去最高の水準に達しており、地域によっては深刻な社会問題となっています。

老朽化した住宅の増加も課題となっており、適切な管理や活用方法が求められています。

出典:総務省|令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果

アナログな不動産業務

不動産業界には、電話での物件確認やFAXによる物件資料の送付など、アナログ文化が今なお残っています

非効率な業務が多く残っているため、早急にデジタル化が求められます。

とくに物件情報の共有や顧客管理などの分野では、ITツールの活用により大幅な効率化が期待できるでしょう。

不動産仲介の将来性と生き抜くためのポイント

調査3

ここでは、不動産仲介の将来性と、生き抜くためのポイントを以下の観点から解説します。

  • 住宅のリフォーム・リノベーション市場を狙う
  • 高齢者向け住宅の需要増加を狙う
  • デジタル化や業務効率化ツールを導入する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

住宅のリフォーム・リノベーション市場を狙う

リフォーム産業新聞の調査によると、2023年のリフォーム市場規模は約6.2兆円で、2020年よりも0.7兆円増加しています。

新築住宅の需要が減少するなか、「中古住宅+リノベーション(リフォーム)」の需要は今後さらに高まるでしょう。

既存住宅の価値を高める買取再販のニーズも高まっており、新たな収益源として注目されています。

不動産仲介会社にとって、リフォーム・リノベーション事業との連携は重要な戦略の1つとなるでしょう。

出典:リフォーム産業新聞|リフォーム業界の市場規模は?2025年最新動向や将来性を解説

高齢者向け住宅の需要増加を狙う

65歳以上の高齢者人口は今後増え続けていくため、高齢者向け住宅の需要拡大が見込まれます。

バリアフリー設計の住宅や、医療機関に近い立地の物件などに対するニーズが高まっていくでしょう。

医療機関からのサービスも提供される高齢者向けの住宅や、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などを取り扱うのも1つの方法です。

高齢者の住み替えニーズに対応できる専門性を身につけることで、競合他社との差別化を図れるでしょう。

デジタル化や業務効率化ツールを導入する

アナログ文化が残っている不動産業務において、オンライン内見や重要事項説明のオンライン化、電子契約などを積極的に活用することで、顧客の利便性向上と業務効率化を同時に実現できます。

これらの取り組みにより、事務作業の負担や顧客の手間を軽減することが可能です。

物件登録や顧客管理、営業分析などの分野でITツールを活用することで、限られた人員でもより多くの顧客対応が可能になります。

不動産仲介の効率化を図るには「速いもんシリーズ」がおすすめ!

iimon

不動産仲介業務の効率化を図るには、ITツールの導入が効果的です。

(株)iimonの「速いもんシリーズ」は、不動産業務の効率化・生産性向上に特化した実用的なサービスです。

以下の9つのサービスを提供しており、不動産仲介のさまざまな業務で効率化を図れます。

サービス名

特徴

入力速いもん

不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化

物出速いもん

賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化

分析速いもん

ライバル会社の掲載状況を自動分析

変換速いもん

物件情報を1クリックでPDF・URL化

物元速いもん

賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定

物確速いもん

賃貸物件の募集状況をまとめて確認

検索速いもん

1サイトで複数サイトの物件検索が可能

見積速いもん

見積書をワンクリックで瞬時に作成

判定速いもん

入力間違い╱他社募集╱条件判定を1クリックで判定

たとえば、「入力速いもん」は、面倒な物件情報の入力作業をわずか2クリックで完了できます

物確速いもん」を導入すれば、最新の空室状況をまとめて把握できるため、管理会社へ電話確認する手間がかかりません。

必要なツールだけを選んで導入できるため、無駄なコストをかけずに業務効率化を実現できます。

さらに、これから開業を予定している方に向けて「開業パック」も用意されており、最短で即日導入が可能なため、スムーズに事業を開始できます。

まとめ

不動産仲介業界は、少子高齢化や空き家問題、デジタル化の遅れなど多くの課題を抱えています。

しかし、リフォーム・リノベーション市場や高齢者向け住宅の需要拡大など、新たなビジネスチャンスも存在します。

将来性を見据えた事業展開を行うためには、デジタル化による業務効率化が不可欠です。

(株)iimonの「速いもんシリーズ」は、不動産仲介業務の効率化を強力にサポートし、限られたリソースでも競争力を向上させることが可能です。

業界の変化に対応し、持続的な成長を実現するために、(株)iimonの「速いもんシリーズ」の導入をぜひご検討ください。

authorこの記事を書いた人
iimon 編集部

iimon 編集部