「VR内見を自社に導入するか迷う」「デメリットも知っておきたい」と考えていませんか。
そもそもVR(Virtual Reality)内見とは、3D技術や360度カメラなどで撮影した画像をもとに実際の物件を仮想空間に作り出し、自宅にいてもVRゴーグルなどを用いて内見を行えるシステムです。
便利なシステムですが、デメリットもあります。
そこで、この記事では以下の内容を解説していきます。
- VR内見は注目度が高まっている
- VR内見のメリット・デメリット
- VR内見サービス導入の支援企業
この記事を読むと、自社にVR内見を導入するか判断でき、業務効率化を進める方法もわかるようになりますよ。
目次
VR内見は注目度が高まっている
不動産業におけるVR内見の需要は高まっているといえます。
株式会社スペースリーが賃貸の探しの経験がある10代〜50代を対象に行った調査によると「45%」の人が、VR内見を経験したことがあると回答しているからです(※1)。
さらに10代〜20代の男性に限っては、22.2%(5人に1人以上)がオンラインで賃貸選びを完結することを希望しているとの結果も(※2)。
上記の調査からVR内見が重宝されている事実がわかります。
(※1,2)出典:PR TIMES|株式会社スペースリー「VRクラウドのスペースリー「賃貸お部屋探し全国消費者調査レポート」発表」2020年9月7日
VR内見のメリット・デメリット
VR内見には業務効率化が図れるなどのメリットもありますが、デメリットも存在します。
具体的なメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | ・業務効率アップ ・コスト削減 ・集客力アップ |
デメリット | ・成約率ダウンの可能性 ・顧客満足度低下の可能性 |
順番に解説していきます。
メリット1:業務効率アップ
とくに営業担当者の業務が効率的になるでしょう。
従来の内見方法では、1日に案内できる物件数は限られていました。
しかしVRを使えば、自分は事務所などで仕事をしながらもユーザーに自動で内見をしてもらえるため、時間がとられないのです。
また移動時間がなくなる点も、業務効率化できる理由のひとつです。
VR内見後に、ユーザーから「実際の物件を見たい」との希望があった場合でも、一度VR内見しておおよその雰囲気はつかんでいるため、成約までの時間短縮も期待できます。
メリット2:コスト削減
VR内見の導入の際は費用がかかりますが、長い目で見るとコスト削減効果があるといえるでしょう。
通常の内見では現場までの交通費や光熱費など、さまざまなコストが発生していました。
しかしVR内見では、これらのコストがかからないのです。
またVR内見で使用するコンテンツは、物件の内装や外観に変化がない限り、一度作成すれば何度でも使用できます。
そのため、長期的に費用対効果が高くなります。
メリット3:集客力アップ
VR内見は先進的な技術を活用したサービスとして注目を集めやすいため、とくに若年層や最新技術に敏感なユーザーの興味を引きやすいです。
また遠方から引っ越しする人や、多忙で内見時間を確保しづらい人にとってVR内見は便利なため、集客力アップにつながるのです。
さらに現場による内見でアプローチがむずしかったユーザーにもアプローチできるため、潜在的な顧客層の拡大も期待できます。
しかもVR内見は物件探しで手軽に利用できるため、より多くのユーザーを集客できるようになるでしょう。
デメリット1:成約率ダウンの可能性
VR内見の導入によって、成約率が落ちる可能性が考えられます。
不動産仲介業務の効率化が図れる一方で、ユーザーとのコミュニケーションの機会が減少するためです。
通常の内見では物件を一緒に見て回りながら、顧客の反応を直接観察したり、その場で質問に答えたりすることで、関係性の構築ができます。
しかし、VR内見では直接話す機会が失われるため、信頼を得にくく成約率が落ちてしまうリスクがあるのです。
デメリット2:顧客満足度低下の可能性
VR内見の技術が進歩しても、仮想空間と実際の物件の間には差が生じます。
たとえば、匂いや質感、周囲の環境(騒音や日の当たり具合)といった感覚的な要素は、VR内見では完全に再現できません。
ユーザーがVR内見で良いと感じた物件が、実際に訪れてみると期待はずれだったというケースが発生する可能性があるのです。
このような期待と現実のギャップは、ユーザーの不満や信頼度の低下につながるリスクがあります。
VR内見サービス提供企業例を紹介|「ナーブ株式会社」
VR内見サービスの導入を支援してくれる企業例を紹介します。
ここでは厚生労働省の国土交通白書でも取り上げられている、VR内見サービス提供企業例である「ナーブ株式会社」を見ていきましょう(※3)。
ナーブ株式会社は、賃貸管理・仲介会社向けに以下のようなサービスを展開しています。
サービスの種類 | 詳細 |
・店舗へ来店したユーザーをVRで接客 ・退去前物件の案内も可能 ・空室対策や反響、来店率の向上が期待 | |
・ユーザーとオンラインで会話しながら自宅でVR内見を体験してもらえる ・ユーザーの自宅までVRゴーグルを届ける | |
・インターネット上に自社の店舗を作成 ・パノラマ画像を操作して内見可能 ・来店客数増加が期待できる |
サービスの体験もできるため、イメージが湧かない人はリンク先から確認してみましょう。
(※3)出典:厚生労働省「令和元年版国土交通白書 インタビュー(ナーブ(株))」
VR内見以外で業務効率化するなら「速いもんシリーズ」
「VR内見はたしかに革新的だけど、うちの顧客層には合わないかも」
「もっと日々の業務を楽にする方法はないのだろうか...」
と考える人もいるのではないでしょうか。
そのような人には(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」がおすすめです。
速いもんシリーズとは、不動産業における業務を簡単に効率化してくれる便利なツールで、以下8種類で展開されています。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 |
たとえば「入力速いもん」は、手間がかかる不動産ポータルサイトへの物件登録作業を、たった「2クリック」で終わらせる便利なツールです。
具体的には、
- 業者間流通サイトの情報を「1クリック」で保存
- 物件入力画面で「1クリック」で反映
といったように入力作業の無駄をなくして、すぐに登録完了です。
「入力速いもんの実力」を、下の動画でもわかりやすく解説しているため、せひ確認してみてください。
【導入事例】「入力速いもん」で物件入力時間は半分に!
ここからは、実際に「入力速いもん」を導入した企業の事例を紹介していきます。
「桜総合管理株式会社 ハウスメイトネットワーク高幡不動店」では、業務効率において以下の課題がありました。
- 物件入力作業に手間と時間がかかっている
- 入力作業が他業務の足を引っ張っている状況
- 新人の入力内容チェックに時間がかかる
しかし入力速いもんの導入によって、以下のように業務効率の課題を解消できたのです。
- 入力業務が半分に減り、他業務に時間を費やせるようになった!
- 掲載枠数を無駄にせず上限まで掲載できるように!
- 新人の入力内容チェックが数か所で済むようになった!
まとめ
VR内見とは、実際の物件をオンライン上でも現場にいるかのように体験できる技術です。
賃貸のお部屋探しの経験がある人の約半数は、VR内見を体験したことがあり、需要も高まっています。
VR内見にはメリットはもちろん、デメリットも存在します。
メリット | ・業務効率アップ ・コスト削減 ・集客力アップ |
デメリット | ・成約率ダウンの可能性 ・顧客満足度低下の可能性 |
VR内見は、とくに営業担当者の業務効率化に適しています。
VR内見以外で、日常業務を効率化したい人には(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」がおすすめです。
とくに「入力速いもん」は、負荷のかかる不動産ポータルサイトへの物件登録作業を大幅に短縮できる便利なツール。
業務効率を上げて売り上げを伸ばしたいという人は、ぜひ検討してみてくださいね。
iimon 編集部