「無料で使える不動産顧客管理ソフトを探している」
「でも、どれを選べばいいかわからない」
「機能やセキュリティ面も心配…」
と感じている人も多いのではないでしょうか。
無料ソフトには、それぞれ特徴や注意すべきポイントがあるため、選び方に迷うのは当然です。
そこでこの記事では、おもに以下の内容を解説していきます。
- 無料で使える不動産顧客管理ソフト3選
- ソフト選びでおさえておきたい3つの確認ポイント
- 顧客管理ソフトと相性のよいツール
この記事を読むと、コストを抑えつつ、業務効率化を図れるヒントを得られますよ。
目次
無料で使える不動産顧客管理ソフト3選

無料で使える不動産顧客管理ソフトとして、以下の3つがあげられます。
ソフト名 | おもな特長 |
・顧客・物件・請求データ一元管理 ・自動通知・ワークフロー機能で業務効率化 | |
・シンプル画面設計 ・ノート単位で情報管理、フォルダ・タスク機能あり | |
・高度なカスタマイズ性 ・Excel感覚で管理可能 |
それぞれ順番に見ていきましょう。
ソフト1:HubSpot CRM
HubSpot CRMは、顧客情報や物件情報、請求データなどをまとめて管理できるクラウド型の顧客管理ソフトです。
不動産仲介の現場では、入居希望者の問い合わせ対応から契約手続き、更新管理まで多岐にわたる業務が発生します。
しかしHubSpot CRMを活用すれば、通知機能やワークフロー機能を使って、これらの業務を自動化し、進捗の見落としを防げます。
たとえば、問い合わせがあったときに自動で担当者に連絡したり、契約更新時期が近づいたら自動で顧客に案内メールの送信が可能です。
またスマホからもアクセスできるため、外出先でも顧客情報の確認や対応がスムーズに行えます。
無料版でも顧客管理に必要な機能がほとんど揃っており、導入や運用のコストを抑えたい不動産会社にとって使い勝手のよい選択肢だといえるでしょう。
参考:HubSpot(ハブスポット)「無料のCRMツールで顧客管理を効率化」
ソフト2:Stock
Stockは、誰でも直感的に使えるシンプルな画面設計が特徴のクラウド型顧客管理ソフトです。
情報は「ノート」と呼ばれる単位でまとめて保存でき、画像やファイルも添付できるため、顧客ごとのやり取りや物件情報などをわかりやすく整理できます。
また「フォルダ機能」を使えば、案件や担当者ごとに情報を分類して管理できるため、必要なデータをすぐに見つけられます。
「タスク機能」も備えており、発生した業務を個別に登録して、進捗の管理が可能です。
チャットツールのように情報が流れてしまう心配がなく、いつでも必要な情報にアクセスできる安心感があります。
ITの知識がなくても簡単に使えるため、PC操作が苦手な人や少人数の不動産会社にもおすすめです。
ただし無料プランであると、ノートを作れる数や容量に制限があるため、注意が必要です。
参考:株式会社Stock「チームの情報を、最も簡単に管理できるツール」
ソフト3:Fullfree
Fullfreeは、顧客管理の項目や画面レイアウトを自由に設定できる高いカスタマイズ性が魅力の顧客管理ソフトです。
Excelのような表形式でデータを管理でき、計算式も使えるため、既存のExcel業務からの移行がスムーズに行えます。
顧客ごとの契約履歴や注文履歴をリンクして管理できるほか、請求書や見積書、ラベル印刷などの帳票作成も簡単に行える点が特徴です。
無料版でも3,000件までのデータ登録が可能で、クラウド対応により最大5台のPCで同時に利用できます(※1)。
電話対応時に顧客情報を即座に確認できるCTI連携機能もあり、顧客満足度の向上につなげられるでしょう。
自社の業務フローや管理項目に合わせて柔軟に設計できるソフトです。
(※1)出典:Fullfree「価格」
参考:株式会社フリースタイル「顧客管理ソフトなら Fullfree」
▼高機能な有料の顧客管理ソフトも気になる!詳しい記事はこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-customer-management-system
無料で使える不動産顧客管理ソフト選びの3つの確認ポイント

無料で使える不動産顧客管理ソフト選びのポイントとして、以下の3点を確認しておきましょう。
- 必要な機能が備わっているか
- サポート体制が充実しているか
- セキュリティ面で安心できるか
順番に解説していきます。
ポイント1:必要な機能が備わっているか
不動産会社が顧客管理ソフトを選ぶとき、まず自社の業務に必要な機能が無料版でも使えるかをしっかり確認する必要があります。
たとえば、
- 物件情報の一元管理
- 問い合わせ履歴の保存
- 顧客への自動メール送信
など、日々の業務でよく使う機能が揃っていないと、導入しても業務効率は上がりません。
また、無料版は使える機能が制限されている場合が多いため、初めから有料版への移行も視野に入れておくと安心です。
さらに外部の営業支援ツールや、不動産ポータルサイトと連携できるかどうかも見逃せません。
自社の業務フローに合った機能が揃っているかを、デモや無料トライアル期間で実際に試してみるとよいでしょう。
ポイント2:サポート体制が充実しているか
無料で使える顧客管理ソフトは、サポート体制が有料版より弱い場合が多いです。
使い方がわからないときに、すぐに質問できる窓口があるか、またはマニュアルやFAQが充実しているかをチェックしておくと、導入後の不安が減ります。
導入事例やお客様の声を参考に、ほかの不動産会社がどのように活用しているかを知るのも有効です。
サポートが手厚いソフトを選ぶことで、トラブル時にも安心して運用を続けられるでしょう。
ポイント3:セキュリティ面で安心できるか
顧客管理ソフトには、顧客の名前や連絡先、契約内容など大切な個人情報を数多く扱います。
そのため、セキュリティ対策が十分になされているかを事前に確認しておきましょう。
たとえば、データが暗号化されているか、アクセス権限を細かく設定できるかなどがポイントです。
無料版のなかにはセキュリティ面が弱いものもあるため、信頼できる会社が提供しているか、過去に情報漏えいの事例がないかも調べておくと安心です。
安全に顧客情報を守れるソフト選びが、自社の信頼を守ります。
無料の不動産顧客管理ソフトと相性◎「変換速いもん」

無料の顧客管理ソフトは、顧客情報の一元管理や進捗管理など、基本的な機能を手軽に導入できる点が魅力です。
しかし実際の営業現場では「いかに素早く、質の高い物件提案資料を作成し、顧客へ届けるか」が成約率アップのポイントになるでしょう。
そこで効果を発揮するのが(株)iimonが提供している「変換速いもん」です。
変換速いもんは、業者間流通サイトの物件情報をワンクリックでPDFやURLに自動変換し、写真・地図・号室情報まで網羅した高品質の資料を瞬時に生成。
顧客管理ソフトで抽出した見込み客へ、複数物件の情報送信も簡単に実現できます。
手作業による資料作成の手間と時間を大幅に削減できるため、より多くの顧客対応や提案活動に注力できるようになるでしょう。
「無料の不動産顧客管理ソフト×変換速いもん」の組み合わせは、コストを抑えながら業務効率と提案力を両立したい不動産会社にとって役立つツールです。
【導入事例】変換速いもん活用で追客の効率UP!
ここからは、実際に「変換速いもん」を導入した企業の例を見ていきましょう。
不動産業を営む、株式会社ファーストキーは以下のような悩みを抱えていました。
- 顧客からのメールの返信率が上がらない
- 追客の精度がよくない状況だった
- 追客業務の効率が悪く、対応数にも限界を感じていた
しかし変換速いもんの導入で、以下のような成果を上げています。
- 顧客からのメールの返信率UP!
- 効率よく質の高い資料を作成できるように!
- 追客件数が2倍になり、成約率もUP!
まとめ
今回ご紹介した無料で使える不動産顧客管理ソフトは、コストを抑えつつ業務効率化を実現したい不動産会社に適しています。
いずれのソフトも特徴的な機能と使いやすさがあり、自社の規模や業務内容に合ったものを選ぶことで顧客情報の一元管理や業務効率化が進むでしょう。
ソフト選びでは、
- 必要な機能が無料版でどこまで使えるか
- サポート体制やセキュリティに不安がないか
を確認しましょう。
また、これらの顧客管理ソフトと(株)iimonが提供している「変換速いもん」などの業務効率化ツールを組み合わせることで、資料作成や顧客提案力も大幅な向上が期待できます。
無料の顧客管理ソフトをうまく活用して、業務効率と顧客満足度の両立を目指しましょう。

iimon 編集部