【賃貸仲介会社向け】入居申し込み後のキャンセル率は?下げる3つの方法も紹介

更新日:2024.08.22

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「賃貸物件への入居申し込み後キャンセルする人が多い」と感じているが、一般的にどのくらいのキャンセル率なのだろうかと考えていませんか。

東京⼤学空間情報科学研究センターや日本⼤学が行った研究によると、賃貸物件の入居審査通過率は平均で「約83%」といわれています(※1)。

つまり最低でも「約17%」の人は、入居申し込み後に審査落ちでキャンセルとなる計算です。

一方、入居希望者側の理由で、申し込み後にキャンセルとなる確率は「約10%」といわれています(※2)。

申し込み後のキャンセル率が高まると、売上が下がってしまうため、賃貸仲介会社はもちろん、オーナーにとっても大きな課題です。

そこでこの記事では、以下の内容を解説していきます。

  • 賃貸物件の申し込みがキャンセルされる理由
  • 賃貸物件の入居申し込み後のキャンセル率を下げる方法
  • キャンセルに備えて業務効率化する秘策

この記事を読むと、賃貸物件の入居申し込みのキャンセル率を下げられるようになりますよ。

出典:

(※1)東京⼤学空間情報科学研究センター 鈴木 雅智,新井 優太ほか「民間賃貸住宅市場における入居審査と家賃滞納」2020年9月

(※2)株式会社コレック|イエプラコラム「【賃貸】申し込み後のキャンセル率は意外と高い?契約前なら違約金はかからない?」

賃貸物件の申し込みがキャンセルされる3つの理由

賃貸物件の入居審査落ち以外でも、申し込みのキャンセルは発生します。

  • ほかによい物件がみつかった
  • 転勤や通学先の変更
  • 入居条件の見落とし

順番に見ていきましょう。

理由1:ほかによい物件がみつかった

ユーザーは多くの場合、複数の物件を同時に検討しているため、ほかで好条件の物件をみつけてキャンセルするケースがあります。

個人によって理由は異なりますが、たとえば、

  • 家賃がより安い物件がみつかった
  • 最寄り駅がより近い物件がみつかった
  • 周辺施設がより充実している物件がみつかった

などがあげられます。

とくに賃貸物件が多い都心部では、比較検討の結果キャンセルになる場合が多いといえるでしょう。

理由2:転勤や通学先の変更

転勤や通学先の変更も、賃貸物件の入居申し込み後にキャンセルが起こる要因のひとつです。

独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った調査によると、転勤は「30〜40代」に多く見られることが報告されています(※3)。

一方で、若年層においては進学や就職の都合でキャンセルになるケースも考えられます。

出典:(※3)独立行政法人労働政策研究・研修機構「JILPT「企業における転勤の実態に関する調査」調査結果の概要」平成29年6月29日

理由3:入居条件の見落とし

賃貸物件の申し込み後に重要な入居条件を見落としていたため、キャンセルに至るケースもあります。

入居条件に関しても個人によりさまざまですが、以下のような事例があげられます。

  • インターネット回線が引かれていなかった
  • 駐車場が既存入居者で埋まっており使用できない
  • 1年未満の短期契約を希望していたが、最低2年の契約期間が必要だとわかった

入居条件の見落としがないよう、説明漏れを防ぎ、誰でもわかりやすい資料を準備しておく必要があります。

賃貸物件の入居申し込み後のキャンセル率を下げる3つの方法

賃貸仲介会社ができる、入居申し込み後のキャンセル率を下げる方法を3つ紹介します。

  • 賃貸物件を探している理由と現状を確認
  • 入居に必要な料金の明確化
  • 入居時のイメージを膨らませる

順番に解説していきます。

方法1:賃貸物件を探している理由と現状を確認

賃貸物件の入居申し込みを受ける前に、物件を探している理由と現状の確認を行いましょう。

たとえば、結婚によって引っ越しを検討している夫婦の場合、どちらかが物件に対して納得していない様子であれば入居申し込みは受けないほうがよいです。

帰宅後2人きりになった際に、本音で話し合った結果キャンセルになったり、時間が経って考えが変わる可能性があるためです。

ほかにも「転勤の可能性はないのか」「入居時期は間に合うのか」など、勤務先や通学先の現状を確認しておきましょう。

方法2:入居に必要な料金の明確化

入居にかかる費用の勘違いを防ぐためにも、入居にかかる料金は明確にして伝えるようにしましょう。

たとえば、以下のようなポイントをおさえておくとよいでしょう。

  • 初期費用にいくら、月額ではいくら必要か
  • 家賃以外にかかる費用(共益費など)
  • 契約年数の説明
  • 税込・税抜の記載

小さな金額でも正確に丁寧な説明をすると、信頼性も高まり、キャンセル率も下がるでしょう。

方法3:入居時のイメージを膨らませる

内見や資料内で物件の内観を説明する際に、入居したときのイメージをさせることで、キャンセル率を下げられるでしょう。

たとえば、以下のような施策が有効です。

  • 朝は日の当たるバルコニーで朝食を、仕事終わりは広々としたリビングでくつろぎながら、などと生活をイメージさせる説明をする
  • どのような家具を持ってくる予定なのか聞く
  • 収納や家具を置く場所の寸法を記載する

上記のように、入居前と入居後のギャップを埋めてあげると、ユーザーは安心するため、キャンセル率は下げられるでしょう。

賃貸物件の入居申し込みキャンセルに備えるなら「速いもんシリーズ」

前述した方法を実施すれば、賃貸物件の入居申し込みのキャンセル率はある程度下げられるでしょう。

しかし、これらの方法をとっても「キャンセル率0%」にはならないため、売上ダウンに備えた対策は別途考えておく必要があります。

そこで活用したいのが(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」です。

速いもんシリーズとは、不動産業の業務効率化を簡単・便利に推進してくれるツールで、機能によって以下8種類に分けられます。

サービス名

特徴

入力速いもん

不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化

物出速いもん

賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化

分析速いもん

ライバル会社の掲載状況を自動分析

変換速いもん

物件情報を1クリックでPDF・URL化

物元速いもん

賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定

物確速いもん

賃貸物件の募集状況をまとめて確認

検索速いもん

1サイトで複数サイトの物件検索が可能

見積速いもん

見積書をワンクリックで瞬時に作成

なかでも「入力速いもん」は、物件情報入力を「2クリック」で完了できる便利なツールです。

具体的には、

  • 業者間流通サイトの情報を「1クリック」で保存
  • 物件入力画面で「1クリック」で反映

といったように、簡単に物件情報を掲載できます。

不動産ポータルサイトなどへの物件情報掲載が効率化できれば、掲載数が増え、反響アップが期待できます。

手入力にありがちだった家賃や初期費用の誤入力も防げるため、キャンセル率低下にも一役買ってくれるでしょう。

【事例】入力速いもん導入で入力業務が3倍効率的に!

ここからは「入力速いもん」を導入した企業の事例を見ていきましょう。

賃貸仲介業を営む「株式会社チアエステート」は、入力速いもん導入前に、以下の課題を抱えていました。

  • 入力作業に時間がかかって業務が思ったように進まない
  • 入力作業に不慣れな人も多く、なおさら時間がかかっていた

しかし「入力速いもん」の導入によって、以下の成果を得られました。

  • 物件掲載スピードや数が3倍にアップ!
  • 一度のレクチャーで内容が理解できるため、スタッフの教育に時間がかからない!

さらに、掲載数が3倍になるので反響数も3倍が期待できるといった声もいただいています。

出典:(株)iimon お客様の声

まとめ

賃貸物件の入居申し込み後のキャンセルは、賃貸仲介会社にとって売上ダウンの要因になっています。

そこで、賃貸仲介会社がキャンセル率を下げるためにできることとして、以下3点があげられます。

  • 賃貸物件を探している理由と現状を確認
  • 入居に必要な料金の明確化
  • 入居時のイメージを膨らませる

しかし、これらの対策を行ってもキャンセル率を0%にすることはできないでしょう。

そこで活用したいのが(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」。

なかでも「入力速いもん」は、物件入力作業を簡単・便利に効率化できるツールです。

物件情報掲載数が大幅に増加=反響数アップが期待できるのはもちろん。

業務効率化により接客にかけられる時間が増えるため、入居申し込み後のキャンセル率も下げられる可能性があります。

今回紹介した内容を参考に、賃貸物件のキャンセル率を下げる対策を講じつつ、速いもんシリーズも検討してみてくださいね。

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iimon 編集部

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