多くの不動産会社が自社ホームページを運用して集客を行っています。
しかし
「ホームページを上位表示させたい」
「具体的なSEOの方法がわからない」
「SEOをしたいものの、忙しくて作業時間が取れない」
といった疑問や悩みをもっている担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、SEOを行うべきかどうか迷っている方に、不動産会社の集客にもSEOがおすすめな理由、不動産会社が行うべきSEOを解説します。
不動産会社で使いたいキーワードの例や、SEOで意識しておきたいポイントも紹介しています。
これからSEOをはじめようか迷っている方、SEOで効果があがる方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
不動産会社の集客にSEOを行うべき理由
SEOというと、IT業界やWebマーケティングで行う施策というイメージがありますが、そのようなことはありません。
不動産業界もSEOを積極的に行うのがおすすめです。
不動産の場合も、ユーザーは最初にインターネットで知りたい情報を検索します。
そこで、検索結果の上位に自社のホームページが表示されれば、ユーザーが訪問する機会が増えます。
ただし、検索結果の1ページ目に表示されることが重要です。
そこで、SEOを行って1ページ目以内の上位表示を目指すことが大切だといえます。
検索キーワードはなんとなく設定すればよいわけではありません。
とくに不動産会社は大手企業のホームページが上位に表示されやすいため、キーワードもよく考えて工夫する必要があります。
これだけは押さえておきたい!不動産会社が狙うべきキーワード3選
不動産業界が使用すべきキーワードの中で、これだけは押さえておきたい3つの考え方を紹介します。
- エリア名とのかけ合わせ
- 物件を探すときの条件
- 具体的な物件名
まず、この組み合わせを使用して、自社のホームページを上位表示するためのキーワードを考えてみてください。
エリア名とのかけ合わせ
まず、「地域(エリア名)+キーワード」を利用する方法です。
「品川 賃貸」
「品川 一人暮らし」
このように地域(エリア名)にキーワードと、「賃貸」「一人暮らし」など、自社のターゲットとなるユーザーが検索しそうなワードを組み合わせましょう。
地域は都道府県のような広域にすると、大手サイトに勝つのは厳しいため、ある程度の範囲にしぼることもポイントです。
物件を探すときの条件
物件を探しているユーザーは物件探しの条件を入力して検索しています。
たとえば、
「マンション ファミリー向け」
「ペット可能」「おひとりさま 1LDK」
「駅から10分」
など、さまざまなキーワードが出てくるでしょう。
こうした条件のみをキーワードに加えて、「品川 ペット可能」のように、エリア名を組み合わせるのもおすすめです。
自社がニッチなニーズを満たす物件を用意しているなら、その内容をキーワードとすれば、大手企業より上位に掲載される可能性が高まります。
具体的な物件名
「〇×マンションに住みたい」など、すでに具体的な物件を決めているユーザーもいます。
そのため「物件名 家賃」「物件名 間取り」「物件名 価格」といったキーワードを作成するのもおすすめです。
自社のサービス内容にもよりますが、取り扱っている物件についてキーワードを網羅したコンテンツを作成しておきましょう。
たとえば自社で「〇△マンション」の賃貸物件を扱っているならば、物件紹介には設定したキーワードの項目を必ず入れることが重要です。
もし、大手不動産会社のサイトでも同じ物件を扱っている場合は、それを上回る情報量をカバーできれば、上位表示される可能性がアップします。
不動産会社がSEOで対策しておきたい5つのポイント
キーワードに加えて、不動産会社がSEOで対策しておきたいポイントを5つ紹介します。
- 地域(エリア名)を適切な場所に入れる
- 地域(エリア名)に対応したコンテンツを作成する
- ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツを意識する
- ニッチなニーズ向けのキーワードを入れる
- 潜在的なニーズに対するキーワードを入れる
今回は、一般的なSEOではなく、不動産会社が押さえておきたいコツについて解説します。
手間や専門知識が必要となるテクニカルなSEOではなく、比較的取り組みやすい内容をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
地域(エリア名)を適切な場所に入れる
前章で紹介したとおり、不動産業界では地域(エリア名)を入れた検索が多く行われます。
そのため、タイトルや見出しにもこれらの情報を必ず入れるようにすることが重要です。
必ずキーワードを入れておくべき場所は次の3つです。
- タイトル
- 見出し
- ディスクリプション
ページのタイトルは、検索結果に必ず表示されます。
たとえば「品川 一人暮らし」のキーワードであれば、「品川での一人暮らしにおすすめ!1LDKマンション特集」といったようにタイトルをつけてみてください。
見出しにもキーワードをちりばめて使用します。すべての見出しにキーワードを入れ込むと不自然なため、自然に入れるようにしましょう。
ディスクリプションは、検索結果のタイトルのすぐ下に表示される説明文のことです。
たとえば、「このページでは品川駅周辺で一人暮らしにおすすめの1LDKのマンションを紹介しています」のようにページの説明を記載することをいいます。
ホームページの作成方法や入力によってディスクリプションの入れ方が異なるため、ホームページを管理している担当者に記載方法を確認してみてください。
なお、ホームページ作成でよく利用されるWordPressでは、「meta description」として記載欄が用意されています。
地域(エリア名)に対応したコンテンツを作成する
キーワードに「地域(エリア名)+キーワード」を設定した場合は、対応するコンテンツをしっかり作成することが大切です。
さきほど紹介した「品川 一人暮らし」のキーワードなら、「品川エリア一人暮らし向きワンルームマンション特集」のようなページが上位表示されやすくなります。
実際に、狙うキーワードで検索してみて、どのようなタイプの記事が評価されているかを確認しておきましょう。
「品川で一人暮らしするためのマンションを探している」ユーザーの役に立つとGoogleが判断したページが評価され、上位に表示されます。
この点を意識して自社ホームページのコンテンツを作成しましょう。
ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツを意識する
不動産系の検索をするユーザーの多くは「知りたい」気持ちで検索しています。
そのため、知りたいことの回答になるホームページになるように意識することが大切です。
たとえば、これから引越しを考えている人であれば、次のような「知りたいこと」が挙げられます。
- 新宿の家賃相場はどれくらいか
- 引っ越し時の初期費用はどれくらいか
- 物件を選ぶときは何を重視したらよいか
- 内覧する際のチェックポイントを知りたい
など
たとえば、「新宿駅周辺の家賃相場」といった特集ページを作り、自社のおすすめ物件の紹介などを作成するのもよいでしょう。
「内覧時に使えるチェックポイントリスト」をダウンロードできるようにするのもおすすめです。
ユーザーが満足するコンテンツを提供できれば、「ユーザーのニーズを満たしている」とGoogleに評価され、上位表示をされる可能性が高まります。
ニッチなニーズ向けのキーワードを入れる
不動産関連のキーワードでは、かなりニッチなニーズもあります。
「品川テレワーク賃貸おすすめ」などテレワークに向けの賃貸物件を探しているなど、かなり細かいニーズを拾いあげることも可能です。
もし、特定分野に特化した物件を紹介できるなどがあれば、通常のキーワードに加えてニッチなキーワードを狙ってみてもよいでしょう。
潜在的なニーズに対するキーワードを入れる
エリアとキーワードの組み合わせは、不動産業界では王道のキーワード作成方法です。
さらに慣れてきたら、ユーザーが知りたいと感じているキーワードに加えて、潜在的なニーズを満たすキーワードも設定してみましょう。
たとえば、一人暮らしを対象とした場合、次のようなニーズもあるかもしれません。
- 防犯セキュリティがしっかりしたマンションがよい
- 単身赴任者が多いマンションを探している
- フリーターでも契約しやすいアパート
- コンビニが近くにある物件がよい
このようなニーズをキーワードとして、特集を組んだ記事を作成すれば、競合との差別化も図れます。
まとめ
本記事では、不動産会社が押さえておきたいSEOについて解説しました。
不動産業界のSEOでは、「地域(エリア名)+キーワード」を掛け合わせた複合キーワードを設定するケースが多いです。
ビッグキーワードと呼ばれる「新築マンション」「賃貸アパート」などの検索数が多いキーワードは、競合が強すぎるため避けることをおすすめします。
自社の特徴に合ったキーワードの組み合わせをぜひ、探してみてください。
また、不動産会社が押さえておきたいSEOは次の5つです。
- 地域(エリア名)を適切な場所に入れる
- 地域(エリア名)に対応したコンテンツを作成する
- ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツを意識する
- ニッチなニーズ向けのキーワードを入れる
- 潜在的なニーズに対するキーワードを入れる
設定したキーワードは、適切な場所にしっかりと入れることが大切です。
また、キーワードを入れるだけでなく、キーワードに見合った内容のコンテンツもしっかり用意しておきましょう。
さらに、ニッチ・潜在的ニーズに応えられるキーワードの設定やコンテンツ作りを行い、検索上位を目指すのもおすすめです。
まずは基本的なことをまず押さえて、慣れてきたら少しずつ自社の強みを活かしたキーワード設定やコンテンツ作りに挑戦してみてください。
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iimon 編集部