多くの不動産会社が自社ホームページを運用して集客を行っています。
しかし
「ホームページを上位表示させたい」
「具体的なSEOの方法がわからない」
「SEOをしたいものの、忙しくて作業時間が取れない」
といった疑問や悩みをもっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、SEOを行うべきかどうか迷っている方に、不動産会社の集客にもSEOがおすすめな理由や、不動産会社が行うべきSEOを解説します。
不動産会社で使いたいキーワードの例や、SEOで意識しておきたいポイントも紹介しています。
これからSEOをはじめようか迷っている方、SEOで効果があがる方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- •
不動産会社の集客にSEOを行うべき理由
- •
これだけはおさえるべき!不動産会社がSEOで狙うべきキーワード3選
エリア名とのかけ合わせ
物件を探すときの条件
具体的な物件名
- •
不動産会社がSEOで対策しておきたい5つのポイント
地域(エリア名)を適切な場所に入れる
地域(エリア名)に対応したコンテンツを作成する
ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツを意識する
ニッチなニーズ向けのキーワードを入れる
潜在的なニーズに対するキーワードを入れる
- •
【要確認】不動産会社がSEOを実施する際の2つの注意点
注意点1:掲載情報の信頼性を保つ
注意点2:即効性はない
- •
スピーディに成果をもとめるなら「速いもんシリーズ」
【成功事例】入力速いもん導入で集客を実現
- •
まとめ
不動産会社の集客にSEOを行うべき理由

SEOというと、IT業界やWebマーケティングで行う施策というイメージがありますが、そのようなことはありません。
不動産業界もSEOを積極的に行うのがおすすめです。
不動産の場合も、ユーザーは最初にインターネットで知りたい情報を検索します。
そこで、検索結果の上位に自社のホームページが表示されれば、ユーザーが訪問する機会が増えます。
ただし、検索結果の1ページ目に表示されることが重要です。
そこで、SEOを行って1ページ目以内の上位表示を目指すことが大切だといえます。
検索キーワードはなんとなく設定すればよいわけではありません。
とくに不動産会社は大手企業のホームページが上位に表示されやすいため、キーワードもよく考えて工夫する必要があります。
▼不動産会社のホームページ集客について、詳しい記事はこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-website
これだけはおさえるべき!不動産会社がSEOで狙うべきキーワード3選

不動産業界が使用すべきキーワードの中で、これだけはおさえるべき3つの考え方を紹介します。
- エリア名とのかけ合わせ
- 物件を探すときの条件
- 具体的な物件名
まず、この組み合わせを使用して、自社のホームページを上位表示するためのキーワードを考えてみてください。
エリア名とのかけ合わせ
まず、「地域(エリア名)+キーワード」を利用する方法です。
「品川 賃貸」
「品川 一人暮らし」
このように地域(エリア名)にキーワードと、「賃貸」「一人暮らし」など、自社のターゲットとなるユーザーが検索しそうなワードを組み合わせましょう。
地域は都道府県のような広域にすると、大手サイトに勝つのは厳しいため、ある程度の範囲にしぼることもポイントです。
物件を探すときの条件
物件を探しているユーザーは物件探しの条件を入力して検索しています。
たとえば、
「マンション ファミリー向け」
「ペット可能」
「おひとりさま 1LDK」
「駅から10分」
など、さまざまなキーワードが出てくるでしょう。
こうした条件のみをキーワードに加えて、「品川 ペット可能」のように、エリア名を組み合わせるのもおすすめです。
自社がニッチなニーズを満たす物件を用意しているなら、その内容をキーワードとすれば、大手企業より上位に掲載される可能性が高まります。
具体的な物件名
「〇×マンションに住みたい」など、すでに具体的な物件を決めているユーザーもいます。
そのため「物件名 家賃」「物件名 間取り」「物件名 価格」といったキーワードを作成するのもおすすめです。
自社のサービス内容にもよりますが、取り扱っている物件についてキーワードを網羅したコンテンツを作成しておきましょう。
たとえば自社で「〇△マンション」の賃貸物件を扱っているならば、物件紹介には設定したキーワードの項目を必ず入れることが重要です。
もし、大手不動産会社のサイトでも同じ物件を扱っている場合は、それを上回る情報量をカバーできれば、上位表示される可能性がアップします。
不動産会社がSEOで対策しておきたい5つのポイント

キーワードに加えて、不動産会社がSEOで対策しておきたいポイントを5つ紹介します。
- 地域(エリア名)を適切な場所に入れる
- 地域(エリア名)に対応したコンテンツを作成する
- ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツを意識する
- ニッチなニーズ向けのキーワードを入れる
- 潜在的なニーズに対するキーワードを入れる
今回は、一般的なSEOではなく、不動産会社が押さえておきたいコツについて解説します。
手間や専門知識が必要となるテクニカルなSEOではなく、比較的取り組みやすい内容をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
地域(エリア名)を適切な場所に入れる
前章で紹介したとおり、不動産業界では地域(エリア名)を入れた検索が多く行われます。
そのため、タイトルや見出しにもこれらの情報を必ず入れるようにすることが重要です。
必ずキーワードを入れておくべき場所は次の3つです。
- タイトル
- 見出し
- ディスクリプション
ページのタイトルは、検索結果に必ず表示されます。
たとえば「品川 一人暮らし」のキーワードであれば、「品川での一人暮らしにおすすめ!1LDKマンション特集」といったようにタイトルをつけてみてください。
見出しにもキーワードをちりばめて使用します。
すべての見出しにキーワードを入れ込むと不自然なため、自然に入れるようにしましょう。
ディスクリプションは、検索結果のタイトルのすぐ下に表示される説明文のことです。
たとえば、「このページでは品川駅周辺で一人暮らしにおすすめの1LDKのマンションを紹介しています」のようにページの説明を記載することをいいます。
ホームページの作成方法や入力によってディスクリプションの入れ方が異なるため、ホームページを管理している担当者に記載方法を確認してみてください。
なお、ホームページ作成でよく利用されるWordPressでは、「meta description」として記載欄が用意されています。
地域(エリア名)に対応したコンテンツを作成する
キーワードに「地域(エリア名)+キーワード」を設定した場合は、対応するコンテンツをしっかり作成することが大切です。
さきほど紹介した「品川 一人暮らし」のキーワードなら、「品川エリア一人暮らし向きワンルームマンション特集」のようなページが上位表示されやすくなります。
実際に、狙うキーワードで検索してみて、どのようなタイプの記事が評価されているかを確認しておきましょう。
「品川で一人暮らしするためのマンションを探している」ユーザーの役に立つとGoogleが判断したページが評価され、上位に表示されます。
この点を意識して自社ホームページのコンテンツを作成しましょう。
ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツを意識する
不動産系の検索をするユーザーの多くは「知りたい」気持ちで検索しています。
そのため、知りたいことの回答になるホームページになるように意識することが大切です。
たとえば、これから引越しを考えている人であれば、次のような「知りたいこと」が挙げられます。
- 新宿の家賃相場はどれくらいか
- 引っ越し時の初期費用はどれくらいか
- 物件を選ぶときは何を重視したらよいか
- 内覧する際のチェックポイントを知りたい
など
たとえば、「新宿駅周辺の家賃相場」といった特集ページを作り、自社のおすすめ物件の紹介などを作成するのもよいでしょう。
「内覧時に使えるチェックポイントリスト」をダウンロードできるようにするのもおすすめです。
ユーザーが満足するコンテンツを提供できれば、「ユーザーのニーズを満たしている」とGoogleに評価され、上位表示をされる可能性が高まります。
ニッチなニーズ向けのキーワードを入れる
不動産関連のキーワードでは、かなりニッチなニーズもあります。
「品川テレワーク賃貸おすすめ」などテレワークに向けの賃貸物件を探しているなど、かなり細かいニーズを拾いあげることも可能です。
もし、特定分野に特化した物件を紹介できるなどがあれば、通常のキーワードに加えてニッチなキーワードを狙ってみてもよいでしょう。
潜在的なニーズに対するキーワードを入れる
エリアとキーワードの組み合わせは、不動産業界では王道のキーワード作成方法です。
さらに慣れてきたら、ユーザーが知りたいと感じているキーワードに加えて、潜在的なニーズを満たすキーワードも設定してみましょう。
たとえば、一人暮らしを対象とした場合、次のようなニーズもあるかもしれません。
- 防犯セキュリティがしっかりしたマンションがよい
- 単身赴任者が多いマンションを探している
- フリーターでも契約しやすいアパート
- コンビニが近くにある物件がよい
このようなニーズをキーワードとして、特集を組んだ記事を作成すれば、競合との差別化も図れます。
【要確認】不動産会社がSEOを実施する際の2つの注意点

不動産会社でも集客をねらえるSEOですが、実施する際には注意すべき点もあります。
- 掲載情報の信頼性を保つ
- 即効性はない
順番に解説していきます。
注意点1:掲載情報の信頼性を保つ
SEOに限った話ではありませんが、自社で掲載した情報に対して責任と信頼性を担保しましょう。
虚偽の情報を掲載すると読者に損失を与えたり、信頼性を失うためです。
たとえば物件情報や価格については、市場の変動が激しいため定期的な更新が欠かせません。
古い情報をそのまま放置すると、反対に閲覧者の信頼を損なう場合もあるためです。
不動産取引に関連する法令や規制についても、改正され次第、更新していきましょう。
注意点2:即効性はない
SEOには広告のような即効性はなく、結果が出るまでに時間がかかります。
実際にアドマノ株式会社が掲載している情報によると、SEOの効果が現れるまでに「半年から1年」かかるといわれています(※1)。
SEOを行う際は短期的に成果をもとめるのではなく、長期的な視点で取り組むことが重要なのです。
またSEOは「一度実施すれば終わり」というものではなく、継続的な改善が欠かせません。
検索エンジンのアルゴリズムは定期的に変化しているため、都度施策を見直す必要があるのです。
これまで行った施策で成果が出ていたものでも、なぜか順位を落としてしまったというケースもあります。
(※1)出典:アドマノ株式会社|SEO東京メーカー「SEOコンサルティング」
スピーディに成果をもとめるなら「速いもんシリーズ」

不動産業でも有効なSEOですが、成果を出すまでには時間がかかります。
しかし「少しでも早く集客できるようになりたい」「手間をかけられない」という人もいるでしょう。
このようなお悩みを解消してくれるのが(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」です。
速いもんシリーズとは、不動産業務の効率化を推進するツールの総称で、以下9つの種類に分けられています。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 | |
入力間違い╱他社募集╱条件判定を1クリックで判定 |
たとえば「入力速いもん」は、物件の登録作業を効率化できるツールです。
操作も非常に簡単で、
- 業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存
- 物件入力画面へ「1クリック」で反映
といったように最短「2クリック」で、物件の登録作業が終わります。
作業が捗れば掲載する数が増えるため、物件がユーザーの目にとまる機会も多くなり集客効果が期待できるのです。
【成功事例】入力速いもん導入で集客を実現
実際に「入力速いもん」を導入した、不動産会社の実例を見ていきましょう。
賃貸仲介業を営む「株式会社チアエステート」は、Web集客をメインに考えており「まずは多くの物件を掲載したい」という考えがありました。
しかし、
- 物件登録作業に時間がかかる
- 物件登録に不慣れな新人スタッフも多く、なおさら仕事が進まない
といった課題があり、思ったように集客できない状況でした。
そのような状況で「入力速いもん」を導入したところ、
- 物件掲載スピード・数が3倍にアップ!
- 操作が簡単で、新人スタッフの入力時間短縮に!
- 業務効率化によって、生産性も2倍に!
といった成果をあげられたのです。
物件登録数が増え、集客アップにもつながった事例です。
まとめ

本記事では、不動産会社がおさえるべきSEOについて解説しました。
不動産業界のSEOでは、「地域(エリア名)+キーワード」を掛け合わせた複合キーワードを設定するケースが多いです。
ビッグキーワードと呼ばれる「新築マンション」「賃貸アパート」などの検索数が多いキーワードは、競合が強すぎるため避けることをおすすめします。
自社の特徴に合ったキーワードの組み合わせをぜひ、探してみてください。
また、不動産会社が押さえておきたいSEOは次の5つです。
- 地域(エリア名)を適切な場所に入れる
- 地域(エリア名)に対応したコンテンツを作成する
- ユーザーの「知りたい」に応えるコンテンツを意識する
- ニッチなニーズ向けのキーワードを入れる
- 潜在的なニーズに対するキーワードを入れる
設定したキーワードは、適切な場所にしっかりと入れることが大切です。
また、キーワードを入れるだけでなく、キーワードに見合った内容のコンテンツもしっかり用意しておきましょう。
さらに、ニッチ・潜在的ニーズに応えられるキーワードの設定やコンテンツ作りを行い、検索上位を目指すのもおすすめです。
まずは基本的なことを押さえて、慣れてきたら少しずつ自社の強みを活かしたキーワード設定やコンテンツ作りに挑戦してみてください。
忙しい日常業務を行いながらSEOを行うためには、業務の効率化も必要です。
(株)iimonでは、不動産の各種業務を効率化できるツールを提供しています。
お客様のニーズに合ったサービスを選んで利用可能なため、コスパが良いことも魅力です。
また、これから不動産開業をご検討の方には、お得な「不動産開業パック」もご用意しています。
SEOに力を入れるために、業務効率化も図っていきたいという方は、お気軽にご相談ください。

iimon 編集部