「不動産業で役立つ集客ツールはあるのだろうか」
「あるなら、どのツールを使えばいいのだろう」
と悩んでいませんか。
不動産業でも役立つツールはあり、この記事ではツール7つを紹介していきます。
またそのなかでも、とくにおすすめできるツールとその理由も解説していきます。
この記事を読むと、不動産業の集客で本当に役立つツールがわかり、売上を伸ばせるようになりますよ。
目次
不動産業で役立つ!集客ツール7選

ここでは、不動産業に役立つ集客ツールを以下の7つ紹介していきます。
- SNS
- ホームページ
- MEO対策
- ポスティング(チラシ)
- 不動産ポータルサイト
- Web広告
- メールマーケティング
順番に解説していきます。
ツール1:SNS
LINEやInstagram、X(旧Twitter)などSNSの利用は、不動産業の集客にも効果的だといえます。
その裏付けとして、総務省が令和7年に公表した資料である、主要なSNSにおける年代別の利用率を見てみましょう。
年代 | SNSの種類 | |||||
| LINE | X(旧Twitter) | TikTok | YouTube | ||
10代 | 93.6% | 62.1% | 13.6% | 75.0% | 65.7% | 95.7% |
20代 | 97.7% | 78.0% | 22.9% | 78.0% | 58.7% | 97.2% |
30代 | 97.9% | 61.6% | 39.2% | 70.5% | 39.7% | 97.9% |
40代 | 94.8% | 48.7% | 38.6% | 67.0% | 39.9% | 91.8% |
50代 | 94.5% | 43.6% | 32.1% | 52.7% | 25.5% | 83.0% |
60代 | 91.1% | 22.1% | 26.6% | 34.7% | 18.8% | 71.2% |
70代 | 71.8% | 8.1% | 8.1% | 10.4% | 8.7% | 43.3% |
全年代平均 | 91.1% | 43.3% | 26.8% | 52.6% | 33.2% | 80.8% |
出典:総務省情報通信政策研究所「令和6年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(令和7年6月)」
上表を見ると、SNSの利用率は高く、どの年代もなにかしらのSNSを利用しているといえるでしょう。
年代別で見ると「LINE」「YouTube」は全年代の利用率が高いとわかります。
「X(旧Twitter)」「Instagram」も10〜50代と幅広い層に利用されています。
一方で「TikTok」は若い10〜20代の利用が中心です。
上記のデータから、集客でSNSを利用する際は年代別にアプローチすると効果的だといえるでしょう。
具体的には以下のとおりです。
SNSの種類 | 集客に適した客層 |
LINE、Youtube | ・全年代 ・Youtubeではルームツアー動画が人気 |
X(旧Twitter) | ・20代の利用率が高い ・拡散力が高い |
・30~50代の利用率が高い ・ファミリー向け物件のPR向き | |
・10~30代の利用率が高い ・若年層向け・デザイナーズ物件のPR向き | |
TikTok | ・10代の利用率が高い ・学生向け・一人暮らし物件のPR向き |
各SNSの具体的な運用方法を知りたいという人は、下記も参考にしてみてください。
SNSで集客する秘訣がわかりますよ。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-sns
ツール2:ホームページ
ホームページでは会社情報、お客様の声などを掲載すると、顧客の信用を得られるため集客につながりやすくなるでしょう。
SEOを施すとより効果的です。
SEOとは「検索エンジン最適化」の略称で、Google検索を行った際にページ上部へコンテンツを表示させる施策をさします。
SEOにはさまざまな施策があり、なかでも「コンテンツ作成」はおもな対策のひとつ。
コンテンツ作成をする際は「キーワード選定」「ユーザーニーズにあわせた内容」などが重要です。
ほかにも「スマホに対応した設定」は必須だといえます。
SEOは無料で行えますが、効果が出るまでに時間がかかり、自社で対策していくのは労力的にむずかしいケースもあるでしょう。
自社での運用がむずかしい場合は、外注も検討するのがおすすめです。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-seo
ツール3:MEO対策
MEO対策とは「Map Engine Optimization」の略称で、Googleマップなどの地図検索で上位に表示されるための取り組みをさします。
不動産業界では、顧客が「不動産会社名+地域名」で検索することが多いため、地域密着型のビジネスとMEO対策は相性がよいのです。
MEO対策の最大のメリットは、SEOよりも低コストで高い集客効果が得られることです。
地図検索で上位表示されると、来店見込みの高い顧客に効果的にアプローチできます。
また実際に店舗に足を運ぶ可能性の高い顧客の目に留まりやすくなるため、問い合わせや来店につながりやすいのが特徴です。
効果が出るまでには最低でも1〜3か月程度の期間が必要ですが、継続すれば安定した集客効果が期待できるでしょう(※1)。
(※1)出典:公益社団法人 全日本不動産協会「【保存版】不動産会社こそMEO対策をするべき!メリット、やり方など徹底解説!」
ツール4:ポスティング(チラシ)
オンラインではなく足を使った方法ですが、ポスティングも効果的な集客ツールのひとつです。
不動産のポスティング反響率は「0.01〜0.03%」といわれており、ポスティング全般における反響率「0.1%〜0.3%」に比べると10倍の差があります(※2)(※3)。
しかし、ポスティングならではのメリットもあるのです。
- インターネット未使用者へアプローチ可能
- ターゲットや地域を絞った営業が可能
- 潜在層へアプローチ可能
不動産業でポスティングを利用して集客するには、3つの秘訣があります。
以下の記事を参考にすると、ポスティングで集客できる方法がわかりますよ。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-posting-response-rate#section-4
出典:
(※2)日本ポスティングセンター「ポスティングの反響率はどれくらい?業種ごとの目安と計算方法」
(※3)独立行政法人 中小企業基盤整備機構「やりっぱなしにしない。DMのデータ分析のやり方」
ツール5:不動産ポータルサイト
スーモやホームズなど、不動産ポータルサイトの利用は必須だといえます。
実際、アットホーム株式会社が2023年に引越し検討者を対象にアンケート調査を行った結果、不動産ポータルサイトを利用した人は「約70%」にのぼっていたのです(※4)。
SNSの利用は「約7%」ホームページの利用は「約26%」であり、大きな差があるとわかるでしょう(※5)。
ただ不動産ポータルサイトには、スーモやホームズなどさまざまあり、どこを選んだらよいか迷ってしまいますよね。
下記を参考にすると、どこの不動産ポータルサイトを利用すればよいかわかるため、ぜひ確認してみてくださいね。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-portal-site-recommendation
出典(※4、5)アットホーム株式会社「オンラインでの住まい探しに関する調査 2023 賃貸編」
ツール6:Web広告
Web広告は、インターネット上でターゲットを絞って配信できる広告手法です。
検索画面に表示させる「リスティング広告」や「SNS広告」など、さまざまな種類があり、従来の紙媒体の広告と比べて費用対効果が高いことで注目されています。
Web広告のほとんどが成果報酬型を設定をしており、広告のクリック数が0であれば、かかる費用も「0円」となるため、大幅なコスト削減が可能です(※6)。
またWeb広告の強みは、細かなターゲット設定ができることです。
「新生活で賃貸を調べている」「40代の単身世帯」など、自社で取り扱う物件にマッチする顧客に絞ったアプローチができます。
前述したように各SNSの利用は年代によって変わるため、自社のターゲットに合わせたWeb広告を選びましょう。
▼Web広告(リスティング広告)について詳しい記事はこちら
https://iimon.co.jp/column/Real-Estate-ListingAds
(※6)出典:J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト「ネット広告の基本」
ツール7:メールマーケティング
メールマーケティングは、見込み客と継続的にコミュニケーションを図るための集客手法です。
不動産購入や賃貸契約は、生活環境や経済的な面で見ると大きな決断であるため、顧客の検討期間が長くなりがち。
そこで定期的なメール配信を通じて信頼関係を構築すれば、購入や契約の決断を促せるのです。
メールマーケティングの最大の利点は、低コストで運用できることです。
チラシやダイレクトメールと比較すると印刷費・郵送費がかからないため、資金力のない個人事業主や中小企業でも導入しやすいツールだといえるでしょう。
また見込み客の年代や、興味関心に応じてメール内容や配信時間を変更できるため、一人ひとりに合わせた効果的なアプローチも可能です。
- 価格の変更
- 新着物件の情報
- イベント情報
などを提供すれば、顧客の関心を引けるようになるでしょう。
▼効果的な反響メールのコツについて詳しい記事はこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-reaction-mail
不動産業で集客ツールを利用するなら速いもんシリーズ|ポータルサイトと相性抜群

「不動産ポータルサイトの利用率が高いみたいだから、それさえ使っておけば安心だ」と思っていませんか。
たしかに不動産ポータルサイトは集客ツールとして優秀ですが「使うだけ」では、集客しにくいといえるでしょう。
不動産ポータルサイトの利用には、物件情報の入力や最新情報のリサーチ、掲載など作業量が多く、大きな労力が必要です。
そのため、ただ使うだけでは効率が悪く、最新情報に対する素早い対応がもとめられます。
そこで役立つのが(株)iimonが提供している業務効率化ツール「速いもんシリーズ」です。
速いもんシリーズは以下10種類のツールに分けられ、それぞれ役割が異なります。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
売買・賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 | |
入力間違い╱他社募集╱条件判定を1クリックで判定 | |
一般媒介物件を自動で抽出しリストを瞬時に作成 |
たとえば「入力速いもん」は、不動産ポータルサイトへの入力作業を大幅に効率化できるツールです。
具体的には
- 業者間流通サイトから物件情報を「1クリック」で保存
- 不動産ポータルサイトへ「1クリック」で反映
と、最短「2クリック」で入力作業が完了するのです。
【導入事例】速いもんシリーズの導入で入力業務は3倍にアップ!
株式会社チアエステートでは以下のような課題がありました。
- 入力作業に時間がかかる
- 物件を数多く掲載したいが、理想どおりにいかない
- 追客へのリソース不足
しかし「入力速いもん」「分析速いもん」を導入した結果…
- 物件情報の掲載数やスピードが3倍にアップ
- 顧客一人あたりの業務効率化ができ、生産性は2倍に
上記のような効果が出るとともに「このサービスはもっと早く知りたかった」とのお声もいただきました。
まとめ
不動産業で役立つ集客ツールは、おもに以下の7点です。
集客ツール | 詳細 |
SNS | ・年代別に使い分ける ・LINE、YouTube=全年代 ・X(旧Twitter)=20代 ・Facebook=30~50代 ・Instagram=10~30代
・TikTok=10~20代 |
ホームページ | ・SEOは必須 ・リソースにあわせて外注も検討 |
MEO | ・来店見込みの高い顧客に効果的にアプローチ可能 ・SEOより低コストで高い集客効果が期待できる場合も |
ポスティング(チラシ) | ・反響率は「0.01〜0.03%」と低め ・インターネット未使用者へアプローチ可能 ・ターゲットや地域を絞った営業が可能 ・潜在層へアプローチ可能 |
不動産ポータルサイト | ・利用者が多いため必須 ・スーモ、ホームズ、アットホームなど |
Web広告 | ・従来の紙媒体の広告と比べて費用対効果が高い ・細かなターゲット設定で自社にあった顧客へのアプローチが可能 |
メールマーケティング | ・低コストで運用可能 ・一人ひとりに合わせた効果的なアプローチが可能 |
不動産ポータルサイトを利用する際は、(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」を併用すると、業務効率化が簡単にできて集客力が高まるでしょう。
集客力を上げて、売上を伸ばしていきたいのであれば、速いもんシリーズを検討してみてくださいね。

iimon 編集部