不動産会社を起業する際に、まずはスモールスタートとして一人起業を検討している方も多いのではないでしょうか。
「一人起業後、安定した収入は実現できるのか」
「経営を軌道に乗せるための、おすすめの方法はないか」
など、起業後の不安も多いですよね。
まずは、一人で不動産会社の起業を検討している方向けに
- 不動産会社の一人起業で避けるべき3つのリスク
- 一人で不動産会社を起業する際に必要な資格・資金・手順
- 不動産未経験の一人起業でも儲けるためのポイント
- 一人起業の不動産会社におすすめの業務効率化システム
などをご紹介します。
今後経営規模を拡大していく際にも、売上を安定させる要点などをわかりやすく解説。
ぜひ最後までご覧いただき、一人起業で理想の働き方や収入を実現するための参考にしてください。
目次
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不動産会社の一人起業で避けるべき3つのリスク
1.経営規模を急いで大きくする
2.少額の開業資金で挑戦する
3.過剰なシステム導入
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一人で不動産会社を起業する際に必要な資格・資金・手順
1.業種形態を選択する
2.起業資金の準備
3.事務所を構える
4.会社情報を登記する
5.宅地建物取引士を設置する
6.宅地建物取引業免許を申請する
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不動産会社未経験でも儲けるための一人起業のポイント
不動産ポータルサイトへ多くの物件を掲載する
取り扱う物件とエリアの需要をマッチングさせる
業務効率化のための独自システムを導入する
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一人で不動産会社の起業におすすめの業務効率化システム「速いもんシリーズ」
【導入事例】入力業務は3倍・追客業務は2倍の効率化に成功!株式会社チアエステート 様
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まとめ
不動産会社の一人起業で避けるべき3つのリスク
不動産会社の一人起業で避けるべきリスクとして、
- 経営規模を急いで大きくする
- 少額の開業資金で挑戦する
- 過剰なシステム導入
がありますので、解説していきます。
1.経営規模を急いで大きくする
理想の経営を追い求め、
- 従業員を一気に増やす
- 借金をして経営規模を大きくする
- 広告宣伝費を大幅に増やす
といったことには、慎重な検討が必要です。
従業員を増やしたり新たな設備を導入することは、長期的なコストとなりますので、借金がかさんでしまうといった悪循環につながる恐れがあります。
2.少額の開業資金で挑戦する
不動産会社を起業するには、起業するために必要な資金のほかに、
- 事務所の家賃
- 光熱水費
- 通信費
といったランニングコストがかかります。
また、ご自身が生活するための生活費も必要です。
中小企業庁が公表している「中小企業のライフサイクル」によると、「資金調達」が創業期・成長期の課題として多く寄せられています。
資金繰りに苦労しないためにも、起業の際には余裕をもった資金を準備しましょう。
▼不動産開業に必要な資金について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-opening-business-funds
3.過剰なシステム導入
一人起業時は、業務をスムーズに進めるためのシステム導入が欠かせません。
しかし高機能なシステムを導入しても、不要な機能が多ければ費用もかさんでしまい、費用対効果が低くなります。
システム導入の際は、必要な機能だけ選べるなど、初期費用を抑えながら高い効果をあげられるものを選びましょう。
▼不動産業務に役立つシステムは?具体的な導入事例も
https://iimon.co.jp/column/real-estate-dx-case-study
一人で不動産会社を起業する際に必要な資格・資金・手順
一人で不動産会社を起業する際の手順として、
- 「業種形態」を選択する
- 「起業資金」の準備
- 「事務所」を構える
- 会社情報を「登記」する
- 「宅地建物取引士」を設置する
- 「宅地建物取引業免許」を申請する
などがありますので、順番に解説していきます。
出典:公益社団法人 全日本不動産協会 【必読】不動産業の開業前に読んでおきたい!一人起業のトリセツ
1.業種形態を選択する
不動産会社を起業する際には、
- 賃貸仲介
- 売買仲介
- 賃貸管理
から業種形態を選択しましょう。
ご自身が持ち主である不動産の「賃貸」「売買」「管理」であれば、必須の資格はありません。
しかし他人の不動産を仲介したり、売買したりする場合には「宅地建物取引士」の資格が必要です。
選択した業種形態によって、必須の資格などが異なりますので、まずは業種形態を選択しましょう。
2.起業資金の準備
業種形態やエリアにより異なりますが、不動産会社の起業資金は「400~1,000万円」と言われています。
起業後には、当然ランニングコストも必要になります。
起業後に必ず安定した成約が得られるわけではありませんので、3~6か月分のランニングコストを準備したほうがよいでしょう。
とくに起業当初は経営が安定しないため、資金繰りに余裕をもつためにも、資金は計画的に準備しましょう。
出典:全日本不動産協会 不動産保証協会 埼玉県本部 不動産で独立するときに資金はいくら必要?
▼不動産開業時の費用を抑える!知っておきたい助成金をご紹介
https://iimon.co.jp/column/real-estate-opening-of-business-subsidy
3.事務所を構える
不動産会社を起業する際には、事務所を設置する必要があります。
宅地建物取引業を営むために必要な「宅地建物取引業免許」を取得する際に、事務所登録が必須になるためです。
独立した事務所スペースの設置や専用出入口の設置など、不動産経営に相応しい事務所を構えなければなりません。
また事務所の立地や店構えも集客に大きく影響しますので、慎重に検討しましょう。
4.会社情報を登記する
不動産会社を法人として起業した際には、法務局で会社の情報を登記しなければなりません。
登記する内容には、
- 会社の名称
- 本店所在地
- 事業の目的
- 役員の氏名
など、多くの情報が含まれます。
会社が登記されれば、公的機関で存在が確認されていることを意味しますので、個人事業主よりも社会的信用が得られやすいんです。
経営規模の拡大や設備投資などに必要な資金を銀行から借入する際にも、登記書類は必須となりますので、必ず登記しましょう。
▼不動産会社を法人化するメリットや手続きについてはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-Opening-of-business-Corporation
5.宅地建物取引士を設置する
不動産会社を起業する際には、専任の「宅地建物取引士」を5人に1人以上の割合で設置することが法律で義務付けられています。
宅地建物取引士の資格が無ければできない不動産業務として、
- 顧客への重要事項説明
- 不動産売買に関する仲介業者としての記名や押印
などがあります。
不動産会社を一人で起業する際には、ご自身が宅地建物取引士の資格を保有し、自ら従事すれば問題ありません。
▼宅建士だけじゃない!不動産開業に役立つ資格について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-opening-of-business-license
6.宅地建物取引業免許を申請する
宅地建物取引業を営む際には、「宅地建物取引業免許」が必要です。
免許取得に必要な条件として、
- 欠格事由に該当しない
- 事務所の形態を整えている
- 宅地建物取引士を設置している
などがあります。
事務所を構えた都道府県ごとに申請手続きが必要です。
不動産会社未経験でも儲けるための一人起業のポイント
不動産未経験者の一人企業でも、ポイントを押さえれば、経営が軌道に乗り収入増加が期待できます。
- 不動産ポータルサイトへ多くの物件を掲載する
- 取り扱う物件とエリアの需要をマッチングさせる
- 業務効率化のための独自システムを導入する
順番に解説していきます。
不動産ポータルサイトへ多くの物件を掲載する
賃貸物件への引越しを検討している多くの方が、スーモなどの不動産ポータルサイトから情報を得ています。(※)
不動産ポータルサイトへ多くの物件を掲載することで、集客のきっかけづくりとなるでしょう。
一人起業当初は、知名度不足などのため、なかなか集客が得られない可能性があります。
集客を得るために、まずは不動産ポータルサイトへ多くの物件を掲載しましょう。
(※)出典:PR TIMES「CRITEO株式会社『引越し・新生活に関する意識調査』」
▼不動産ポータルサイトの反響率はどのくらい?効果的に活用するポイントも
https://iimon.co.jp/column/real-estate-portal-site-response-rate
取り扱う物件とエリアの需要をマッチングさせる
自社で取り扱う物件と出店エリアの需要でミスマッチが起きれば、なかなか収益につながりません。
学生が多いエリアなのか、家族世帯が多く住むエリアなのか見極めたうえで、取り扱う物件を選択しましょう。
また人気のある設備が導入されている物件を取り扱えば、競合との差別化になるため、成約につながる可能性が高くなります。
たとえば賃貸住宅の設備人気ランキングでは、単身者・ファミリーともに「エアコン」が1位、次いで「TVモニター付きインターホン」「室内洗濯機置き場」などがランクインしています。(※)
(※)出典:全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2023 必須編」
業務効率化のための独自システムを導入する
業務を効率化できる独自システムを導入することで、
- 生産性が向上し、接客や追客などに時間を割ける
- 単純な作業ミスが減少し、修正作業などの時間も減少する
- 少ない人員で多くの業務がこなせる
などのメリットがあります。
不動産業務は単純作業ではありますが、業務量が多い傾向にあります。
業務効率化により、空いた時間を追客・接客などの業務に割ければ、業務品質向上にもつながります。
反響を確実に成約に結びつけるには、業務効率化が大きなポイントといえるでしょう。
▼不動産未経験でも安心して起業するポイントについて、もっと詳しく
https://iimon.co.jp/column/inexperienced-real-estate-opening-of-business
一人で不動産会社の起業におすすめの業務効率化システム「速いもんシリーズ」
「速いもんシリーズ」とは、不動産業務の効率化に特化したシステムです。
たとえば不動産ポータルサイトへの物件入力作業は、通常1件当たり20分程度かかりますが、「入力速いもん」を活用すれば1件5分程度・最短2クリックで完結できます。
また、豊富なラインナップから好きなサービスだけを自由に組み合わせられるため、費用対効果が高いのも魅力。
「速いもんシリーズ」の各サービスや特徴を以下の表にまとめました。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 | |
複数サイトの物件検索が同時にできる |
今なら初期費用無料や7日間の無料トライアルなどのお得な「不動産開業パック(※)」も展開していますので、ぜひ確認してみてください。
(※)2020年10月1日以降に宅建免許を取得される法人様限定
【導入事例】入力業務は3倍・追客業務は2倍の効率化に成功!株式会社チアエステート 様
開業されて間もない時期に「速いもんシリーズ」を導入し、生産性を向上できた株式会社チアエステート様にインタビューした内容をご紹介します。
【お客様の声】
- 不動産ポータルサイトへ多く物件を掲載したくても、入力作業に時間がかかり、理想通りにいかなかった
- 導入後は入力スピードや掲載物件数が3倍に増加できた
- 「入力速いもん」で対応できるサイトが豊富で操作性が高いのが導入の決め手となった
- 不動産ポータルサイトへの掲載数が3倍に増加できたおかげで、反響数の増加が期待できる
新しい従業員へのレクチャーも1度で済むなど、さまざまな面で業務効率化につながり「開業時の後押しになった」とお喜びいただいています。
まとめ
不動産会社を一人で起業する際で回避すべきリスクとして、
- 経営規模を急いで大きくする
- 少額の開業資金で挑戦する
- 過剰な効率化システムの導入
があります。
不動産業務は、単純作業ですが負荷が多い仕事が多く、業務を効率化できれば最小限のコストで多くの反響を獲得できます。
とくに一人起業直後は、人員不足・資金不足などの課題をクリアできる「業務効率化」が重要でしょう。
不動産業務の効率化には、「速いもんシリーズ」がおすすめです。
最短2クリックで作業が完結できる操作性の高さや、豊富なラインナップから好きなサービスだけ導入できるコスパの良さが魅力。
業務効率化をポイントに、不動産での一人起業を成功に導き、理想の働き方や収入を実現しましょう。
iimon 編集部