「不動産業へのチャットボット導入は有効なのだろうか」と考えていませんか。
そもそも、チャットボットとは「Chat(対話)」と「Bot(ロボット)」を組み合わせた造語で、ユーザーの問い合わせに対して自動的に回答するツールです。
結論、不動産業へのチャットボット導入は「有効」だといえます。
不動産業では、物件に関する問い合わせや内覧の申し込みなど、人と人のやりとりが頻繁に交わされます。
チャットボットを導入すれば、ユーザー対応が大幅に削減できるため、業務効率化などに効果が期待できるんです。
ほかにも不動産業にチャットボットを導入するメリットは、いくつかあります。
そこで、この記事では以下の内容を解説していきます。
- 不動産業でチャットボット導入する4つのメリット
- 【事例】不動産業へチャットボットを導入した企業を紹介
- チャットボット以外で業務効率化する秘策
この記事を読むと、自社でチャットボットを導入するか判断できるようになりますよ。
目次
不動産業でチャットボット導入する4つのメリット
チャットボットの性能によってさまざまですが、以下4つのようなメリットが期待できます。
- 業務効率を上げられる
- 売上を伸ばせる
- コスト削減できる
- 自社のイメージがよくなる
順番に見ていきましょう。
メリット1:業務効率を上げられる
チャットボットの導入によって、不動産業の業務効率アップが期待できるでしょう。
なかでも、頻繁に寄せられる一般的な質問を自動化すると、従業員の負担を大きく軽減できます。
たとえば、
- 物件の基本情報
- 立地条件
- 価格
などの質問です。
一般的な質問にチャットボットが対応することで、従業員は重要な成約が見込める仕事や人でなければできない創造的な仕事など、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。
また、チャットボットを通じて収集された情報をもとにユーザーのニーズを整理できるため、従業員が対応する際はより的確なサービス提供が可能になるのです。
メリット2:売上を伸ばせる
チャットボットを導入すると、会社が休日であったり従業員が不在の時間帯でも「24時間365日」物件情報の提供や質問への回答、予約の受付などを自動で行えます。
ユーザーとのコミュニケーションの取りこぼしを防ぐことで、ビジネスチャンスを最大限に活かし、売上アップも期待できるのです。
また外国人からの英文による問い合わせにも対応できるなど、幅広いニーズに対応できます。
メリット3:コスト削減できる
チャットボットの導入は、長期的には大きなコスト削減効果も期待できます。
顧客対応の人員を減らせるため、人件費を抑えられるからです。
さらにチャットボットによる顧客情報の収集によって、マーケティングを行うコスト削減にもつながります。
メリット4:自社のイメージがよくなる
意外なメリットかもしれませんが、チャットボットを導入すると自社のイメージがよくなるというデータがあります。
NTTレゾナント株式会社が、チャットボットの利用経験がある10〜50代の男女1,099名を対象に調査を行いました。
結果として、企業のチャットボットを利用後に「その会社のイメージがよくなった」など、ユーザーがよい印象をもったという回答を得られたのです。
詳細な回答とその割合は以下のとおり(複数回答可)。
回答 | 割合 |
興味をもった | 40.9% |
イメージががよくなった | 28.1% |
親近感を感じた | 26.4% |
信頼感をもった | 19.2% |
その会社・サービスを覚えた | 15.6% |
商品・サービスを利用したくなった | 11.4% |
商品・サービスを購入したくなった | 10.6% |
周りの友人や知人にすすめたくなった | 8.6% |
イメージは変わらなかった | 23.6% |
イメージが悪くなった | 4.6% |
出典:NTT レゾナント株式会社「チャットボットの利用に関する調査 利用者の7割が便利さを実感する一方で、不満を感じたことがある人はおよそ半数」
【事例】不動産業へチャットボットを導入した企業を紹介
三井不動産株式会社が、株式会社PKSHA Workplaceが提供する「PKSHA Chatbot」を導入した実例です。
三井不動産株式会社は、チャットボット導入前に以下のような課題を抱えていました。
課題 | 詳細 |
大量の問い合わせ | ・月間2,200件、1,000時間以上の対応時間 ・FAQサイトがあっても問い合わせが来る状況 |
電話対応の限界 | ・着電率の目標75%を達成できない ・実際の着信数は5,000〜6,000件で、対応しきれないケースが発生 ・社員に再度の問い合わせを強いる状況 |
ヘルプデスク要員の育成 | 幅広い知識が必要で、完全な対応が可能になるまで1年程度かかる |
しかしチャットボットを導入したことで、以下のような成果を得られました。
成果 | 詳細 |
電話問い合わせの大幅減少 | ・前年比40%減(月2,200件から1,300件に) ・当初目標の1,540件以下を大きく上回る効果 |
着電率の改善 | 目標の75%を達成 |
人材育成への貢献 | ・新入社員や中途入社の社員が気軽に利用 ・社内規定などのキャッチアップに役立つ |
出典:PKSHA「三井不動産株式会社―10社以上の中から選ばれたPKSHA ChatbotでヘルプデスクのDXを実現 問い合わせを月間900件削減し、前年比40%減」
チャットボット以外で業務効率化!速いもんシリーズ
「チャットボット導入は、ハードルが高く感じる」
「もっと手軽に業務効率化を進める方法はないか」
と考える人もいるのではないでしょうか。
そういった人には(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」がおすすめです。
速いもんシリーズとは、不動産業における業務効率化を「簡単」に実現できるツールの総称で、以下8種類に分かれています。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 |
なかでも「入力速いもん」は、時間のかかりがちな物件入力作業を簡単に完了できる便利なツールです。
具体的には
- 業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存
- 物件入力画面へ「1クリック」で反映
といったように「2クリック」で入力作業を終えられるのです。
入力速いもんについて、さらにくわしく知りたい人は動画も見てみてくださいね。
「入力速いもん」導入で実現!業務効率化の実例
ここからは、実際に「入力速いもん」を導入して成果をあげている企業の実例を見ていきましょう。
千代田区を中心に賃貸仲介業を営む「株式会社チアエステート」では、
- 物件情報入力に時間がかかり、ポータルサイトへの掲載数を増やせない
- 新人スタッフであると、物件情報入力にさらに時間がかかる
といった課題を抱えていました。
しかし「入力速いもん」の導入によって、以下のような成果を得ています。
- 物件掲載スピード・数が3倍にアップ
- 新人スタッフでも簡単に入力をこなす
「操作がとても簡単」といったお声のとおり、誰でも使いこなせる便利なツールです。
まとめ
不動産業でのチャットボット活用は、以下4つのメリットがあることから有効だといえます。
メリット | メリットが得られる理由 |
業務効率を上げられる | 一般的な質問を自動化できるため |
売上を伸ばせる | 24時間365日ユーザー対応できるため |
コスト削減できる | 顧客対応の人員を減らせるため |
自社のイメージがよくなる | 調査結果により証明されているため |
チャットボット導入以外の方法で、速やかに業務効率化したいという人は(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」を活用しましょう。
とくに「入力速いもん」は、利用頻度の高い不動産ポータルサイトへの物件情報入力を、簡単にいますぐ業務効率化できる便利なツールです。
「作業の手間を省き、売上を伸ばすための業務に時間をあてたい」
「残業をなくしたい」
という人は、ぜひ導入を検討してみてくださいね。
iimon 編集部