「不動産業におけるBMとは、なんのことなのか知りたい」と考えていませんか。
BMとは、賃貸管理の重要な業務で「Building Management(ビルマネジメント)」もしくは「ビルメンテナンス」の略称で、ビルやマンションなどの建物の管理・点検を行うことをさします(※1,2)。
また不動産業には「BM」のほかにも「PM」「AM」と呼ばれる業務もあるのです。
そこで、この記事では以下の内容を解説していきます。
- 不動産業におけるBMの5つの業務内容
- 不動産業にはBMのほかにPM・AMもある
- 賃貸管理をするなら仲介業務の効率化がカギ
この記事を読むとBMやPMの意味がわかり、不動産業の知識を広げられますよ。
出典:
(※1)国土交通省|東京オペラシティビル(株)プロパティデータバンク(株)「BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業 報告会プレゼ資料」2021年4月
(※2)京都市わかもの就職支援センター「オリックス・ファシリティーズ株式会社」
目次
不動産業におけるBMの5つの業務内容
不動産業におけるBMの業務内容は、大きく以下の5つに分けられます。
具体的な業務内容は以下のとおりです。
- 設備管理
- 清掃業務
- 警備管理
- 防災管理
- エネルギーの効率化
順番に見ていきましょう。
業務1:設備管理
建物内の空調設備や給排水設備、エレベーターなどの各種設備が正常に稼働しているかを確認する業務です。
点検を定期的に行うことで故障を未然に防ぎ、設備を長く使える状態に保ちます。
点検を行うなかで設備に異常が発見された場合は、補修工事の計画を立て、元の状態へ回復させます。
また定期的に部品の交換や調整を行い、未然に設備の劣化を防ぐ業務も求められます。
業務2:清掃業務
清掃も建物の外観や内部を清潔に保つために欠かせない、重要な業務のひとつ。
廊下やエントランス、エレベーターなど共用部分の清掃を行います。
ほかにもゴミの回収やトイレの清掃も作業範囲です。
また定期的に、天井や照明器具の清掃、外壁の洗浄など手の届きにくい場所やおおがかりな清掃も行います。
業務3:警備管理
警備管理は、建物内外や住民の安全を確保するための業務です。
具体的には、
- 巡回
- 防犯カメラによる監視
- 施錠管理
などを行います。
また顔認証などの入退室管理システムの導入も検討し、異常が発生した際には迅速に対応できる体制を整えます。
業務4:防災管理
火災や地震などの緊急事態が発生した場合には、建物や住民の安全を確保するための緊急対応を行います。
定期的な避難訓練の実施や、緊急時のマニュアル整備などを通じて、万が一の事態に備えます。
また消火栓や自動火災報知設備などの点検も、必要な業務のひとつです。
業務5:エネルギーの効率化
BMの業務では建物の安全・衛生面だけでなく、環境負荷を低減する活動も行います。
現状の電気やガスの使用量を把握して、対策を立案し実行に移します。
たとえば共用部分の廊下の照明を一部落としたり、従来の蛍光灯やハロゲンランプをLEDに交換するなどの施策です。
不動産業にはBMのほかにPM・AMもある
不動産業にはBM以外にも同じような英語のアルファベット表記で「PM」があります。
PMとはプロパティマネジメント(Property Management)の略称で、不動産オーナーの代わりに物件を管理・運営する業務です。
行う業務には以下のようなものがあげられます。
- 空室対策の立案
- 入居者募集
- 賃貸借契約の管理
- 家賃の回収、滞納対応
- クレーム対応と問題解決
PMは単なる建物の維持管理にとどまらず、資産価値の向上や収益の最大化を目指す戦略的なマネジメント手法といえるでしょう。
PMとBMの大まかな違いは、以下のとおりです。
PM | 戦略的・財務的な側面から不動産全体を管理 |
BM | 日常的な維持管理 |
また、アセットマネジメントの略称である「AM」は、不動産投資における資産運用戦略を立案し実行する業務をさします。
投資用不動産の価値を最大化し、投資家のリターンを最大化することを目的としています。
出典:国土交通省総合政策局不動産業課「賃貸不動産管理に関する検討事項」平成21年1月30日
賃貸管理をするなら仲介業務の効率化がカギ|速いもんシリーズ
賃貸管理では、建物の管理だけでなく周辺設備や人に関する対応まで担当する必要があるため、多くの労力と時間がかかってしまいますよね。
同時に賃貸仲介業も行っている場合、賃貸管理でトラブルが起こってしまうと業務が滞ってしまうでしょう。
たとえば情報の鮮度が大切な物件登録作業や、柔軟なお客様への対応などは成約や売上アップには欠かせない業務です。
成約や売上アップのチャンスを逃さないためにも、賃貸仲介業において業務効率化は進めておいたほうがよいといえるでしょう。
そこで活用したいのが(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」です。
速いもんシリーズとは、賃貸仲介業の業務効率化を簡単に実現してくれる便利なツールで、以下8種類で展開されています。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 |
たとえば「入力速いもん」は、手間と時間のかかる不動産ポータルサイトへの物件登録作業を「2クリック」で終わらせる便利なツール。
具体的には、
- 業者間流通サイトの情報を「1クリック」で保存
- 物件入力画面で「1クリック」で反映
といったように入力作業の無駄をなくして、即座に登録を完了できるのです。
下記でも入力速いもんの実力をわかりやすく解説しているため、せひ確認してみてくださいね。
【実例】「入力速いもん」導入で業務効率は2倍アップ!
実際に「入力速いもん」を導入した、賃貸管理業と仲介業を営む企業の実例を見ていきましょう。
大阪府茨木市を中心に活動している「株式会社エストコーポレーション」では、仲介業において以下の悩みを抱えていました。
- 対応エリアを拡大したことで、新着物件の登録作業に手間がかかっている
- 文字情報や画像を各サイトからダウンロードしたり、切り取ったりするなどの作業に時間がかかる
しかし「入力速いもん」を導入したところ、悩みは解消されて以下のような成果も得られました。
- 物件1件あたりの作業時間が短縮され、登録数が従来の2倍に!
- 1日のうちに新着情報を数回確認できるように!
まとめ
不動産業における「BM」とはビルマネジメント、もしくはビルメンテナンスの略称で、建物の管理・点検を行うことです。
不動産業にはほかにもPM、AMと呼ばれるものがあり、不動産の資産価値や収益を増加させることを目的としています。
BM、PM、AMそれぞれの業務内容は以下のとおりです。
名称 | 業務内容 |
BM | ・設備管理 ・清掃業務 ・警備管理 ・防災管理 ・エネルギーの効率化 |
PM | ・空室対策の立案 ・入居者募集 ・賃貸借契約の管理 ・家賃の回収、滞納対応 ・クレーム対応と問題解決 |
AM | ・不動産投資における資産運用戦略の立案と実行 |
とくに賃貸管理において、BMとPMは欠かせない業務です。
しかし業務量が多いため、賃貸仲介業もあわせて営んでいる人は、手が回らなくなってしまうこともありますよね。
そのようなときは(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」がおすすめです。
なかでも「入力速いもん」は、手間と時間のかかる物件登録作業を簡単・便利に効率化してくれるため、賃貸管理・賃貸仲介業を同時に営む人の大きな助けになります。
日々の業務を効率化したいという人は、「速いもんシリーズ」を検討しましょう。
iimon 編集部