不動産会社の中には、ブログを運営している企業もあります。
「不動産会社がブログを公開してもあまり効果がないような気がする」
「不動産会社がブログで集客する方法があれば知りたい」
といった疑問や要望をもっている担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、不動産会社にブログの集客が向いている理由や実際にブログで集客を成功させるポイントを解説します。
ブログの開設を検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
不動産会社のブログを集客に活用すべき3つの理由
不動産会社のブログを集客に活用すべき理由を3つ紹介します。
- 信頼性が上がる
- 広告費を節約できる
- 資産になる
不動産とブログがあまり結びつかなかった方も、ブログの効果を確認してみてください。
信頼性が上がる
不動産は高額な資産のため、信頼のおける会社に依頼したいとユーザーは考えます。
さらにコロナが流行してからは実店舗に行く機会も減ったため、対面で会話することも以前より少なくなりました。
店舗を訪れる代わりに、ユーザーはますますWebで物件を探すのが主流となっています。
ユーザーがブログに訪問したときに、不動産に関して知りたい・悩んでいる内容について記載されていれば、この会社は頼りになりそうだといった信頼性がアップします。
「ユーザーはどのような悩みをもっているのか」を意識して、課題を解決できる内容を書いていくことが大切です。
広告費を節約できる
ブログの開設に必要な基本的な経費は、サーバー費用程度です。
特別なシステムの構築なども必要ないため、コストをかけずに集客できる手段だといえます。
プロに依頼してデザイン性の高いブログを作成する、専門家に記事執筆を依頼する場合はある程度の費用は必要ですが、リスティング広告などのWeb広告を出稿するより低コストで運用できるでしょう。
自動で集客してくれる資産になる
ブログの記事は、一度アップロードすると自分で削除しないかぎり残ります。
相当古い記事なのに、現在もその記事経由の広告収入が入ってくるといった話は聞いたことはないでしょうか。
ユーザーのためになる記事を書き続けていけば、貴重なWeb資産となり自動で集客してくれるツールとなります。
とはいえ、低品質なブログは逆に負債になりかねないので、次で解説するポイントを押さえるようにしましょう。
不動産会社がブログでの集客を成功させる3つのポイント
次に、不動産会社がブログを使用して集客を成功させるポイントを3つ紹介します。
- SEOの基礎を勉強する
- ターゲット像を十分考える
- ブログ記事を書き続ける
よい記事を書くことは大切ですが、それだけでは集客できません。
ユーザーが自社のブログを見つけて訪問してもらえる工夫が重要です。
とくに押さえておきたいポイントを解説していますので、
SEOの基礎を勉強する
ブログで効率よく集客するには、SEOの知識は必須です。
悩みや知りたいことがあると、ユーザーはキーワードを検索エンジンに入力して検索します。
このとき、検索結果の上位にあるサイトほど目に留まるため、クリックされやすくなります。
SEOとは検索エンジンの結果で自社サイトが上位に表示されるようにする対策のことです。
SEOは奥が深く、さまざまな対応策があります。
まずは難しいことは考えずに、基本的なSEOを勉強しておきましょう。
たとえば、物件を探している人は「千代田区 マンション」といったキーワードを検索エンジンに入力します。
このキーワードを見出しやタイトルに盛り込んで記事を執筆します。
ブログには地区別におすすめ物件情報をまとめ、さらにエリアの特徴やおいしいお店などを加えればユーザーに興味をもってもらいやすくなるでしょう。
また、不動産関連でどのようなキーワードが検索されているのかは、Google検索で調べることが可能です。
「不動産 キーワード」と入れて検索すると不動産業界でよく検索されるキーワードの一覧が検索結果として表示されます。
有料のキーワードツールも多数リリースされています。さらに詳しく知りたい場合は、ツールの利用も検討してみるとよいでしょう。
また、Googleはユーザーのためになる情報を提供しているサイトを評価します。
そのためユーザーが何を知りたいかという検索意図を理解して、内容を吟味していけば質が高いと評価される記事が書けるようになるはずです。
SEO対策については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-seo
ターゲット像を十分考える
どのようなユーザーに来て欲しいかを具体的に考えましょう。
その際にペルソナと呼ばれる具体的なユーザー像を設定するとターゲットがわかりやすくなります。
独身向けの物件数に強みをもつ不動産会社のペルソナ例は、次のとおりです。
年齢:28歳 性別:男性 職業:IT企業のシステムエンジニア 居住地:東京都内の郊外 収入:年収500万円 家族構成:独身 住まいに求めること:
- 都心へのアクセスがよい立地
- コンパクトで機能的な1Kまたは1DKの間取り
- インターネット環境が整っていること
- 安全性が高く、静かな環境
不動産会社に求めること:
- 独身者向けの物件選びに詳しい
- 賃貸契約のプロセスがスムーズ
- アフターサービスやサポートが充実していること
このようなターゲットを作り込むと、悩みや検索意図も具体化され、ブログで書くべき内容も明確になります。
ペルソナは過去のお客様など実在の人物をモデルにするとよりリアリティが増すでしょう。
ブログ記事を書き続ける
ブログは、何よりも継続が非常に重要です。
毎日更新するのは厳しいかもしれませんが、最低でも週1回は更新していきましょう。
可能であれば、週に2・3回は更新するのが理想です。
記事の内容が素晴らしくても、新しい記事がないブログはユーザーに飽きられてしまいます。
忙しい時期のブログ更新は大変ですが、業務効率化なども行いながら少しでもブログを更新できる時間を作るように意識してみましょう。
ネタ切れも更新しにくくなる原因です。
事前にある程度のネタを用意しておくと、更新がはかどりやすくなるのでおすすめです。
不動産会社がブログで気をつけたい3つのNG
不動産会社がブログで気をつけたい3つのNGポイントは次のとおりです。
- 不動産と関係のない内容を書く
- 載せている内容が古い
- ユーザーの興味がもつ内容を書いていない
もし当てはまるようなら、この記事を参考に書き方を変えてみてください。
不動産と関係のない内容を書く
ブログには不動産と関係のない内容を書くのは避けましょう。
たとえば親しみをだすために「本日の店長日記」などを記載しても、誰も興味をもちません。
不動産関連の有益な情報を求めてきたユーザーは、日記や雑談のような記事は求めていないため、すぐに離脱してしまいます。
また、SEO的にも評価されにくくなる可能性が高いです。
一般のブログは日記が多いとはいえ、不動産会社ではビジネスで集客するツールとして捉えて作成しましょう。
載せている内容が古い
ブログの内容は新鮮さも大切です。
とくに物件情報などは常に最新情報を載せることが重要です。
紹介していた物件に興味をもって来訪したにもかかわらず、目当ての物件が終了していたら、信頼度が下がりユーザーは離脱してしまうでしょう。
このような事態を防ぐためにも、物件や数値といった情報は古いまま放置することがないよう注意が必要です。
ユーザーが興味をもつ内容を書いていない
内容を吟味していても、ユーザーが興味をもつような内容を書いていない場合も、集客は期待できないでしょう。
ブログで紹介する内容は、不動産会社ならではの情報を提供すると、読者の評価もあがります。
- マンション内見時で押さえておくべきチェックポイント
- 失敗しない物件の選び方
- 隣人トラブルにあったときの対処方法
- マンションの修理はどこに頼むべきか
といった、物件情報に加えて不動産に関するさまざまな知識も織り交ぜて「この不動産会社なら、相談にのってもらえそう」と思ってもらえるような記事を執筆していきましょう。
まとめ
今回は、不動産会社がブログで集客する方法を紹介しました。
ブログ運営で成功するカギは、読者目線で役立つ情報を提供し、それを継続することです。
読者が「この会社に相談してみよう」「この会社なら信頼できる」と感じるような内容を発信することで、新規顧客獲得の機会につながる可能性が高まります。
不動産会社がブログを使用して集客を成功させるポイントは次の3つです。
- SEOの基礎を勉強する
- ターゲット像を十分考える
- ブログ記事を書き続ける
ブログを通じて管理物件の詳細やトラブルの解決策など、読者にとって価値のある情報を発信することは、読者の関心を引き、自社への興味を高める効果があります。
ブログの集客は初期投資も少なく、自社の信頼性の向上にも役立つため、ぜひ積極的に取り組んでみてください。
日々の業務を行いながらブログを継続して更新するには、業務の効率化も必要です。
(株)iimonでは、不動産の各種業務を効率化できるあを提供しています。
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iimon 編集部