不動産会社の中には、ブログを運営している企業もあります。
「不動産会社がブログを公開してもあまり効果がないような気がする」
「不動産会社がブログで集客する方法があれば知りたい」
といった疑問や要望をもっている担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では、不動産会社にブログの集客が向いている理由や実際にブログで集客を成功させるポイントを解説します。
ブログの開設を検討している人も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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不動産会社のブログを集客に活用すべき3つの理由
理由1:信頼性が上がる
理由2:広告費を節約できる
理由3:自動で集客してくれる資産になる
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不動産会社がブログでの集客を成功させる3つのポイント
ポイント1:SEOの基礎を勉強する
ポイント2:ターゲット像を十分考える
ポイント3:ブログ記事を書き続ける
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不動産会社がブログで気をつけたい3つのNG
NG1:不動産と関係のない内容を書く
NG2:載せている内容が古い
NG3:ユーザーが興味をもつ内容を書いていない
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不動産会社の集客につながるブログのテーマ例2選
テーマ例1:物件紹介
テーマ例2:住宅に関する税金制度の解説
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ブログ集客にかける時間を創出!業務効率化ツール「速いもんシリーズ」
【導入事例】入力速いもんでWeb集客アップを実現
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まとめ
不動産会社のブログを集客に活用すべき3つの理由

不動産会社のブログを集客に活用すべき理由を3つ紹介します。
- 信頼性が上がる
- 広告費を節約できる
- 資産になる
不動産とブログがあまり結びつかなかった人も、ブログの効果を確認してみてください。
理由1:信頼性が上がる
不動産は高額な資産のため、信頼のおける会社に依頼したいとユーザーは考えます。
さらにコロナが流行してからは実店舗に行く機会も減ったため、対面で会話することも以前より少なくなりました。
店舗を訪れる代わりに、ユーザーはますますWebで物件を探すのが主流となっています。
ユーザーがブログに訪問したときに、不動産に関して知りたい・悩んでいる内容について記載されていれば、この会社は頼りになりそうだといった信頼性がアップします。
「ユーザーはどのような悩みをもっているのか」を意識して、課題を解決できる内容を書いていくことが大切です。
理由2:広告費を節約できる
ブログの開設に必要な基本的な経費は、サーバー費用程度です。
特別なシステムの構築なども必要ないため、コストをかけずに集客できる手段だといえます。
プロに依頼してデザイン性の高いブログを作成する、専門家に記事執筆を依頼する場合はある程度の費用は必要ですが、リスティング広告などのWeb広告を出稿するより低コストで運用できるでしょう。
理由3:自動で集客してくれる資産になる
ブログの記事は、一度アップロードすると自分で削除しないかぎり残ります。
相当古い記事なのに、現在もその記事経由の広告収入が入ってくるといった話は聞いたことはないでしょうか。
ユーザーのためになる記事を書き続けていけば、貴重なWeb資産となり自動で集客してくれるツールとなります。
とはいえ、低品質なブログは逆に負債になりかねないので、次で解説するポイントを押さえるようにしましょう。
不動産会社がブログでの集客を成功させる3つのポイント

次に、不動産会社がブログを使用して集客を成功させるポイントを3つ紹介します。
- SEOの基礎を勉強する
- ターゲット像を十分考える
- ブログ記事を書き続ける
よい記事を書くことは大切ですが、それだけでは集客できません。
ユーザーが自社のブログを見つけて訪問してもらえる工夫が重要です。
とくに押さえておきたいポイントを解説していますので、順番に確認していきましょう。
ポイント1:SEOの基礎を勉強する
ブログで効率よく集客するには、SEOの知識は必須です。
悩みや知りたいことがあると、ユーザーはキーワードを検索エンジンに入力して検索します。
このとき、検索結果の上位にあるサイトほど目に留まるため、クリックされやすくなります。
SEOとは検索エンジンの結果で自社サイトが上位に表示されるようにする対策のことです。
SEOは奥が深く、さまざまな対応策があります。
まずは難しいことは考えずに、基本的なSEOを勉強しておきましょう。
たとえば、物件を探している人は「千代田区 マンション」といったキーワードを検索エンジンに入力します。
このキーワードを見出しやタイトルに盛り込んで記事を執筆します。
ブログには地区別におすすめ物件情報をまとめ、さらにエリアの特徴やおいしいお店などを加えればユーザーに興味をもってもらいやすくなるでしょう。
また、不動産関連でどのようなキーワードが検索されているのかは、Google検索で調べることが可能です。
「不動産 キーワード」と入れて検索すると不動産業界でよく検索されるキーワードの一覧が検索結果として表示されます。
有料のキーワードツールも多数リリースされています。さらに詳しく知りたい場合は、ツールの利用も検討してみるとよいでしょう。
また、Googleはユーザーのためになる情報を提供しているサイトを評価します。
そのためユーザーが何を知りたいかという検索意図を理解して、内容を吟味していけば質が高いと評価される記事が書けるようになるはずです。
SEO対策については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-seo
ポイント2:ターゲット像を十分考える
どのようなユーザーに来て欲しいかを具体的に考えましょう。
その際にペルソナと呼ばれる具体的なユーザー像を設定するとターゲットがわかりやすくなります。
独身向けの物件数に強みをもつ不動産会社のペルソナ例は、次のとおりです。
年齢:28歳
性別:男性
職業:IT企業のシステムエンジニア
居住地:東京都内の郊外
収入:年収500万円
家族構成:独身
住まいに求めること:
- 都心へのアクセスがよい立地
- コンパクトで機能的な1Kまたは1DKの間取り
- インターネット環境が整っていること
- 安全性が高く、静かな環境
不動産会社に求めること:
- 独身者向けの物件選びに詳しい
- 賃貸契約のプロセスがスムーズ
- アフターサービスやサポートが充実していること
このようなターゲットを作り込むと、悩みや検索意図も具体化され、ブログで書くべき内容も明確になります。
ペルソナは過去のお客様など、実在の人物をモデルにするとよりリアリティが増すでしょう。
ポイント3:ブログ記事を書き続ける
ブログは、何よりも継続が非常に重要です。
毎日更新するのは厳しいかもしれませんが、最低でも週1回は更新していきましょう。
可能であれば、週に2・3回は更新するのが理想です。
記事の内容が素晴らしくても、新しい記事がないブログはユーザーに飽きられてしまいます。
忙しい時期のブログ更新は大変ですが、業務効率化なども行いながら少しでもブログを更新できる時間を作るように意識してみましょう。
ネタ切れも更新しにくくなる原因です。
事前にある程度のネタを用意しておくと、更新がはかどりやすくなるのでおすすめです。
不動産会社がブログで気をつけたい3つのNG

不動産会社がブログで気をつけたい3つのNGポイントは次のとおりです。
- 不動産と関係のない内容を書く
- 載せている内容が古い
- ユーザーの興味がもつ内容を書いていない
もし当てはまるようなら、この記事を参考に書き方を変えてみてください。
NG1:不動産と関係のない内容を書く
ブログには不動産と関係のない内容を書くのは避けましょう。
たとえば親しみをだすために「本日の店長日記」などを記載しても、誰も興味をもちません。
不動産関連の有益な情報を求めてきたユーザーは、日記や雑談のような記事は求めていないため、すぐに離脱してしまいます。
また、SEO的にも評価されにくくなる可能性が高いです。
一般のブログは日記が多いとはいえ、不動産会社ではビジネスで集客するツールとして捉えて作成しましょう。
NG2:載せている内容が古い
ブログの内容は新鮮さも大切です。
とくに物件情報などは、常に最新情報を載せることが重要です。
紹介していた物件に興味をもって来訪したにもかかわらず、目当ての物件が終了していたら、信頼度が下がりユーザーは離脱してしまうでしょう。
このような事態を防ぐためにも、物件や数値といった情報は古いまま放置することがないよう注意が必要です。
NG3:ユーザーが興味をもつ内容を書いていない
内容を吟味していても、ユーザーが興味をもつような内容を書いていない場合も、集客は期待できないでしょう。
ブログで紹介する内容は、不動産会社ならではの情報を提供すると、読者の評価もあがります。
- マンション内見時で押さえておくべきチェックポイント
- 失敗しない物件の選び方
- 隣人トラブルにあったときの対処方法
といった、物件情報に加えて不動産に関するさまざまな知識も織り交ぜて「この不動産会社なら、相談にのってもらえそう」と思ってもらえるような記事を執筆していきましょう。
不動産会社の集客につながるブログのテーマ例2選

「成功させるポイントや注意点はわかったけど、実際になにを書けばいいかわからない」と思いますよね。
ここからは、ブログで書くべきテーマ例を2つ紹介します。
- 物件紹介
- 住宅に関する税制・助成制度の解説
順番に見ていきましょう。
テーマ例1:物件紹介
物件紹介は不動産会社のブログで代表的なテーマであり、長期的な集客効果が期待できます。
新しい物件情報は日々更新されるため、ネタに困る場面が減るという大きなメリットがあります。
単純な物件データを羅列するのではなく、実際に現地を見た担当者の感想や周辺環境の詳細情報を盛り込むと、他社との差別化を図れるでしょう。
たとえば、
- 最寄り駅から該当物件までの道のり
- 近隣の病院や飲食店までの距離
- 治安の状況
など、地元の不動産会社だからこそ発信できる情報を含めます。
結果として、「この会社は物件にくわしい」という信頼感を築けるため、問い合わせ率の向上につながります。
テーマ例2:住宅に関する税金制度の解説
税制や助成制度に関する情報は、とくに住宅購入を検討している人にとって価値の高いコンテンツです。
たとえば2025年現在、長期優良住宅の補助金制度では最大80万円の補助金が支給されるなどといった、具体的な金額情報を提供することで読者の関心を引きます(※1)。
また住宅ローン減税やリフォーム時の補助金も、住宅購入検討者には興味・関心のある話題です。
制度は社会情勢に合わせて頻繁に改定されるため、常に最新情報を発信することで専門性の高い会社として認知されていくでしょう。
(※1)出典:国土交通省・環境省|子育てグリーン住宅支援事業「事業概要」
ブログ集客にかける時間を創出!業務効率化ツール「速いもんシリーズ」

ブログによる集客には信頼性や専門知識を伝える効果は確実にあるものの、SEOの関係で、読者に届くまで半年から1年という長い時間が必要です(※2)。
さらに、数記事書いただけで終わってしまうと、ほとんど意味がありません。
定期的に記事を投稿し続けることが大切なのです。
しかし、
「1年も待っていられない」
「毎日の業務で忙しくて、ブログまで手が回らない」
このような状況で悩むケースは少なくありません。
そこで活用したいのが、(株)iimonの「速いもんシリーズ」。
速いもんシリーズは以下の9種類で展開されており、不動産業界のさまざまな業務をサポートします。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
売買・賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 | |
入力間違い╱他社募集╱条件判定を1クリックで判定 |
たとえば「入力速いもん」は、以下のように「2クリック」で物件登録作業を完結できる便利なツールです。
- 業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存
- 物登録画面へ「1クリック」で反映
物件登録作業が効率化できれば、必然的に顧客にアピールできる機会が多くなり集客効果が期待できます。
また業務効率化によってブログ作成にかけられる時間も増えるため、相乗効果も期待できるのです。
(※2)出典:アドマノ株式会社|SEO東京メーカー「SEOコンサルティング」
【導入事例】入力速いもんでWeb集客アップを実現
ここからは、実際に「入力速いもん」を導入した企業の事例を見ていきます。
千代田区を中心に賃貸仲介業を営む「株式会社チアエステート」では、経営において以下のような課題を抱えていました。
- 入力作業に時間がかかり、物件登録が思ったように進まない
- 作業に不慣れなスタッフも多く、なおさら仕事が進まない
しかし入力速いもんを導入したことで、以下の成果をあげられました。
- 物件登録数が3倍にUP!
- 操作性がわかりやすく、新人スタッフでも入力時間短縮!
- 業務効率化で生産性も2倍に向上!
まとめ

今回は、不動産会社がブログで集客する方法を紹介しました。
ブログ運営で成功するカギは、読者目線で役立つ情報を提供し、それを継続することです。
読者が「この会社に相談してみよう」「この会社なら信頼できる」と感じるような内容を発信することで、新規顧客獲得の機会につながる可能性が高まります。
不動産会社がブログを使用して集客を成功させるポイントは次の3つです。
- SEOの基礎を勉強する
- ターゲット像を十分考える
- ブログ記事を書き続ける
ブログを通じて管理物件の詳細やトラブルの解決策など、読者にとって価値のある情報を発信することは、読者の関心を引き、自社への興味を高める効果があります。
ブログの集客は初期投資も少なく、自社の信頼性の向上にも役立つため、ぜひ積極的に取り組んでみてください。
日々の業務を行いながらブログを継続して更新するには、業務の効率化も必要です。
(株)iimonでは、不動産の各種業務を効率化できるツールを提供しています。
お客様のニーズに合ったサービスを選んで利用可能です。
ブログ集客を行うためにも、効果的な業務効率化を図りたいという場合は、お気軽にご相談ください。
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iimon 編集部