不動産系企業のAI活用好事例3選!業務効率化する秘策も紹介

更新日:2024.07.24

業務効率化

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「不動産業でAIは活用できるのか」「どんな風に活用されてるか知りたい」と考えていませんか。

AIとは「Artificial Intelligence」の略称で、人工知能という意味をもっています。

厚生労働省が公表している資料によると「大量の知識データに対して、高度な推論を的確に行うことを目指したもの」と定義されています(※1)。

AIは学ぶ能力や考える能力、データを与えることで、人間のように予測や判断、提案などを行えるのです。

便利なAIの機能は、さまざまな不動産系の企業でも活用されています。

そこで、この記事では、おもに以下の内容を解説していきます。

  • 不動産業でAI活用している事例3選
  • 自社でも使えるAIはある?
  • AI以外で業務効率化する秘策

この記事を読むと、自社でAIを活用するか判断できるようになり、業務効率化も狙えるようになりますよ。

(※1)出典:厚生労働省「AIの定義と開発経緯」

不動産業でAIを活用している企業の好事例【3選】

AIを不動産業に活用した企業の実例を3つ紹介していきます。

  • 三井不動産|「&Chat」
  • 三井不動産リアルティ株式会社|「リハウスAI査定」
  • 野村不動産ソリューションズ×LIFULL|「AI ANSWER Plus」

順番に見ていきましょう。

1:三井不動産株式会社|「&Chat」

三井不動産は、2023年8月から約2,500人の従業員を対象に、自社特化型AIチャットツール「&Chat」の運用を開始しました。

&Chatは「Azure OpenAI Service」のGPT-4を使用しており、最新のインターネット情報や社内データを参照して回答を生成する機能をもっています。

さらに、

  • 文章の要約
  • 翻訳
  • アイデア出し

などの日常業務を効率化できるのです。

エンドユーザーからの問い合わせ対応にも使用することで、顧客体験の向上が期待されています。

出典:三井不動産「全従業員を対象に、自社特化型AIチャットツール「&Chat」の運用開始」

2:三井不動産リアルティ株式会社|「リハウスAI査定」

三井不動産リアルティは、株式会社エクサウィザーズと共同で、所有マンションの推定成約価格をAIにより即時算出して提示するシステム「リハウスAI査定」を2019年12月より運用しています。

三井不動産リアルティで実際に取引された成約事例をAIが学習し、

  • 立地
  • 階数
  • グレード

など住戸の特徴に応じて、推定成約価格を算出できるシステムです。

インターネット上でマンション名や所在階数などを入力すると、すぐに推定価格を算出してくれます。

出典:三井のリハウス「リハウスAI査定」

3:野村不動産ソリューションズ×LIFULL|「AI ANSWER Plus」

3つめは野村不動産ソリューションズ株式会社と株式会社LIFULLが共同で開発した「AI ANSWER Plus(ベータ版)」です。

AI ANSWER Plusは、不動産売買を検討している顧客向けのAIサービスで、 不動産取引に関する質問や疑問を24時間オンライン対応してくれます。

たとえば、インターネット上でAIに対して、

  • 通勤30分以内の中古マンションを探して
  • 私の年収から買えそうな物件を教えて
  • 家族3人暮らしでおすすめの家を教えて

といった質問を入力すると、内容に適した回答が返ってくるのです。

出典:野村不動産ソリューションズ「住みかえアシスタント AI ANSWER Plus」

いますぐ活用できる!不動産業務に使える生成AI

「大手企業が導入しているような大型のAIは導入できない」と考えていませんか。

そのような場合は、‎ChatGPTやGeminiのような、生成AIを活用しましょう。

生成AIは無料で使える(一部機能有料)ため、積極的に使っていきたいツールです。

生成AIを使うと、

  • 物件の紹介文を作成
  • 広告作成
  • 市場動向や法律の確認

などのサポートをしてくれるため、業務効率化が期待できます。

生成AIにはさまざまな種類があるため、実際にいろいろ試して自身に合うものを取り入れましょう。

ChatGPTの活用法やメリットを知りたい人は、下記を参考にしてみてくださいね。

https://iimon.co.jp/column/chatgpt-real-estate

AIの発達で不動産業の仕事はなくなる?

現段階では、完全にはなくならないといえるでしょう(2024年7月時点)。

そう言われても心配になってしまいますよね。

実際、パーソルキャリア株式会社が社会人男女を対象に行った調査によると、あなたと同じように、人間の仕事がAIに奪われるのではないかと心配している人は「約77%」いたのです(※2)。

しかし、AIには苦手な仕事もあるのです。

たとえば、

  • データが集まっていない仕事
  • 人間の感性や経験による創造的な仕事

などです。

AIは考えるのではなく、あくまでデータによって答えを算出しているだけです。

これからの不動産業界で活躍していくためには、人間にしかできない「考える力」を養っていくことが重要だといえるでしょう。

たとえば

  • 顧客との会話から、言葉の裏側にある事情や心理的背景を読みとる
  • 業務内容を振り返り、問題点を抽出・改善する

といった内容です。

またAIに仕事を奪われる側ではなく、活用する側になることが大切です。

(※2)出典:PR TIMES|パーソル株式会社「Job総研による『2023年 AIチャットの意識調査』を実施 8割が抱く”人間の仕事奪われる” 仕事で活用は職種別で大差」

AI活用以外で業務効率化をねらうなら「速いもんシリーズ」

「AIを活用するのはハードルが高い」「AIを活用するしか業務効率化する方法はないのだろうか」と悩んでいませんか。

たしかに、AIを活用するためにはあなたが勉強をして、使いこなせるようにならなければなりません。

社内での教育も必要になるでしょう。

しかし安心してください。

AI活用以外でも、業務効率化する方法はあります。

それは(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」の活用です。

速いもんシリーズとは、不動産業における業務効率化を簡単・便利に実現できるツールで、以下8種類で展開されています。

サービス名

特徴

入力速いもん

不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化

物出速いもん

賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化

分析速いもん

ライバル会社の掲載状況を自動分析

変換速いもん

物件情報を1クリックでPDF・URL化

物元速いもん

賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定

物確速いもん

賃貸物件の募集状況をまとめて確認

検索速いもん

1サイトで複数サイトの物件検索が可能

見積速いもん

見積書をワンクリックで瞬時に作成

たとえば「入力速いもん」では、時間のかかりがちな物件情報の入力作業が、素早く簡単に終えられます。

具体的には、

  • 業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存
  • 物件入力画面へ「1クリック」で反映

といったように「2クリック」で入力作業を完了できるのです。

【事例】速いもんシリーズ導入で実現!入力業務は3倍、追客業務は2倍に効率アップ!

ここからは、実際に速いもんシリーズを導入した企業の実例を見ていきましょう。

千代田区を中心に賃貸仲介業を営む「株式会社チアエステート」の岡本社長は、業務に関して、以下のような悩みを抱えていました。

  • 物件情報入力に時間がかかるため、掲載数が増えない
  • 新人が多いため、なおさら入力作業に時間を要していた

しかし、速いもんシリーズ導入によって、

  • 物件入力スピードや掲載数が3倍にアップ
  • 新人でも物件入力が効率化
  • 追客業務は2倍に効率アップ

といった成果を得られました。

出典:(株)iimon お客様の声

まとめ

不動産業界では、AIを導入する企業が増えています。

AIの中には、ChatGPTなど一部無料で使えるものもあり、使いこなせば業務効率化が期待できる便利なツールです。

しかし、予算や人員の関係で導入できないケースもあるでしょう。

AI以外で業務効率化を行いたい場合は、(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」の利用を検討しましょう。

最短2クリックで物件情報入力が完了するなど、シンプルでわかりやすい操作が魅力です。

速いもんシリーズを利用して「業務効率化」「業務負担の軽減」を実現しませんか?

authorこの記事を書いた人
iimon 編集部

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