不動産の売買にはさまざまなジャンルと手法が存在します。
そのなかでも物上げは、売主・貸主の物件情報を集めることに特化したビジネスモデルで、
- 物件の売主と再販業者のあいだで売買契約を媒介すること
- 貸主が所有する物件管理や客付けを任せてもらうこと
がおもな業務です。
効率的に物上げを行えば、売買契約の媒介や賃貸管理といったビジネスの成功が期待できます。
そこで本記事では
- レインズを活用して、効率的に物上げを行う方法
- レインズ以外で物上げを行う方法
を網羅的に解説します。
記事後半では、不動産業務の効率化を実現するツール(株)iimonの「速いもんシリーズ」についても解説しているので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
レインズを活用して物上げをするには?

レインズを活用した物上げの方法として効果的なのが、複数業者から掲載されている物件をピックアップする手法です。
たとえば、レインズ上で同じ物件が複数の不動産会社から掲載されているケースがあります。
このような物件は、買い手や借り手がなかなかつきにくい状況にあると考えられます。
言い換えると、所有者はできるだけ早く売りたい・貸したいという意向が強い可能性が高いといえるでしょう。
このような状況では、価格交渉の余地が生まれやすくなります。
レインズを活用してこのような物件を効率的にピックアップし、適切な価格交渉を行うことで、市場価格よりも安く物件を手に入れられる可能性が高まります。
物上げを成功させるためには、レインズの情報を日常的にチェックし、タイミングよく交渉することが重要です。
https://iimon.co.jp/column/non-exclusive-brokerage-service-reins-not-post
レインズ以外の物上げの手法6選

レインズ以外にも、物上げを成功させるための効果的な手法として、以下の方法があげられます。
- 謄本を取り寄せる
- チラシのポスティング
- ダイレクトメール
- 飛び込み営業
- 紹介営業
- 一括査定サイトの活用
それぞれ詳しく解説します。
謄本を取り寄せる
営業範囲内で物上げができそうな物件を見つけた際、その物件の謄本を取り寄せて所有者に直接連絡を取る方法があります。
この方法は、空き家や管理状態があまりよくない物件など、売却や賃貸の可能性が高いと感じられる物件に対して有効です。
物上げができそうな物件を見つけるのは、多くの場合、不動産会社の経験や感覚に頼る部分が大きくなります。
たとえば「この建物は長期間空いているようだ」「外観から見て所有者が管理に困っているかもしれない」といった直感的な判断から、謄本を取り寄せてみるというのが一般的な流れです。
運がよければ所有者に連絡がつき、物上げの商談に進展する可能性があります。
ただし、成功率は高くないため継続的な取り組みが必要になります。
チラシのポスティング
「建物を売らないか」または「賃貸物件の入居者募集や管理を任せてもらえないか」というメッセージを記載したチラシを配布する方法も一般的です。
特定のエリアや物件タイプを絞り込んでポスティングすることで、効率よく見込み顧客からの反応を得られるでしょう。
チラシを見た人から「実は売却を考えていた」「管理に困っていた」といった理由で連絡が入ることもあります。
ポスティングは主に不動産会社の従業員が手分けして行うことが多く、費用対効果を考慮しながら実施する必要があります。
また、チラシのデザインや文言も重要なポイントです。
単なる営業目的ではなく、所有者の悩みを解決できるという視点でメッセージを作成することで、反応率を高めることが可能です。
ポスティングに関しては、以下の記事でも解説していますので合わせてご確認ください。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-posting-response-rate
https://iimon.co.jp/column/Real-estate-flyer
ダイレクトメール
ターゲットとなる物件宛にダイレクトメールを発送して、見込み顧客を獲得する手法もあります。
チラシのポスティングよりも直接的なアプローチであり、物件所有者にメッセージを届けやすい方法です。
ダイレクトメールの成否を決める鍵は、どのような物件に発送するかというリストの作成にあります。
たとえば、築年数が古い物件や相続が発生している可能性が高い物件など、売却や賃貸の可能性が高いターゲットを選定することが重要です。
近年では、リスト作成から発送までをすべて外注するケースも増えています。
飛び込み営業
所有者の個人宅や不動産会社にアポイントなしで訪問し、売物件や貸物件の情報を収集する手法も効果的です。
直接対面でコミュニケーションを取ることで、信頼関係を構築しやすいというメリットがあります。
ただし、手当たり次第に訪問を繰り返しても成果が上がる見込みは低いのが現実です。
そのため、事前にしっかりと下調べをして、情報を持っていそうなターゲットを絞ることが重要になります。
また、初対面での印象が非常に重要になるため、礼儀正しく誠実な対応を心がけ、相手の時間を無駄にしないよう簡潔に用件を伝えることが大切です。
紹介営業
過去の顧客や取引先の不動産会社、弁護士や税理士などから、売却を検討しているお客様や賃貸物件オーナーを紹介してもらう方法も効果的です。
信頼関係のある人物からの紹介は、初めから一定の信頼を得た状態で商談をスタートできるメリットがあります。
売却や賃貸の意向を持つ顧客であることが前提のため、物上げ業者にとっては紹介を受けるだけで成果につながる可能性が高いといえます。
この方法を成功させるためには、日頃から幅広い人脈を構築し、良好な関係を維持することが重要です。
定期的な情報交換や挨拶回りなどを通じて、紹介してもらえる環境を整えておくことが大切です。
一括査定サイトの活用
インターネット上で簡単に活用できる一括査定サイトを経由して、物上げのきっかけを得る方法も一般的です。
一括査定サイトに登録しておくことで、物件所有者から直接問い合わせを受けられます。
ただし、複数の不動産会社に同時に査定依頼が行くため、競争が発生します。
また、ただ査定価格を知りたかっただけという売却(貸し出し)意向のない問い合わせも多いのが現状です。
そのため、必ずしも案件化できる方法ではないため、別の方法と併用するのがおすすめです。
不動産業務の効率化なら(株)iimonの「速いもんシリーズ」がおすすめ!

不動産業務の効率化を検討している方におすすめしたいのが、(株)iimonの「速いもんシリーズ」です。
「速いもんシリーズ」は、物件情報の収集・入力・追客などの不動産仲介業務の効率化を実現するツールで、以下9種類に分けられます。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の確認を効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
売買・賃貸物件の募集状況をまとめて確認・物件確認を効率化 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 | |
入力間違い╱他社募集╱条件判定を1クリックで判定 |
自社に必要なサービスだけを組み合わせて使えるので、コスパがよいのも魅力。
なかでも「入力速いもん」は、誰でも簡単に業務効率化できる便利なツールです。
集客業務のサポートなら「売買入力速いもん」

売買仲介業務を効率化する「売買版入力速いもん」は、面倒な物件情報入力を最短2クリックで完了させる画期的なツールです。
業界初となる一覧・詳細ページのCSV化機能を実装し、会社間流通サイトや仲介業者専用サイトから情報を簡単に取得できます。
主な特徴は、以下の通りです。
- 会社間流通サイトの情報を1クリックでCSV化
- 一覧・詳細ページ両方のCSV化に対応
- 画像データも簡単に保存・入力可能
- 被りチェック機能による重複入力防止
- マウスクリックだけで完結する画像編集機能
このツールは単なる物件掲載だけでなく、会員登録情報の充実化や物件確認作業、顧客追客にも活用可能です。
業者間流通サイトの情報を最大限に活用する「技あり」な使い方で、業務効率化と売上向上を同時に実現します。
【事例】物件掲載数を従来の約10分の1の工数で増加させることに成功!
横浜市内の主要駅を拠点とする株式会社Eは、2021年に指定流通機構のCSVデータ出力機能が廃止されたことで、物件掲載数が大幅に減少するという課題に直面していました。
顧客からホームページの掲載数の少なさを指摘される状況となり、会社の信頼性にも影響が出始めていました。
この問題を解決するため、同社は「売買版入力速いもん」を導入。
その結果、以下の効果が得られました。
- 物件掲載作業の工数が従来の約10分の1に削減
- 日々の新着物件情報を漏れなく掲載可能に
- 数百件規模のデータを1日で取得・登録できるように
- 他業務の合間を活用した効率的な入力作業を実現
- 掲載物件数の増加に伴う顧客からの反響数の回復
同社は、ポータルサイトからの問い合わせ前に顧客が各社のホームページを比較検討する傾向があることを重視し、「売買版入力速いもん」の導入により、地域No.1を目指す取り組みを強化しています。
まとめ
本記事では、不動産業界における物上げの効率的な手法として、「レインズを活用した方法」とそのほかの手法を詳しく解説しました。
物上げの際は、レインズで複数業者から掲載されている物件をピックアップするのがおすすめです。
このような物件は、書いてや借り手がつきづらい状況にあり、所有者はできるだけ早く売りたい・貸したいという意向が強い可能性が高いと考えられます。
そのため、価格交渉の余地が生まれる可能性が高いのです。
また、物上げの効率化を実現するためには、不動産業務の効率化ツールである(株)iimonの「速いもんシリーズ」の導入も検討してみてください。
業務効率化ツールを導入することで、従業員一人ひとりが自身のコア業務に集中でき、働きやすさと業務の成果向上が期待できます。

iimon 編集部