「物件コンバーターで業務効率化できるのだろうか」「デメリットも知りたい」と考えていませんか。
そもそも物件コンバーターとは、スーモやホームズなどの不動産ポータルサイトに、物件情報を一括で入稿できるツールをさします。
物件コンバーターに物件情報を入力すると、不動産ポータルサイトごとのフォーマットにマッチするように自動的に変換して入力してくれるのです。
一方で、利用の際には注意しなければならないことも。
そこで、この記事では以下の内容を解説していきます。
- 物件コンバーターのメリット・デメリット
- 物件コンバーターのおすすめツール5選
- 入力作業を効率化する秘策
この記事を読むと、自社に物件コンバーターを導入するか判断でき、業務効率化もねらえるようになりますよ。
目次
物件コンバーターとは?

物件コンバーターとは、物件情報を異なるシステム間で変換・互換性を持たせるツールのことです。
レインズやアットホーム、スーモなどの不動産ポータルサイト間でデータ形式が異なりますが、物件コンバーターを使用することで、これらを統一フォーマットに変換できます。
具体的には、物件情報(間取り、価格、築年数など)や表示形式を自動で変換し、CSV・XML・JSONなどの形式にも対応可能です。
データの一括変換により業務効率が向上し、複数サイトへの登録・更新作業の手間を大幅に削減できるのが大きなメリットといえます。
また、画像のリサイズや圧縮、テキストの自動整形などの補助機能も備えているのが一般的です。
不動産会社にとって、物件データの管理・運用を効率化する必須ツールといえるでしょう。
物件コンバーターのメリット・デメリット

物件コンバーターにはメリットはもちろん、デメリットも存在します。
両者を理解して、自社へ物件コンバーターを導入する際の判断材料にしましょう。
メリット | ・時間や労力、コストの削減 ・データ入力の正確性アップ ・売上アップにつながる |
デメリット | ・従業員への教育の手間がある ・入力内容が連動しない場合がある |
順番にくわしく解説していきます。
メリット
物件コンバーターを導入するメリットとしては、以下の3点があげられます。
- 時間や労力、コストの削減
- データ入力の正確性アップ
- 売上アップにつながる
順番に見ていきましょう。
メリット1:時間や労力、コストの削減
物件情報を一度入力するだけで、複数の不動産ポータルサイトに同時に情報を掲載できるため、時間や労力、コストの削減が可能です。
たとえば、
- 物件入力専属の従業員を雇用する必要がなくなる
- 入力ミスによる修正対応が減る
といったように労働時間も短縮できるため、残業代や人件費も削減できます。
メリット2:データ入力の正確性アップ
物件コンバーターを利用すると、データ入力の正確性向上も期待できるでしょう。
通常の入力方法では、複数のサイトに同じ情報を何度も入力する必要があるため、タイプミスや確認ミスで誤情報を入力するリスクがあります。
しかし物件コンバーターを導入すれば、一度の正確な入力ですべての不動産ポータルサイトに同じ情報が反映されるため、ヒューマンエラーを減らせるのです。
メリット3:売上アップにつながる
複数の不動産ポータルサイトに同時に物件情報を掲載できるため、必然的に物件登録数は増えます。
そのため、これまでより多くのユーザーにアプローチできるため、反響獲得や成約の可能性が高まり、売上アップにつながるでしょう。
情報更新の手間も軽減されるため、最新の物件情報を維持しやすくなり、顧客満足度の向上にもつながります。
デメリット
一方、物件コンバーターを導入するデメリットは、以下の2点です。
- 従業員への教育の手間がある
- 入力内容が連動しない場合がある
順番に解説していきます。
デメリット1:従業員への教育の手間がある
物件コンバーターに限った話ではありませんが、新しいシステムを導入する際には、従業員への教育が必要です。
従業員が物件コンバーターの使用方法を理解し、効率的に運用できるようになるまでには時間がかかるでしょう。
場合によっては、業務効率が一時的に低下する可能性もあるため、最初の教育や説明資料を充実させることが大切です。
デメリット2:入力内容が連動しない場合がある
物件コンバーターを利用する際は「情報の正確性」への配慮が必要だといえます。
なぜなら、物件コンバーターに入力した内容が反映されないケースもあるからです。
たとえば価格や所在地などの情報については、物件コンバーター利用後に各ポータルサイトで正しく反映されているか確認しましょう。
物件コンバーターの使いっぱなしには、リスクがあります。
誤った情報が掲載されると、顧客とのトラブルや信頼の喪失につながるため危険です。
物件コンバーター以外で業務効率化する方法を知りたい人は、下記を参考にしてみてくださいね。
https://iimon.co.jp/column/bukkenn-input-daikou
物件コンバーターのおすすめツール5選

物件コンバーターには、提供企業によって物件管理機能まで付帯されているものがあります。
ここでは「物件コンバートのみに特化したツール」に厳選して紹介していきます。
物件コンバートのみに特化したツールは、以下の5種類です。
| 不動産コンバートR | CooRE物件連動コンバーター | みらいえ
| オートライター | RIMS |
提供企業 | 株式会社ReP | クーバル株式会社 | DateBee株式会社 | 株式会社レックアイ | 株式会社アクア |
初期費用 | 無料 | 55,000円 | 50,000円〜 | 50,000円 | 330,000円 |
月額費用 | 10,000円 | 22,000or44,000円 | 20,000円〜 | 19,800円 | ・登録物件数によって異なる ・最大44,000円 |
登録物件数制限 | なし | 10,000件 | 要問い合わせ | なし | 要問い合わせ |
対応業態 | 賃貸・売買 | 賃貸・売買 | 賃貸・売買 | 売買 | 要問い合わせ |
対応ポータルサイト | ・スーモ ・ホームズ ・アットホーム ・自社ホームページ | ・スーモ ・ホームズ ・アットホーム ・賃貸スモッカ ・ホームメイト ・オウチーノ(売買) ・アドパーク(売買) | ・ホームズ ・アットホーム など
| ・Yahoo!不動産 ・スーモ ・ホームズ ・アットホーム ・オウチーノ(新築・中古) | ・スーモ ・ホームズ ・アットホーム ・Yahoo!不動産 など |
詳細URL |
いずれも初期費用は50,000円前後、月額費用は20,000円前後で利用できるコンバーターが多くなっています。
ただし、登録物件数10,000件を境に費用が変わるケースもあるため注意しましょう。
出典:不動産コンバートR「不動産ポータルサイト物件一括登録・入稿システム」
CooRE物件連動コンバーター「ポータル連動システムはCooRE物件連動コンバーター」
オートライター「売買仲介会社の業務効率を劇的に改善する物件コンバーター」
また物件コンバーターの選び方について知りたい人は、こちらを参考にしてください。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-bulk-draft
入力作業を効率化したいなら「速いもんシリーズ」がおすすめ

「物件コンバーターは便利そうだけど、手入力するのは面倒…」
「物件入力作業をもっと効率化したい」
そう思う人もいるのではないでしょうか。
そのような人には(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」との組み合わせがおすすめ。
速いもんシリーズとは、物件入力業務効率化を簡単・便利に実現できるツールで、以下8種類に分類されています。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
売買・賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 | |
入力間違い╱他社募集╱条件判定を1クリックで判定 |
なかでも「入力速いもん」は誰でも簡単に入力作業を効率化できるツールです。
具体的には、
- 業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存
- 物件コンバーターの入力画面へ「1クリック」で反映
といったように合計「2クリック」で、不動産ポータルサイトなどへの物件入力作業が完了するのです。

手入力が必要ないので、人的ミスなどの心配がありません。
また操作法がわかりやすいため、従業員への教育にも時間がかかりません。
入力速いもんの使い方がわかる動画もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【実例】「入力速いもん」導入で物件入力スピードと数が3倍に
実際に「入力速いもん」を導入した企業の実例を見ていきましょう。
賃貸仲介業を営んでいる「株式会社チアエステート」は、入力作業において以下の課題を抱えていました。
- 入力作業に時間がかかり、理想どおりに仕事が進まない
- 入力作業に不慣れな新人スタッフも多く、なおさら時間がかかっていた
しかし「入力速いもん」の導入で、以下の成果を得ています。
- 物件掲載スピードと数が3倍にアップ!
- 操作法が簡単で、新人スタッフの入力時間短縮!
- 新人でも一度のレクチャーで入力速いもんを使いこなせた!
速いもんシリーズの導入により、物件の掲載スピードの短縮だけでなく、たった一度のレクチャーでツールを使いこなせるようになったそうです。
まとめ
物件コンバーターとは、不動産ポータルサイトなどに物件情報を一括で入稿できるツールで、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | ・時間や労力、コストの削減 ・データ入力の正確性アップ ・売上アップにつながる |
デメリット | ・従業員への教育の手間がある ・稿内容が連動しない場合がある |
物件コンバーターは業務効率化が期待できるツールですが、手入力が必要な場合があったり、操作方法の教育に時間がかかるケースもあります。
(株)iimonが提供している「入力速いもん」であれば、物件コンバーターと組み合わせて、誰でも簡単に入力作業を効率化できます。
具体的には、業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存できたり、物件コンバーターの入力画面へ「1クリック」で反映することが可能です。
業務を効率化できると、営業に充てられる時間が増えて売上拡大につながります。
気になる方はこの機会に(株)iimonの「速いもんシリーズ」導入をぜひご検討ください。

iimon 編集部