「物確とはなんのことだろう」「なにを意味しているのだろうか」と考えていませんか。
不動産業における物確とは「物件確認」の略称です。
賃貸仲介では、オーナーや管理会社に、物件の空室状況・契約状況・家賃などの条件変更などを確認する業務のことをさします。
たとえばスーモやホームズなどでの不動産ポータルサイトに掲載している物件情報は、「成約済み」や「家賃値下げ」などの変更がないか、定期的に確認する必要があります。
つまり物確は不動産業において、欠かせない仕事のひとつなのです。
この記事では、物確についての基礎知識を得られるように、以下の内容を解説していきます。
- 【おさえておきたい】物確の3つの方法
- 【課題】物確で苦労する2つのこと
- 【必見】物確を効率化する方法
この記事を読むと、物確についての知識が深められ、不動産業者としてレベルアップできますよ。
目次
【おさえておきたい】物確の3つの方法
物確には大きく3つの方法があります。
- 電話で確認
- Webで確認
- 現地で確認
順番に見ていきましょう。
方法1:電話で確認
物件の管理会社やオーナーに直接電話をかけて、空室状況や家賃などの条件変更がないか確認します。
電話での確認は、素早く確実に情報を得られることがメリットです。
Web上ではまだ更新されていない情報や聞きたいことなど、電話ならその場で質問できるため、即座に確認できます。
ただし連絡手段を電話のみにすると、連絡できるタイミングが限られる点には注意が必要です。
また近年では、電話での物確を受け付けていない管理会社も増えてきています。
方法2:Webで確認
物確ではWebの活用が欠かせないといえます。
管理会社サイトや不動産ポータルサイト、専用の管理システムなどの利用によって、物件情報をリアルタイムで確認できます。
Webで物確する大きなメリットは、多数の物件を一度に管理できる点です。
使うシステムによっては、物件情報を一括で更新したり、検索したりできます。
またWebで確認する際は、場所や時間を選ばずに利用できるため、素早い対応が可能です。
外出先でもスマホやタブレットなどからWebにアクセスして、最新の物件情報を確認できます。
そのため顧客からの問い合わせに対して、迅速かつ正確に対応できるでしょう。
近年では、自社サイトなどWeb上での物確を依頼する管理会社も増えています。
方法3:現地で確認
電話やWebでの情報とあわせて、現地に出向いて物件の状態を直接確認する方法です。
写真や書類だけではわからない、物件の詳細な状況を直接見られるため、情報を正確に把握できます。
建物の外観や周辺環境、近隣施設などを直接見られるため、物件の魅力や問題点がより正確にわかるでしょう。
ただし現地確認には、時間とコストがかかる点には注意が必要です。
複数の物件を一度に回れるようルートを考えたり、これから集めようとしている必要な情報を整理したりすることで、スムーズに確認作業を進められるでしょう。
【課題】物確で苦労する2つのこと
物確は不動産業において欠かせない作業ですが、課題が多いことも事実です。
ここでは、物確で苦労することを以下2つに分けて紹介していきます。
- 人的ミス
- 作業効率
順番に見ていきましょう。
苦労1:人的ミス
電話やWebでの物件確認作業は人間が行うため、確認漏れや情報の聞き間違い・見間違いといった人的ミスが発生しやすいです。
たとえば、複数の物件情報を一度に確認して情報を見落としたり、誤った情報を記録してしまうなどがあげられます。
人的ミスは誤った情報提供につながり、顧客からのクレームを受けたり信頼を失うケースも。
人的ミスは取引の正確性と効率性に影響を与える課題といえるでしょう。
苦労2:作業効率
電話にしてもWebしても、大量の物件情報を、毎週確認する作業は手間と時間がかかるでしょう。
電話の場合、物件の管理会社やオーナーとスムーズに連絡が取れないなど、物件確認に時間がかかる場合があります。
とくに連絡がつきにくい時間帯や、連絡手段が限られているなどのケースで起こりやすいといえるでしょう。
さらに確認した情報は、正確に不動産ポータルサイトや自社ホームページなどに反映する作業も必要です。
定期的に物確を行うための人的リソースと作業効率が課題だといえます。
物確の課題を解決!業務効率化ツール「物確速いもん」
物確は不動産業において売上に関わる重要な作業です。
しかし空室状況や家賃変更などの情報は定期的に行う必要があるため、工数がかかりますよね。
物確速いもんは、そのような悩みを簡単に解消できる便利なツールです。
物件情報一覧のCSVデータをアップロードするだけで、
- 最新の空室状況
- 家賃などの条件変更
が一画面で確認できるため、さまざまな管理会社サイトでの目視確認や、電話・FAXでの確認などが不要になります。
さらに、
- 家賃などの条件変更前・後の内容がわかる
- 新規募集なのか再募集なのかがわかる
- 対象物件の情報をコピーして一括変更できる
など、物件情報の更新に便利な機能も盛りだくさん。
物確にかかる作業時間が、大きく短縮できるようになります。
【実例】「物確速いもん」の導入で成果をあげた企業
ここでは実際に物確速いもんを導入して、業務効率化を実現できた企業の事例を紹介していきます。
物確速いもん導入前の「株式会社リブリッチ 桜木町店」は、以下のような状況で悩みを抱えていました。
- ひたすら電話で物確を行っていた
- 空室確認の作業に時間がかかっていた
- 午前中の業務をすべて物確に費やしていた
しかし物確速いもんを導入したところ…
- 1 時間弱で物確が完了
- 従来と比較し「70%」の時間削減に成功
- 賃料変更などの入力編集作業も時間短縮に
さらに閑散期でも反響数が1.5倍に伸びるといった、うれしい副次的な成果もあったとお話いただきました。
物確以外の業務も効率化できる!「速いもんシリーズ」
(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」は、物確をはじめ、さまざまな不動産業における業務効率化ができる便利なツールです。
速いもんシリーズは機能によって、以下8種類に分けられています。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 |
たとえば不動産ポータルサイトへの物件登録作業は、通常1件あたり20分程度かかりますが、「入力速いもん」を使用すれば1件あたり5分程度で完結します。
最短2クリックで操作が完結できるなど、直感的な操作が可能なのも魅力。
新着物件の洗い出しや、不動産ポータルサイトへの物件情報入力など…。
物確以外にも多数あるルーティン業務を効率化したいなら、「速いもんシリーズ」導入がおすすめです。
まとめ
物確とは、物件の空室状況や家賃などの条件変更などの情報をオーナー・管理会社などに定期確認する作業で、不動産業に欠かせない仕事のひとつです。
また物確には以下のような方法があり、それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
方法 | メリット | デメリット |
電話で確認 | 素早く正確な情報を得られる | 連絡できるタイミングが限定的 |
Webで確認 | 時間や場所を問わず確認可能 | さまざまな管理会社サイトを目視確認する必要がある |
現地で確認 | 物件情報を正確に把握できる | 時間とコストがかかる |
また物確には、以下のような課題もあります。
- 人的ミス
- 作業効率
上記のような物確における課題を解決したいのであれば(株)iimonが提供している、速いもんシリーズの「物確速いもん」の利用を検討しましょう。
物確速いもんを使うと、物確に費やす時間短縮・正確な情報取得が簡単にできるようになり、生産性もアップしますよ。
iimon 編集部