どのような街にも、1人、もしくは2〜3名の少数精鋭で経営している不動産会社があります。
小さな不動産会社の従業員は、多くの業務をマルチにこなす実力者も多いでしょう。
この記事では、数人程度の従業員で頑張る「小さな不動産会社」が集客力を高めるにはどうしたらいいかを解説していきます。
人数が少ないということは、総労働時間が限られているということです。
そういった中で、全国展開している大きな不動産会社に立ち向かうべく、集客力を高めるには「業務効率化」がキーワードになります。
集客につながる業務効率化の具体的方法も含めて詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
目次
【前提】不動産会社が集客力を上げる前にチェックすべきこと
不動産会社の規模によらず、顧客に選ばれ集客できるようになるための前提として確認しておきたいのが、集客の「ターゲット」と「目的」です。
理由を説明していきます。
1.集客する「ターゲット」を決める
まずは、だれを集客したいかを明確にしましょう。
「一人暮らしの社会人」「共働き夫婦」「子どもが小さいファミリー層」など、自社が取り扱う物件に住みそうな顧客層を集客するターゲットに設定してください。
また、どのような状況の顧客をターゲットとするかも大切です。
- まだ本格的に物件探しなどはしていないが、近い将来アクションを起こす見込み客
- 引越し期限が迫っていて、すぐにアクションを起こす顧客
などが顧客の状態に該当します。
見込み客を集客するなら、長いスパンで集客力を上げられるでしょう。
今すぐアクションを起こす顧客を集客すれば、比較的早く売上アップが期待できます。
2.集客の「目的」を決める
集客の「目的」を決めることも重要です。
自社のメインターゲットとの兼ね合いも考えつつ、
- 自社の認知度を上げたい
- 反響数をアップさせて売上に直結させたい
など、何をゴールに集客するのかを明らかにしておきましょう。
小さな不動産会社が集客力アップを実現する7つの方法
小さな不動産会社が集客力をアップするには、
- 大手との差別化
- 限られたコストと労働力の効率化
がポイントです。
ここからは、小さな不動産会社の集客力アップにつながる方法を7つ紹介していきます。
- 地域密着で頑張る
- Webを活用する
- コストに見合う不動産ポータルサイトを選ぶ
- SNSを活用する
- ノウハウを蓄積する
- 選ばれる人柄になる
- 業務効率化できるシステムを活用する
1.地域密着型として認知される
小さな不動産会社では、やみくもに対応エリアを増やすよりも、エリアを絞っていく方法が向いています。
地域密着型の不動産会社として認知されるようになれば、地元客から厚い信頼を得やすく、長期的な集客力が期待できるでしょう。
2.Webを効果的に使う
労働力が限られている小さな不動産会社では、自社ブログなどをWeb上にコツコツ公開し、コンテンツマーケティングを行う方法がおすすめです。
人間の代わりにWebに働いてもらえれば、効率よく集客ができるようになります。
Webコンテンツには、地域に根付いた情報なども掲載できると、大手を含め他社との差別化が可能になります。
▼不動産でWeb集客を活用する方法について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/Real-estate-web-customer-attraction
3.不動産ポータルサイトを吟味する
小さな不動産会社では、集客コストをそれほどかけられない場合も多いもの。
多くの不動産会社が集客で利用する不動産ポータルサイトですが、小さな不動産会社の場合は、コストを抑えられる料金体系のサイトを選ぶのがおすすめです。
不動産ポータルサイトの掲載料では、定額型と成果報酬型とがあります。
定額型 | 大手の不動産ポータルサイトで多い ◎メリット:閲覧数が見込める △デメリット:月額・年額で掲載料金がかかる |
成果報酬型 | 知名度の低いポータルサイトで多い ◎メリット:成果に対してのみ報酬が発生する △デメリット:閲覧数が少ない |
取り扱う物件数が多く、攻めのスタイルでコストに見合う成果をあげたい小さな不動産会社の場合は、定額型がコストを抑えられておすすめ。
取り扱う物件数が少ない地域にある小さな不動産会社の場合は、成果報酬型がコストを抑えられておすすめです。
▼各不動産ポータルサイトの掲載料金について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-portal-site-posting-fee
4.SNSを活用する
集客ターゲットがよく利用するSNSでのアプローチは、注目度が高い集客方法です。
SNSは無料で利用できるものも多く、SNSの運用方法が上手な従業員が使いこなすことで、効率よく集客できる可能性があります。
とくに、若年層の顧客をターゲットとしている不動産会社の場合は、TikTokなど競合がまだ比較的少ないSNSでの集客成功で、大きなビジネスチャンスを掴めるかもしれません。
▼不動産集客×SNSの成功ノウハウについて詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-sns
5.施策の効果をノウハウとして蓄積する
小さな不動産会社では、試した施策の効果を会社のノウハウとして蓄積することも大事になります。
投じたコストに対し、どれほどの効果が得られたか数値的に検証していくことも忘れずに行ってください。
従業員数が少ないからこそ、試行錯誤しやすいというメリットがあることを忘れずに、前向きにチャレンジしていく姿勢が大切です。
6.人柄で選ばれるようになる
魅力的な人柄は、顧客から選ばれる大事な要素です。
営業力
顧客との信頼関係に直結するため、営業力は不動産会社の規模によらず重要です。
小さな不動産会社の場合、担当者が変更になるようなことはまず考えにくいもの。
きめ細やかに顧客のニーズを察知し、自社の強みを生かした営業を心がけましょう。
契約の決め手になるような、顧客との信頼関係を築ける営業力が成約に直結します。
資格を複数保持する
従業員が複数資格を保持することで、知見が豊かになり、顧客に役立つアドバイスができるようになります。
最低限必須となる「宅地建物取引士」に加えて、取り扱う物件によって以下のような資格があると有利です。
- 建築士
- 賃貸不動産経営管理士
- マンション管理士
- 管理業務主任者
- 不動産鑑定士
- 土地家屋調査士
- FP(ファイナンシャルプランナー)
▼不動産経営に役立つ資格について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-opening-of-business-license
7.システムで業務効率化する
不動産会社向けのシステムによる業務効率化は、小さな不動産会社が集客力アップを目指す上で試す価値のある方法です。
小さな不動産会社では、1人の従業員が複数の業務を幅広く担当します。
営業もすれば、追客もしますし、物件確認などの事務的な業務もこなすのが普通です。
このようなマルチタスク状態では、営業時間中も営業後も、仕事に追われてしまうもの。
物件確認・物件入力・追客業務などの業務を効率化できるシステムの導入により、捻出した空き時間を活用できるようになれば、集客力を高められますよ。
小さな不動産会社の集客におすすめ!業務効率化システム「入力速いもん」
多くの不動産会社において、手間がかかることで課題視されているのが物件入力業務です。
小さな不動産会社では人員が少ないため、喫緊の課題となっているケースもあるでしょう。
そこでおすすめなのが「入力速いもん」の導入です。
「入力速いもん」とは?
「入力速いもん」とは、面倒な物件入力における手入力の手間をカットできる不動産会社向けのシステム。
「物件入力が非効率」という悩みを解決するため、元不動産賃貸会社の従業員が作り上げた現場目線のシステムです。
だからこそ、使いやすさにはこだわりがあります。
今使っている業務PC上や業者間流通サイトの画面上にそのまま導入できるので、システムが得意ではない方も、違和感なくサクサクと操作が可能。
最短2クリックで物件情報を使用中のコンバーターに登録できるようになります。
これまでかかっていた入力時間の約3分の1程度の時間で物件入力が完了すれば、入力数のアップ、さらに空いた時間の追客も可能になりますよ。
シリーズ使いで集客力アップ「速いもんシリーズ」
小さな不動産会社に「速いもんシリーズ」をおすすめする理由に、シリーズ使いで集客力アップが目指せることも挙げられます。
自社が弱いと感じている業務に対してピンポイントでアプローチできるのがシリーズ化している「速いもんシリーズ」のメリットです。
会社の規模拡大の時期にあわせて、今後さらに効率化したい業務に対してシリーズを追加導入する使い方もできますよ。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 |
お客様の声:株式会社チアエステート様
2021年創業の株式会社チアエステート様。
開業当初は、既存のお客様がいない状態のため、ネットでの集客をメインに考えていました。
そのため、不動産ポータルサイトなどに多くの物件を掲載したいと思っていたものの、
- 新人従業員も多く、1件の物件登録作業に多大な時間がかかる
- 追客へのリソースが限られる
といった点に課題があったそうです。
そんな中出会ったのが、(株)iimonの「速いもんシリーズ」。
今まさに必要なサービスだと判断し、即導入を決めていただきました。
「入力速いもん」「変換速いもん」の導入後は、
- 物件登録作業のスピードや掲載数が3倍にアップ
- 業務効率化により、生産性は2倍にアップ
- 操作が簡単でわかりやすいので、従業員の定着率が高い
といった嬉しい効果が。
開業時の後押しになったと、お喜びの声をいただいています。
まとめ
小さな不動産会社として、安定経営していくには、ターゲットに対して的確な集客力を培うことが大切です。
- 地域密着で頑張る
- Webを活用する
- コストに見合う不動産ポータルサイトを選ぶ
- SNSを活用する
- ノウハウを蓄積する
- 選ばれる人柄になる
- 業務効率化できるシステムを活用する
上記の7つのポイントを押さえて、着実に集客力を高めましょう。
とくに少数精鋭でがんばる小さな不動産会社には、コスパ&タイパのよい業務効率化システム「速いもんシリーズ」がおすすめです。
「入力速いもん」や「物出速いもん」で、人数が少ないからこそ業務を効率化し、集客力アップ、売上アップを目指しましょう。
iimon 編集部