不動産業界では、人手不足や業務改善のためにIT導入を検討している会社が増えています。
しかし不動産業界では対面業務なども多くあり、アナログな業務体系が残っているのが現実です。
「人手や時間が足りないせいで、追客や接客に力を入れられない」
「業務を効率化できるITツールが知りたい」
「IT導入の不安を解消し、反響数の増加につなげたい」
など、お悩みの不動産会社も多いでしょう。
不動産業界ではIT導入の遅れが目立っていましたが、IT導入により反響数や契約数の増加を実感している会社も多くあります。
今後の不動産業界ではIT導入が成功の鍵を握っていると言えるでしょう。
記事の最後には、業務効率化と反響数増加を叶える、不動産向けおすすめITツールもご紹介。
不動産業務を効率化できるITツールを賢く取り入れて、不動産業界における成功を勝ち取りましょう。
目次
IT導入が可能にする不動産業務5つの変化
ITを導入することで、紙での管理からPCによるデータ管理に変わるなど、多くの業務効率化が図れます。
ここからは、IT導入が可能にする不動産業務の変化として、
- 人手不足が解消される
- 人的ミスが減少する
- 集客につながる
- 労働環境が改善される
- 情報管理がしやすくなる
などがありますので、順番に解説していきます。
1.人手不足が解消される
不動産業務にITを導入することで、業務時間が短縮できるため人手不足が解消されます。
たとえば、賃貸物件情報を手入力で作業していた業務にITツールを導入し、自動入力できるようにするなどがあります。
1つの業務に必要だった時間が短縮されることで、空いた時間をほかの業務にあてることが可能です。
限られた時間の中で効率よく業務を進めるためには、IT導入が有効な選択肢となります。
2.人的ミスが減少する
人的ミスに多くあるのが、単純な入力・計算ミスや確認漏れなどがあります。
業務に追われていて忙しいときや、疲れているときなどはミスが起こりやすいもの。
入力・計算などの単純作業にITを導入することで、人的ミスを防止できます。
3.集客につながる
IT導入とは、難しいツール導入だけではなく、Webサイトなどの充実も含まれます。
たとえば自社HPや、スーモなどの不動産ポータルサイトへの物件情報掲載を充実させると、入居希望者からの反響数増加が期待できます。
また問い合わせ対応窓口も、電話やメールだけでなくLINEやAIチャットなどを追加することで、迅速な対応が可能となり、顧客満足度の向上につながるんです。
また入居希望者に賃貸物件情報を提供する際にも、PCだけでなく、スマホで確認可能なデータ化ができれば、利便性が高くなります。
不動産業務にITを導入することで、不動産会社だけでなく入居希望者にもメリットがあるため、集客につながるでしょう。
4.労働環境が改善される
不動産業務へITを導入することで、業務時間が短縮され、残業時間や社員の負担軽減につながります。
近年では、違法な労働時間による過労死などの問題も発生しており、厚生労働省では「労働時間の適正な把握のために使用者が構ずべき措置に関するガイドライン」が策定されました。
過度な残業や時間に追われながら業務を進めることで、従業員にかかるプレッシャーも大きくなり、メンタルヘルス疾患の原因にもなるんです。
残業時間の短縮や余裕ある業務時間の確保は、労働環境の改善にもつながります。
参考:厚生労働省 労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン
5.情報管理がしやすくなる
不動産業務へITを導入することで、
- 賃貸物件
- 入居希望者
- 賃貸物件のオーナー
などの情報がデータにて管理が可能となります。
紙による情報管理では、出先などからの確認が困難でしたが、データ管理により場所や時間にとらわれずに賃貸物件情報などの確認が可能です。
不動産業務へのIT導入の課題とは?
不動産業務へのIT導入は多くのメリットがありますが、課題もあります。
大きな課題は
- ITツール導入の初期費用
- ITツールを運用するための維持費用
- ITツールを使いこなすための使用者への教育費用
など、さまざまな費用が必要になることです。
ITツール導入費用は、サービス内容や規模によってもさまざまですが、ここでは費用の一例をご紹介します。
【不動産DXサービスの費用事例】
| サービス内容 | 初期費用 | 月額費用 |
A社 | 内見予約 | 0円 | 1,500円~/月 |
B社 | 電子契約 | 0円 | 11,000円~/月 |
C社 | 物件入力などの業務効率化 | 不明 | 10,000円~/月 |
D社 | 物件入力・HP作成・間取り図作成まで業務全般の効率化 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
※弊社調べ
導入費用を必要最低限におさえながら、効果的なIT導入をおこなうためには、自社に合ったITツールを選ぶことが必要です。
ただ高機能で高額なITツールを導入すれば良いわけではなく、自社にとって不要な機能が多ければ、コスパが悪くなってしまいます。
そのため効率化を図りたい業務の特定や、社内の人員配置状況などを確認しながら、IT導入を進める範囲を検討していきましょう。
またITツールの仕様は、多くの不動産会社に対応できるよう標準化されているため、自社の業務フローなどに合わない可能性があります。
IT導入する業務範囲を特定したあとは、導入を検討しているITツール仕様と、業務フローのすり合わせが必要になります。
おすすめは、多くの機能の中から、自社に必要なものだけを自由に選べるタイプのITツールです。
費用を最低限におさえながら、自社の業務フローを大きく変えることなく、必要な部分にしっかりとIT導入の効果を得られます。
不動産業務はここまで効率化できる!おすすめITツール「速いもんシリーズ」
IT導入を進めたい不動産会社におすすめしたいのが、(株)iimon が提供している「速いもんシリーズ」です。
「速いもんシリーズ」とは、賃貸物件情報の入力や確認など、さまざまな不動産業務を効率化できる便利なITツールです。
たとえば
- 賃貸物件情報の入力作業を効率化できる「入力速いもん」
- 賃貸物件情報の掲載状況を効率よく分析できる「分析速いもん」
などを使えば、不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化したり、ライバル会社の掲載状況を簡単に分析できます。
2023年11月時点で、2,500店舗以上の不動産会社が利用している実績もあるんです。
また不動産会社の独立や開業をお考えの方向けに「不動産開業パック」も展開しています。
いまなら無料トライアル期間も設けていますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。
賃貸物件情報の入力を効率化|入力速いもん
不動産業務の中では、賃貸物件情報の入力作業を手入力でおこなう場合、1件あたり15~20分程度の時間がかかります。
「入力速いもん」を利用することで、最短2クリックで賃貸物件情報の入力が可能となるため、1件あたり5分程度で作業が終了できるんです。
また単純な入力作業だけでなく、すでに入力済みかを確認できたり、家賃など変えなければならない箇所を1クリックで変更できたりするなどの便利機能もついています。
物件情報の競合掲載状況が1クリック|分析速いもん
分析速いもんは、該当する賃貸物件情報が、不動産ポータルサイトにどの程度掲載されているかを確認できる自動分析ツールです。
- 掲載しているライバル会社がどの程度いるのか
- ライバル会社は該当賃貸物件をどのような判定をしているのか
など、即時に分析が可能なため、ライバル会社と差別化を図るポイントを探すときなどに便利です。
分析に必要な操作も基本1クリックで完了できるため、直感的に作業が完了します。
ITツール「速いもんシリーズ」を導入した不動産会社様の声
実際に「速いもんシリーズ」を導入している不動産会社様の声をご紹介します。
「速いもんシリーズ」を利用し、入稿・追客・接客が格段に効率化し、反響数も売上も増加
株式会社HaleLea 様(「賃貸入力速いもん」「分析速いもん」導入)
ー入力速いもんについて、契約に至った決め手は何だったのでしょうか?
最初はこんな便利なものがあるんだと衝撃を受けました。専用に人を雇って人件費や時間を使っていましたから。一番良い物件って営業マンが見つけるじゃないですか。でも他の業務と並行して打ち込むってほぼ不可能だったんですよね。追客中に後で打ち込もうと思っても後回しになります。
それが入力速いもんを使えば他と並行して打ち込みができるなと思いました。
ー次にどのような効果があったのか教えていただきたいです。
残業がなくなりましたね。日中に業務が終わらせられるようになったのと、外注の必要もなくなりました。あと、反響数も格段に増えました。スーモの締め切り時間の1回目に間に合うので、そこが良かったです。
あと、入力ミスがなくなりました。賃料間違いとかが以前はあって、例えば10万円を1万円で掲載しちゃうとかって内容です。その時、電話が100件ぐらいかかってきました。「何があったんですか?」って(笑)。でも、そういうので対応に追われてしまうので、ミスが無くなったのは本当に大きいです。
「入力速いもん」と「分析速いもんの導入により、反響数はライバルの2.5倍
Sky Yard Property株式会社 様(「賃貸入力速いもん」「分析速いもん」導入)
ー導入後の効果はどのようなものがありましたか?
入力速いもんを実際に使ってみると、ものすごく業務が楽になったとみんなから声が上がって、本当に導入して良かったと思いました。
分析速いもんについては、リアルタイムの競合者数がわかるのがすごく良くて、今入力すべき物件が何なのかが判断できることがすごく良いです。
特に、スーモさんが提供しているデータって2日遅れなんですよね。そこでの情報は今から打つのか、打たないかの判断は難しいんですが、分析速いもんを使うことでそういうこともできるので、結果的に掲載の質が上がりました。
余談ですが、前に知り合いの仲介業者との話の中で、当社が他社よりも2.5倍の反響数を獲得できていることがわかりました(笑)。
「速いもんシリーズ」導入で日ごろの不動産業務が効率化できたことにより、追客・接客がより対応できるようになったことから、反響数や売上の増加につながっているケースが多いことがわかります。
まとめ
不動産業務にIT導入をすることで、
- 人手不足が解消される
- 人的ミスが減少する
- 集客につながる
- 労働環境が改善される
- 情報管理がしやすくなる
など、多くのメリットが発生します。
日ごろの業務を効率化できれば、追客・接客がさらに効率化できるため、顧客満足度の向上につながり、反響数や契約数の成果にも影響するでしょう。
またITツールにより、収集および発信できる物件情報の量・質ともにあがるため、ライバル会社との差別化を図るポイントにもなります。
ITツールを賢く導入するためには、自社に合ったツール選びが肝心です。
- 自社の業務のどこが非効率で悩んでいるのか
- ITツール導入に割ける予算はどのくらいか
- ITツールの仕様と、自社の業務フローに乖離はないか
こうしたポイントをしっかり踏まえれば、必要最低限のコストで、必要な部分にIT導入の効果が得られます。
(株)iimonの「速いもんシリーズ」は、物件情報の収集・入力・分析・追客や接客など、必要な機能を自由に選んで組み合わせられるITツールです。
毎日おこなっているその業務から、まずはIT導入で効率化してみませんか?
きっと驚くような業務時間の短縮と、効率化を実感できるはずです。
iimon 編集部