「不動産の物件情報をCSV化できる方法はあるのだろうか」「作業の手間や時間を省きたい」と思っていませんか。
2022年1月6日にレインズは、物件情報のCSV形式でのダウンロード機能を停止しました。(※1)
そのため、物件情報をCSV化できずに不便だとお悩みの方も多いはず。
しかし安心してください。
昔のように、不動産の物件情報をCSV化できる方法はあります。
この記事では、以下の内容を解説していきます。
- 不動産流通標準情報システム(レインズ)がCSVの利用を停止した理由
- 不動産の物件情報をCSV化する方法
この記事を読むと、貴社でも使える「物件情報をCSV化する方法」をみつけられますよ。
出典(※1)(公社)徳島県宅地建物取引業協会 (公社)全国宅地建物取引業保証協会徳島本部「西日本不動産流通機構からのお知らせ」
目次
不動産流通標準情報システム(レインズ)がCSVの利用を停止した3つの理由
便利なCSV化が停止された理由は3つあります。
- 不正利用防止
- リアルタイムな情報の確保
- 不動産業界のデジタル化推進
順番に解説していきます。
理由1:不正利用防止
レインズがCSVの利用を停止した、もっとも大きな理由です。
CSVファイルは誰でも簡単にダウンロードできるため、第三者が大量の物件情報を不正に入手し、悪用する可能性があります。
たとえば無断で物件情報を転載したり、販売したりするなどの行為が考えられるでしょう。
上記のような不正利用は、不動産会社の信頼を損ねるだけでなく、顧客のプライバシーを侵害する可能性もあります。
そこでデータへのアクセスを厳しく管理し、許可された人だけが必要な情報を取れるようにしたのです。
不正利用を防止するために、CSV化の停止は必須だったといえるでしょう。
理由2:リアルタイムな情報の確保
CSVファイルのダウンロードデータが、常に最新情報ではないことも問題でした。
新しい物件が登録されても、CSVファイル内の物件情報が更新されるまでは時間がかかります。
不動産業界では、物件情報の鮮度が非常に重要です。
CSVファイルの古い情報をもとに顧客に提案した場合、信頼を失ってしまうというリスクもCSV化停止の背景にあったのです。
理由3:不動産業界のデジタル化推進
CSVファイルでデータをやり取りするとき、自社システムに取り込むためのデータ整理や加工に時間や手間がかかっていたことも問題でした。
そこでレインズのデータを直接自社のシステムとつなげられる、API(Application Programming Interface)の利用を促すため、CSV化を停止したのです。
APIとは、ソフトウェア同士が情報をやり取りするための窓口のようなものです。
APIを利用することで、データの受け渡しが安全・効率的に行えます。
【おすすめツール紹介】不動産の物件情報をCSV化する方法
「物件情報をCSV化できたら、とても便利なのに」
「でもレインズのシステムが変更されたから、もうCSV化できない」
上記のようにCSVの利用をあきらめていませんか。
あきらめるのは、まだ早いです。
じつは、レインズで不動産の物件情報をCSV化する方法が存在します。
それは(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」の1種である「売買版入力速いもん」を活用することです。
売買版入力速いもんには、
- 業者間流通サイトの一覧ページのCSV化
- 物件情報の詳細ページのCSV化
が簡単にまとめて実行できる機能が備わっているのです。
上記のような機能が備わっているため、以下のようなメリットがあります。
- 掲載したい物件情報を効率よく入力できる
- 会員登録情報を増やすために使える
- CSV情報を照合させて、物件確認にも活用できる
- 入力済みの物件であるかの確認も可能
- 画像取得も可能で、掲載不可の物件でも簡単に画像を取得できる
これらがたった「1クリック」で行えるのです。
【画像で解説】売買版入力速いもんの利用イメージ
具体的には以下の2ステップで操作を進めていきます。
- 業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存
- 物件入力画面にて「1クリック」で反映し、画像データも保存・入力可能
さらに売主の物件だけでもまとめられ、公開物件・会員登録用物件などに利用可能です。
▼物件入力画面のイメージ
▼CSV出力画面のイメージ
上記のように業者間流通サイトの一覧ページや、詳細ページのCSV化も可能です。
売買版入力速いもんの利用がおすすめの人
以下にあてはまる人は、売買版入力速いもんの利用に向いているといえるでしょう。
いままでCSVを活用して、
- 営業活動で使用していた
- 物件登録をしていた
- 競合他社の分析をしていた
- 会員登録の物件登録をしていた
- 営業エリアの統計データ作成していた
- 物件更新作業(クリーニング)をしていた
など「とにかくCSVで物件情報を出力したい」という人にもおすすめできます。
【実例】売買版入力速いもんの導入で成果をあげた企業を紹介
ここでは、横浜市内でも屈指の乗降者数を誇る最寄り駅を拠点とする「株式会社Eさま」が、売買版入力速いもんを導入した実例をインタビュー形式で紹介していきます。
まずは導入の背景を教えてください
「以前は業者間流通サイトのCSVデータを使って物件掲載をしていたのですが、それができなくなったことで掲載数が3分の1まで減りました。」
「お客様からも『ホームページの掲載数が少ない』と直接ご意見をお受けしたことも、検討することになったきっかけです。」
「お客様に当社のホームページを見ていただいたとき『この会社は取扱い件数が少ないから他社と比較して大丈夫かな』『仲介をお願いして大丈夫かな』など、不安に思われるのも避けたいなと思っていました。」
「そんな折、売買版入力速いもんのサービスを案内していただき、ぜひ導入したいと考えました。」
導入の決め手はあったのでしょうか?
「当社の代表も、ホームページへの掲載数が少ないことによるイメージダウンを気にしておりました。」
「実際にお客様がポータルサイトからお問合せする際でも、事前にその不動産会社のホームページを閲覧し、物件の掲載数などで他社と比較しているところがあると考えています。」
「そういった意味でも『見栄え』をよくすることは必要で、売買版入力速いもんを使うことでそれが実現できると判断しました。」
導入後の効果とその後の展望を教えてください
「売買版入力速いもんは物件の取得件数に上限がなく、1日で数百件のデータを取得できますし、いまでは当日の新着情報を盛ることなく入力できています。」
「ほかの業務との隙間時間を使って、自分のタイミングで利用できる点もよいですね。」
「シンプルで使いやすい仕様で制限もないので、とても便利だと感じています。」
「ホームページの掲載件数と反響数が減ってしまった頃に比べて、また反響数が増えたことは嬉しいです。」
具体的には「従来の約1/10の工数」で物件掲載数を増加できたとのことでした。
(株)iimon お客様の声より一部抜粋・校正校閲して記載
まとめ
2022年1月6日にレインズは、物件情報のCSV形式でのダウンロード機能を停止し、不動産業界に大きな影響を与えました。
不動産流通標準情報システム(レインズ)がCSVの利用を停止した理由は、以下の3点です。
- 不正利用防止
- リアルタイムな情報の確保
- 不動産業界のデジタル化推進
しかし現在(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」のひとつである「売買版入力速いもん」を利用すると、不動産の物件情報をCSV化できます。
さらに売買版入力速いもんには、不動産業界初である
- 業者間流通サイトの一覧ページのCSV化
- 物件情報の詳細ページのCSV化
が簡単にまとめて実行できる機能が備わっているのです。
不動産の物件情報をCSV化することをあきらめていた人は、ぜひ(株)iimonが提供している「売買版入力速いもん」を検討してみましょう。
iimon 編集部