「仲介業をしているが、物件管理も検討している」「どのような業務を行うのか知りたい」と考えていませんか。
物件管理(=賃貸管理)とは、不動産オーナーに代わってマンションや一軒家など、賃貸物件の運営や維持を行うサービスです。
具体的には入居者の募集や家賃の回収などがあげられ、ほかにもさまざまな業務を行います。
仲介業を営んでいる不動産会社にとって、物件管理業務への参入は事業拡大するための選択肢といえるでしょう。
国土交通省が公表している情報によると、賃貸住宅オーナーの約80%が、「入居者募集から契約などの管理業務のすべて、または一部を業者に委託している」というデータがあります。
つまり、物件管理業務の需要は高いといえるでしょう。
しかし、物件管理業務を行う際には注意点も。
そこで、この記事では、以下のような内容を解説していきます。
- 物件管理の業務内容
- 物件管理業務の注意点
- 物件管理業務を効率化する秘訣
この記事を読むと、あなたが物件管理業務を行っていけるのか判断できるようになりますよ。
(※1)出典:国土交通省「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査結果の公表~賃貸住宅管理業の適正化につなげるため、賃貸住宅管理業者・家主・入居者向け調査を実施~」
目次
物件管理で行うおもな3つの業務内容
物件管理で行う仕事内容は、大きく分けて以下の3つです。
- 家賃の回収
- 建物の維持管理
- 入居者からの問い合わせ対応
順番に見ていきましょう。
出典:国土交通省「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査<結果概要>」
業務1:家賃の回収
物件管理業務では「毎月の家賃が入金されているか」「滞納はされていないか」などの状況確認も行います。
入居者が家賃を滞納していた場合は、入金してもらうよう督促をすることも。
電話や直接訪問で入居者に連絡を取って状況を確認したり、悪質な滞納者に対しては法的措置を検討するなどです。
滞納の長期化を防ぐためには、早期の対応が求められます。
家賃の回収は、オーナーの利益を守る重要な業務だといえるでしょう。
業務2:建物の維持管理
入居者に快適な住まいを提供するために不可欠な業務です。
定期的な点検を実施し、劣化や不具合を早期に発見することが求められます。
項目としては「給排水・電気設備」「エレベーター」の点検などです。
不具合や異常などが見つかった場合は、迅速な修繕の手配を行います。
またアパートやマンションなど、大規模修繕が必要な建物の場合は、オーナーと相談のうえ計画を立案します。
また日常的な維持管理業務として、清掃や害虫駆除、空室の換気などを行うケースも。
業務3:入居者からの問い合わせ対応
入居者からの問い合わせに対応することも業務内容のひとつです。
問い合わせの内容は多岐にわたり、以下のようなものがあげられます。
- 騒音などの近隣トラブル
- 設備の不具合報告
- 契約更新や退去に関する相談
また入居者の退去時には、物件の状態を確認し、原状回復工事の手配も行います。
問い合わせへの対応は、入居者の満足度を高め、長期入居を促すために重要な業務なのです。
物件管理に必須の資格はない
物件管理の業務を行うにあたり、宅地建物取引士など必須の資格はありません。
ただし「賃貸不動産経営管理士」は、資格取得の過程で業務に活かせる知識を学べるため、取っておいて損はないでしょう。
賃貸不動産経営管理士の資格が必須なケースや試験の合格率などについて、くわしく知りたい人は下記も参考にしてみてください。
https://iimon.co.jp/column/real-estate-opening-of-business-license
物件管理で大変な業務=トラブル対応
物件管理の業務は多岐に渡り、思ったとおりに業務を進められない場面もあるでしょう。
なかでも、避けられない大変な業務はトラブル対応です。
マルチ救急24株式会社が不動産オーナーを対象に行った調査によると、いままでトラブルが起きたことはないと回答した人は「約17%」しかいませんでした(※2)。
つまり大半の人は、なにかしらのトラブル対応に直面することになるのです。
国土交通省が公表している資料によると、トラブルのうち、物件管理業者がとくに困難だと感じた対応は以下の2点でした(※3)。
- 退去時の原状回復の箇所や費用負担にかかわるオーナー・借主との協議
- 借主間・近隣住民との間の苦情対応
トラブルはいつ起きるかわからず、なかには多くの時間や労力を費やしてしまう場合もあるでしょう。
しかし、時間がかかりすぎると入居者の満足度を下げる要因となり、退去者を増やしてしまう可能性もあるのです。
(※2)出典:PR TIMES|マルチ救急24株式会社「【賃貸物件の管理状況に関する調査】不動産オーナーの半数近くは家賃の5%以上を支払っていることが判明」
(※3)出典:国土交通省「賃貸住宅管理業務に関するアンケート調査<結果概要>」
物件管理会社も導入!不動産業務を効率化するなら「速いもんシリーズ」
物件管理は、建物管理からトラブル対応まで、手間や時間のかかる業務も多いもの。
物件管理業務に手が取られて、仲介業務に手が回らないといった事態になれば、会社の経営や売上に響く可能性もあるでしょう。
不動産経営を続けていきたいのであれば、不測の事態に備えて、さまざまな業務を効率化しておくのが得策です。
そこで役立つのが(株)iimonが提供している「速いもんシリーズ」。
速いもんシリーズとは、不動産業に欠かせない業務を簡単・便利に効率化できるツールです。
速いもんシリーズは役割によって、以下8種類に分けられています。
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 |
とくに「入力速いもん」は、不動産業務のなかでも面倒な「物件入力作業」を効率化してくれます。
具体的には、
- 業者間流通サイトの物件情報を「1クリック」で保存
- 不動産ポータルサイトへ「1クリック」で反映
できるため、手間や時間を簡単に短縮できるのです。
不動産ポータルサイトなどへの物件情報入力は、仲介業務においても、物件管理業務の空室対策においても欠かせない集客業務。
下記の動画でも入力速いもんの実力がわかるため、ぜひ確認してみてくださいね。
【実例】「速いもんシリーズ」導入で昨対の反響数110~130%増加!
ここからは、速いもんシリーズを導入した物件管理会社の実例を見ていきましょう。
大阪府茨木市を中心に賃貸管理業を営む「株式会社エストコーポレーション 」は、以下のような課題を抱えていました。
- 新着出しが週1回しかできていなかった
- エリア拡大したことにより、新規物件の登録に時間がかかっていた
しかし「速いもんシリーズ」の導入によって、以下のような成果を得られました。
- 新着出しが毎日できるようになった
- 条件変更の物件を掲載することで、反響数が昨対110~130%まで増えた
- 営業面でも新着物件や条件変更の物件を紹介できるようになった
- 1件あたりの作業時間が短縮され、登録数が従来の2倍になった
家賃の条件変更などの情報をこまめにキャッチできるようになったことで、反響数が増加したとのこと。
また作業時間短縮により、不動産ポータルサイトなどに登録できる物件数も、従来の2倍にまで増加したそうです。
まとめ
物件管理で行う仕事内容は、大きく分けて以下の3つです。
- 家賃の回収
- 建物の維持管理
- 入居者からの問い合わせ対応
トラブル対応に限らず物件管理業務全体に手間がかかるため、効率化を進めなければ会社の経営や売上に響く可能性もあるでしょう。
そこで役立つのが、不動産業務を効率化できる「速いもんシリーズ」です。
なかでも「入力速いもん」は、仲介業務や空室対策に欠かせない、不動産ポータルサイトなどへの物件情報入力を簡単・便利に行えるツールだといえるでしょう。
これから物件管理の業務も手がけたいと考えている人は、ぜひ「速いもんシリーズ」導入を検討してみてくださいね。
▼物件管理業務を手がけたい!賃貸管理会社の設立方法と成功のコツはこちら
https://iimon.co.jp/column/rent-Management-Company-establishment
iimon 編集部