賃貸物件を取り扱う不動産会社では、いかに不動産ポータルサイトから反響を得るかが大事です。
また、不動産の集客では、不動産ポータルサイト以外にも、SEO対策やリスティング広告のような別の方法を把握しておくことも大切です。
集客して終わるだけではなく、反響に結びつけるイメージも欠かせません。
そこでこの記事では、集客を課題に感じている賃貸仲介不動産会社の方に向けて、以下の内容を解説します。
- 不動産ポータルサイトからの反響を増やす方法
- 不動産ポータルサイト以外で反響を増やす方法
- 獲得した反響を契約に結びつけるためのポイント など
記事後半では、業務の効率化をサポートする(株)iimonの「速いもんシリーズ」を紹介しているのでぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
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集客は不動産ポータルサイトからの反響で決まる!
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不動産ポータルサイトで反響を増やす5つのコツ
1.ユニーク物件を掲載する
2.入稿数を保ち続ける
3.物件を入れ替える
4.お客様が検索する条件を含む物件も仕込む
5.詳しい会社情報でお客様の信頼を得る
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不動産ポータルサイト以外で反響を増やす3つの方法
SEO
リスティング広告
LPO
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獲得した反響を契約に結びつけるための3つのポイント
初回反響からの対応はなるべく1時間以内に行う
追客メールは複数回行う
顧客タイプの見極めを行う
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物件入力の手間をカット!効率よく反響を増やすなら「入力速いもん」
「入力速いもん」を導入するメリット
「入力速いもん」の操作方法
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あわせて使いたい「速いもんシリーズ」も紹介
新着情報や条件変更を素早くキャッチ「物出速いもん」
空室確認や物件入替には「物確速いもん」
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まとめ
集客は不動産ポータルサイトからの反響で決まる!

不動産会社の集客は、不動産ポータルサイトからの反響と密接に関わっています。
なぜなら、賃貸物件を探す方法として一般化しつつあるのが、スマホを使ってのオンライン検索だからです。
2017年のCriteo S.A.による「引越し・新生活に関する意識調査」についてのインターネット調査によると、3年以内に引っ越した現在居住中の賃貸物件は、オンライン検索で見つけたという声が8割を超えています。
また同調査によると、オンライン検索で使われているのが、PC・スマホで見れる不動産ポータルサイトです。
つまり、不動産ポータルサイトで検索される物件情報を登録できれば、反響を得て集客が見込めることになります。
【不動産ポータルサイトで反響を増やすポイント】
- 不動産ポータルサイトの物件情報を充実させる
- お客様がスマホでオンライン検索する
- 問い合わせが来て契約につながる
なお、以下が代表的な不動産ポータルサイトです。
- スーモ
- ホームズ
- アットホーム
- いい部屋ネット
- goo住宅・不動産
出典:PR TIMES|CRITEO株式会社「引越し・新生活に関する意識調査」
不動産ポータルサイトで反響を増やす5つのコツ

スーモなどの不動産ポータルサイトで反響を増やすための具体的な方法は、以下の通りです。
- ユニーク物件を掲載する
- 入稿数を保ち続ける
- 物件を入れ替える
- お客様が検索する条件を含む物件も仕込む
- 詳しい会社情報でお客様の信頼を得る
それぞれ詳しく解説します。
1.ユニーク物件を掲載する
不動産ポータルサイトには、希少性の高い物件、すなわちほかの不動産会社が載せていない「ユニーク物件」を載せましょう。
不動産ポータルサイトには、同じ物件に対して複数の不動産会社が登録することがよくあります。
もし、1社だけが掲載している物件であれば、お客様は必然的にその不動産会社にしか問い合わせできません。
2.入稿数を保ち続ける
入稿数を一定に保つことも、不動産ポータルサイトで反響数をキープするために欠かせません。
毎日決まった件数を入稿し続けることが理想的です。
とはいっても、新規物件を毎日チェックして、入稿数を一定に保ち続けるのは不動産会社にとってかなりの負荷がかかります。
入稿作業をアウトソースしたり、便利な入稿ツールを導入するなどの対策も検討すべきでしょう。
3.物件を入れ替える
不動産ポータルサイトで反響を得るためには、以下のような物件を定期的に入れ替えすることが推奨されます。
- 募集終了している物件
- アクセスが低い物件
不動産ポータルサイトに掲載できる件数は決まっています。
そのため、定期的に空室の確認をして、借り手が見つかった物件の入れ替えを行う不動産会社は多いでしょう。
アクセスが低い物件についても、定期的に確認して反響を得やすい新規物件を登録するのがおすすめです。
4.お客様が検索する条件を含む物件も仕込む
不動産ポータルサイトをお客様になったつもりで検索すると、思わぬ穴が見つかることがあります。
不動産ポータルサイトを戦略的に活用したい不動産会社の方は、ぜひお客様が検索する条件を含む物件を仕込んでください。
たとえば、同一の駅で「駐車場2台」などの特殊な条件で検索すると掲載物件が見当たらないことがあるでしょう。
こうした検索の穴を見つけられたら、条件を満たす物件を登録するだけで、反響を得られる可能性がグッと高まります。
5.詳しい会社情報でお客様の信頼を得る
詳しい会社情報を登録することで、不動産ポータルサイトを利用するお客様から信頼を得るようにしましょう。
複数の不動産会社が掲載している物件であれば、どこの不動産会社に問い合わせるか選ぶのはお客様です。
物件に対しての情報量も充実させるのはもちろんですが、不動産会社の情報についても、お客様が安心して任せたいと思える要素をふんだんに盛り込みましょう。
【詳しい会社情報の例】
- 店舗写真を充実
- スタッフコメントを顔写真つきで掲載
- クーポン掲載 など
不動産ポータルサイト以外で反響を増やす3つの方法

不動産ポータルサイト以外で反響を増やす方法は、以下の3つです。
- SEO
- リスティング広告
- LPO
それぞれ詳しく解説します。
SEO
SEOは、ユーザーの検索意図に合わせてWebサイトのコンテンツや構造を最適化することです。
具体的には、適切なキーワードを選定し質の高いコンテンツを作成したり、Webサイト内部の技術的な改善をしたりして、検索結果での表示順位を向上させる取り組みを指します。
不動産業界では「〇〇駅 中古マンション」「△△エリア 一戸建て」といった地域密着型のキーワードで上位表示を獲得することで、購買意欲の高いユーザーを自社サイトに誘導できるでしょう。
検索エンジンを最適化することにより、ターゲットユーザーがWebサイトを見つけやすくなり、結果としてトラフィックの増加やコンバージョン率の向上が期待できます。
しかし、SEOは短期間で成果を出すのは難しく、半年や1年ほどの長期にわたって取り組むことが大切です。
また、多岐にわたる専門知識と体系的な戦略立案が求められます。
社内にSEOのノウハウが蓄積されていない段階では、専門業者への制作委託を検討してみましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンで特定のキーワードが検索された際に表示される広告のことです。
リスティング広告の代表的なプラットフォームには、Google広告やYahoo!広告があります。
自然検索での上位表示を目指すSEOとは異なり、予算を確保すれば即座に広告を開始でき効果を得られる特徴があります。
この広告は、表示されただけでは料金が発生しません。
ユーザーが広告をクリックしたときに課金される仕組み(クリック課金型)を採用しているため、初期段階では比較的少額から始めることが可能です。
ただし、競争の激しい人気キーワードでは入札単価が上昇する傾向にあるため、予算設定には注意が必要です。
LPO
LPOは、ランディングページの最適化のことで、サイトへの訪問者を実際の問い合わせや内覧予約などの成約につなげるための施策です。
不動産サイトにおけるLPOでは、まずファーストビュー(ページを開いたときに最初に表示される部分)の改善が重要です。
物件の魅力を端的に伝える写真や明確な価値提案を示すメッセージを配置し、3秒以内で情報価値を判断できるようにします。
また、「物件資料請求」「内覧予約」などのコンバージョンポイントは、ユーザーの目に留まりやすい位置に複数設置し、スムーズな導線を確保します。
スマートフォンでの閲覧が主流となっている現在、モバイルファーストの設計思想で最適化を進めることが重要です。
獲得した反響を契約に結びつけるための3つのポイント

獲得した反響を契約に結びつけるためのポイントには、以下の3つが挙げられます。
- 初回反響からの対応はなるべく1時間以内に行う
- 追客メールは複数回行う
- 顧客タイプの見極めを行う
それぞれ詳しく解説します。
初回反響からの対応はなるべく1時間以内に行う
顧客からの問い合わせに対して、できるだけ1時間以内に対応しましょう。
反響直後は、顧客の興味や意欲が高まっているタイミングであり、不動産会社は連絡が取りやすい傾向にあります。
早期の対応により他社との差別化を図れますし、素早く連絡をくれる不動案会社として顧客から信頼してもらいやすくなります。
不動産の世界では、物件情報の鮮度が重要なため、早期対応による案内のアポイントメント取得が成約への近道となるでしょう。
追客メールは複数回行う
顧客へのフォローアップとして、複数回のメール送信が効果的です。
1回のメールだけでは、タイミングが合わなかったり、見落とされたりする可能性があります。
定期的なメールを通じて、新しい物件情報の提供や価格変更の案内など、顧客にとって価値のある情報を継続的に発信することが重要です。
また、メールの内容や頻度を工夫することで、信頼性を向上させたり次のアポイント獲得につながったりします。
顧客タイプの見極めを行う
顧客のニーズや行動パターンを適切に分析し、タイプ分けを行うことが重要です。
たとえば、購入を検討している積極的な顧客なのか、それとも情報収集段階の顧客なのかを見極めます。
また、予算や希望条件、家族構成なども考慮に入れ、それぞれの顧客に最適なアプローチ方法を選択します。
顧客タイプを正確に把握することで無駄な提案を避け、効率的な商談を進められて、結果として成約率の向上につながるでしょう。
物件入力の手間をカット!効率よく反響を増やすなら「入力速いもん」

不動産ポータルサイトで反響を増やすコツがわかっても、
「不動産ポータルサイトに物件入力する時間がない」
「登録した物件情報を、そんなに頻繁に更新できない」
と頭を悩ませている不動産会社の方もいるのではないでしょうか。
それならば、「入力速いもん」という物件入力ツールがきっと役立ちます。
「入力速いもん」を導入するメリット
「入力速いもん」を使って物件入力すれば、入力時間を大幅にカットすることが可能です。
通常、早くても15分程度かかるといわれる手入力の時間。
それを、5分以内には完了させられます。
入力時間を大幅にカットすることで、以下のようなメリットが得られますよ。
- 掲載枠を無駄にせずにすむ
- 残業時間が減る
- 追客・接客に集中できる
新着物件をいち早く入力して、ライバル不動産会社に差をつけたり、入稿数を保ち続けるためにも役立ちます。
不動産ポータルサイトの反響を増やすのにもってこいです。
「入力速いもん」の操作方法
入力速いもんの操作方法は以下のとおり簡単です!
- 業者間流通サイトの情報から1クリックで「保存」
- コンバートサイトで鉛筆マークを1クリックで「入力」

しかも、普段使い慣れているサイトの画面上で「保存」ができるツールです。
操作も親しみやすいでしょう。
システムが苦手な方でも、すぐに使いこなせるようになりますよ。
お問い合わせはこちら
あわせて使いたい「速いもんシリーズ」も紹介
「入力速いもん」には、あわせて使うともっと不動産ポータルサイトで反響を得やすくなるツールがあります。
ぜひ、目的に合わせて組み合わせて導入するのがおすすめです。
新着情報や条件変更を素早くキャッチ「物出速いもん」

業者間流通サイトの情報を最大限に活用して、反響を増やしたい不動産会社の方におすすめしたいのが「物出速いもん」。
以下のような機能があり、物件掲載の情報集めだけでなく、接客・追客にも役立てられるのが特徴です。
- 新着情報を1クリックで検索できる
- 家賃などの条件変更情報を把握できる
- 詳細住所や複数条件で検索できる
以下のような不動産会社の方におすすめです。
- 新着物件をいち早く掲載して、反響数を増やしたい
- 業者間流通サイトで条件変更があった物件を登録したい
- お客様が検索する条件を含む物件を狙って掲載したい
空室確認や物件入替には「物確速いもん」

不動産ポータルサイトで募集終了している物件を非掲載にする作業は、意外と負荷が高いですよね。
実際、さまざまなサイトをチェックしたり、管理会社に電話確認したりと手間がかかることに悩んでいる不動産会社の方も多いでしょう。
それならば「物確速いもん」の出番です。
物確速いもんには、以下のようなメリットがあります。
- 空室状況が画面上で一覧で確認できる
- 価格変更などの条件変更を掴める
「物確速いもん」では、CSVデータをダウンロードし、物確依頼としてCSVデータをアップロードするだけで空室状況が画面で一覧で見られます。
さらに、条件変更の情報もキャッチ可能です。

もちろん、変更前の情報も認識できますので、最新価格をいち早く不動産ポータルサイトに反映させられます。

「物確速いもん」は、以下のような不動産会社の方におすすめです。
- 空室確認の負荷を軽減したい
- 現在登録している物件の条件変更を把握したい
まとめ
不動産で反響を増やす方法には、
- 不動産ポータルサイト
- SEO
- リスティング広告
- LPO
などがあります。
中でも集客において重要な役割を担う「不動産ポータルサイト」で反響を増やすには、
- 業者間流通サイトなどから、反響のありそうな物件情報をいち早く登録する
- 家賃変更・入居済など、物件情報の条件変更があったときはすぐに反映する
といった戦略が大事です。
お客様の視点にたって、お客様が思わず問い合わせしたくなるような物件情報を、最新の状態で掲載できるようにしましょう。
ただし、1件ずつ手入力したり、物件情報の変更をリアルタイムで確認するのは大変な負荷 がかかります。
そんなときは
サービス名 | 特徴 |
不動産ポータルサイトへの入力作業を効率化 | |
賃貸物件の新着・更新情報の洗い出しを効率化 | |
ライバル会社の掲載状況を自動分析 | |
物件情報を1クリックでPDF・URL化 | |
賃貸物件情報の元付会社を簡単に特定 | |
売買・賃貸物件の募集状況をまとめて確認 | |
見積書をワンクリックで瞬時に作成 | |
1サイトで複数サイトの物件検索が可能 | |
入力間違い╱他社募集╱条件判定を1クリックで判定 |
などの「速いもんシリーズ」導入がおすすめです。
不動産業務を効率化しながら、反響数も増やせるシステム導入で、多くのお客様に喜ばれる物件をご紹介していきましょう。

iimon 編集部