「不動産業界でチラシの配布は有効なのだろうか」
「有効なら制作方法を知りたい」
上記のように考えているのではないでしょうか。
SNS集客なども増えている今、不動産会社には集客方法の選択肢が増えています。
しかしチラシの配布も、不動産業界では有効です。
この記事では、集客方法として昔から馴染み深い「チラシ」で反響を得たい不動産会社に向けて、制作のコツと注意点を解説していきます。
時代が変わればチラシに盛り込むべき内容も変化するもの。
ぜひ、今後のチラシ制作の参考にしてください。
目次
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不動産チラシのポスティングは反響期待大
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不動産チラシのポスティング3つのメリット
1.配布エリアを選べる
2.少ないコストで多くの世帯にアプローチできる
3.潜在顧客層にアプローチできる
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不動産チラシの作成で使える無料ツール
ツール1:パワーポイント
ツール2:Canva
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反響が止まらない!不動産チラシ制作3つのコツ
1.ターゲットを絞る
2.チラシにお得な情報を載せる
3.チラシのデザインを工夫する
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不動産チラシを作成・配布する際の3つの注意点
注意点1:作成時のルール
注意点2:配布する場所
注意点3:配布後の分析
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不動産チラシからの成約率を上げるなら「速いもんシリーズ」
「入力速いもん」とは?
「変換速いもん」とは?
【導入事例】入力業務は3倍、追客業務は2倍に効率アップ!開業時の後押しに
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まとめ
不動産チラシのポスティングは反響期待大

チラシポスティングは、反響が取りやすいオフライン集客ツールとして有効です。
以下のような理由が挙げられます。
- 印刷物として手元に残る
- 潜在客にも訴求できる
- 長期的に反響が得やすい
不動産チラシは配ったり、ポスティングすることでターゲットの手元に届けられます。
チラシは、印刷物として手元に残り、場合によっては家族や知人の目に留まることもあるでしょう。
とくに、地域密着型の集客に力を入れている不動産会社の場合、ターゲット層を狙ってポスティングすることで、潜在客にも訴求が可能です。
長期的に反響が得やすい点も魅力であり、チラシ集客に期待が持てる理由です。
不動産チラシのポスティング3つのメリット
ここからは、不動産チラシのポスティングで得られるメリットを3つのポイントで解説します。
1.配布エリアを選べる

不動産チラシでは、エリアを絞って戦略的にチラシの配布が可能です。
自社で取り扱う物件の、成約率が高いターゲット層が多く住んでいるエリアなどに絞って配布できます。
ポスティング会社を利用する場合、チラシ配布先についてのノウハウを持っている会社を選んで依頼してもよいでしょう。
【配布先の絞り込み例】
- 居住形態:賃貸/分譲/戸建てなど
- 人物像:世帯人数3人〜5人など
- 所得:年収◯万円〜◯万円の世帯/家賃◯万円〜◯万円の世帯など
2.少ないコストで多くの世帯にアプローチできる

成約に結び付けられれば、結果的に費用対効果が高くなるのが不動産チラシの特徴です。
不動産チラシは、1部単位数円(デザイン費別)で作成可能。
細かくターゲットを絞ることで、少ないコストで多くの世帯に会社の存在をアピールできますよ。
無事に不動産チラシ経由で成約ができれば、仮に千枚単位で印刷したとしても費用対効果が高くなります。
3.潜在顧客層にアプローチできる

不動産チラシは、潜在顧客層に自社を認知してもらえる点もメリットです。
ポストに届いたチラシを目にすることで、潜在顧客層に自社の認知を促せます。
将来、不動産の売買や賃貸などが生じたタイミングで、問い合わせしてもらえる可能性もあるでしょう。
▼不動産チラシのポスティング反響率は?反響を高めるコツも解説
https://iimon.co.jp/column/real-estate-posting-response-rate
不動産チラシの作成で使える無料ツール

これまでチラシを作った経験がない人は、なにを使って作成したらよいか迷ってしまうはずです。
結論からいうと、不動産チラシの作成には以下2つのツールがおすすめです。
- パワーポイント
- Canva
順番にみていきましょう。
ツール1:パワーポイント
パワーポイントは、会議や配布資料などのビジネスシーンで使われやすく、多くの人が基本操作に慣れているため、使いやすいツールといえるでしょう。
Microsoft Officeの一部であるため、ExcelやWordとのデータ連携が簡単に行える点もメリットのひとつです。
また図形描画ツールや表作成といった機能が充実しているため、物件情報の整理にも適しているといえるでしょう。
ツール2:Canva
Canvaでは、デザイン性の高いテンプレートや素材が豊富に用意されているため、デザインに関する知識が少なくても、見栄えするチラシを作成できます。
直感的なドラッグ&ドロップ操作で、写真やテキストの配置が簡単に行える点もメリットのひとつです。
有料プランでは共有機能を使えるため、複数のスタッフで協力して制作を進めることもできます。
スマホ向けのアプリも提供されているため、外出先での操作も可能です。
ただしオフライン環境での作業ができず、インターネット接続が必須な点は覚えておきましょう。
反響が止まらない!不動産チラシ制作3つのコツ

ここからは不動産チラシのポスティングについて、以下の3つのコツを紹介します。
集客アップのコツや魅力的なチラシ作りのコツを紹介しますので、参考にしてください。
- ターゲットを絞る
- チラシにお得な情報を載せる
- チラシのデザインを工夫する
1.ターゲットを絞る
不動産チラシ制作にあたり、ターゲットを絞る重要性について解説します。
配布エリアを絞る
配布エリアについては前述したように、自社の取り扱う物件のターゲット層が住んでいるエリアに絞るようにしましょう。
配布時期を分析する
自社に問い合わせが増える時期など、配布時期を狙ってポスティングすることも高い効果につながります。
人事異動(春先・年末など)や引越し(3月〜4月など)の時期も不動産チラシを配布するよいタイミングです。
また、不動産会社は土日にお客様が増えるため、木曜日・金曜日に配布するのもおすすめです。
複数回配布する
不動産チラシは、複数回配布することもポイント。
チラシの反響は業種によらず、一般的に1,000枚配って3人が問い合わせする程度と言われています。
ただし、反響の数は、複数回配り接触回数が増えると「好感度」が増して反響が増える傾向にあります。
はじめて不動産チラシをポスティングする場合は、数回配布してみて様子を見ることをおすすめします。
エリアの特徴や利点を盛り込む
不動産チラシには、ターゲット層に響きそうなエリアの特徴や、住むことで得られるメリットを盛り込む一手間も大事にしてください。
買い物・交通の利便性、病院の情報などがあると、物件にも興味を持ちやすくなります。
さらに、有益な情報を提供する自社に対しても、好感度が上がるでしょう。
2.チラシにお得な情報を載せる
チラシにお得な情報を載せることもポイントです。
お得な情報があると、チラシの内容が目に留まるきっかけになります。
期間限定特典をつける
チラシに期間限定の特典をつけることで、目に留まりやすく、問い合わせ数の増加が期待できます。
チラシからの来店・登録特典を設定する
チラシに来店特典などのインセンティブを設定することもおすすめです。
資料請求による特典なども、見込み顧客から反響を得やすくなります。
3.チラシのデザインを工夫する
魅力的なデザインで、目に留まりやすいチラシに仕上げましょう。
ターゲット層に好まれるデザインにする
デザインでもターゲット層を意識しましょう。
- 若手向け:トレンド感のあるデザインで視覚的に訴える
- ファミリー向け:見やすい文字フォントで落ち着いた配色にする
といった工夫も大切です。
画像を盛り込む
不動産チラシには、その物件を象徴するような画像を盛り込みましょう。
画像はおしゃれな印象など、ぱっと見て素敵な印象のものがあればベターです。
見やすいレイアウトにする
見やすいレイアウトに仕上がっているかは、とても大事です。
情報を盛り込みすぎて、逆に見にくくなってしまうことがあります。
むやみに写真を載せすぎるのも避けましょう。
無料テンプレート・フリー素材を活用する
不動産チラシを制作する場合、デザインに悩む場合もあるかもしれません。
無料のテンプレートやフリー素材をうまく活用すると、デザインが苦手な方でも魅力的なチラシを作りやすくなります。
PIXTA | 写真素材・イラスト素材が豊富 | |
ラクスル | チラシテンプレートが豊富、ポスティングにも対応 | |
パワポン | PowerPointのチラシテンプレート |
不動産チラシを作成・配布する際の3つの注意点

不動産業界で有効なチラシですが、作成・配布する際には気をつけるべき点もあります。
- 作成時のルール
- 配布する場所
- 配布後の分析
順番に見ていきましょう。
注意点1:作成時のルール
不動産チラシでは、守るべきルールが決まっていますので、注意が必要です。
表現や記載事項のルールを守る
不動産チラシでは、表現や記載事項のルールがあり、守らないと法律違反になってしまいます。
「宅地建物取引業法」と「景品表示法(不当景品類および不当表示防止法)」の2つは遵守必須です。
とくに、不動産広告関係では「景品表示法」でルール違反になりがちなので注意が必要。
不動産業界では「景品表示法」違反にならないよう、自主的に「不動産の表示に関する公正競争規約」を定めているほどです。
チラシを作ったあとは「不動産の表示に関する公正競争規約」に違反していないか確認しましょう。
参考:不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約」
▼不動産広告の法律やルールについてもっと詳しい記事はこちら
https://iimon.co.jp/column/Real-Estate-Advertising
専門用語は極力避ける
業界の人間しかわからない専門用語は、はじめてその言葉を目にすると違和感を与えます。
たとえば、「IT重説(インターネット等を活用して対面以外の方法で重要事項説明を行うこと)」「オンライン重説(IT重説と同じ意)」なども、何のことを指すかわからないかもしれません。
人によってはチラシに拒絶感を持つため、使用はできるだけ避けましょう。
とは言っても、物件概要など、どうしても専門用語の使用を避けられない場合もあります。
そういった箇所は、図・画像・デザインで上手にフォローしてくださいね。
注意点2:配布する場所
ポスティングの際は配布する場所にも気をつけましょう。
マンションやアパートでは管理組合の規約で配布が制限されている場合もあるため、事前確認が欠かせません。
複数の店舗が設置されている商業ビルでは、チラシの配布を禁止している場合も。
また「チラシお断り」のステッカーが貼られている家庭への投函は、トラブルの原因となるため、ひかえましょう。
上記のように配布する場所に気をつけなければ、思いもよらぬクレームやトラブルを引き起こす危険性があるのです。
自社の信用問題にもかかわるため、無暗に配布しないように気をつけましょう。
注意点3:配布後の分析
チラシは配布したら終わりではありません。
配布後は効果測定を行うようにしましょう。
具体的には、
- 何枚配布して
- 何件の問い合わせがあり
- 何件が成約に至ったか
の確認です。
上記のような効果測定をしなければ、チラシの配布に効果があったのかわからないためです。
またチラシの作成・配布に、いくらの費用がかかったのかも把握して、費用に見合うだけの価値があるのか見定める必要があります。
もし費用対効果が悪い場合は、クリエイティブやターゲット、配布エリアの見直しが必要になるでしょう。
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- 追客業務に割けるリソースが限られていた
【導入後の効果】
- 物件入力スピードや掲載数が3倍にアップした
- 操作が簡単なので、スタッフへのサービス定着率が高い
- 追客の業務効率化ができ、生産性は2倍に上がった
物件入力スピードや掲載数が増加しただけでなく、追客も業務効率化できたことで、生産性全体がアップした好事例です。
まとめ
反響を呼ぶ不動産チラシ作りでは、以下のコツを押さえることが大事です。
- 顧客のターゲットを絞る
- チラシにお得な情報を載せる
- チラシのデザインを工夫する
また、トラブルやクレームを避けるために、以下の点にも注意しましょう。
- 表記や記載事項など、作成時のルールを守る
- チラシ禁止などの配布場所に気をつける
- チラシ配布後の分析をおこなう
大事なことは、不動産チラシで得た反響をどのように成約につなげていくかです。
自分にマッチする物件をスピード感を持って提案してくれる不動産会社は、とても魅力的に映ります!
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iimon 編集部