賃貸・売買・仲介など、さまざまなジャンルの不動産会社がありますが、共通するのは「実際の物件紹介なくしては業務が成立しない」ことでしょう。
不動産会社にとって、取り扱う物件の魅力を効率的にわかりやすく伝えることは重要な業務です。
そこで、不動産物件の紹介と相性抜群なSNSとして注目なのが、多くの情報をわかりやすく伝えられるYouTubeです。
この記事では、
- YouTubeを不動産集客に活用するコツ
- 不動産系YouTubeチャンネル5つの好事例
を解説していきます。
これからYouTubeを活用して集客につなげたい不動産会社の方はぜひ参考にしてください。
目次
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YouTubeを不動産集客に活用するコツ
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不動産集客のコツを押さえた人気YouTubeの好事例5選
問い合わせ先明記で見込み客を逃さない|ゆっくり不動産
個性的な物件紹介で注目度アップ|あなたの理想不動産
一級建築士資格保持者の解説に納得|YouTube不動産
音声なし!愛媛の物件をお探しの方に|みかん不動産動画部
ニューヨーク赴任のコツを網羅|ニューヨーク J.ONE不動産
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不動産会社がYouTubeを始めるための7ステップ
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不動産会社とYouTube動画は相性◎運用するメリット
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不動産会社がYouTubeを運用する3つのデメリット
デメリット1:動画制作に時間と手間がかかる
デメリット2:炎上のリスクがある
デメリット3:成果が出るまでに時間がかかる
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YouTube集客の効率化にも!不動産仲介業務を効率化するなら「速いもんシリーズ」
★物件情報をいち早くゲットできる「物出速いもん」
★接客力UP◎効率的かつ効果的な接客をサポートする「変換速いもん」
★人気No.1の自動物件入力システム「入力速いもん」
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まとめ
YouTubeを不動産集客に活用するコツ

不動産集客でYouTubeを活用するコツは、「動画でわかりやすく情報を伝えること」です。
そのための手段として、以下のような形式の動画が作られています。
- 内見感覚のルームツアー動画
- 朝昼晩の眺望や部屋の明るさなどを比較する動画
- モデルハウスを取材する形式の動画
- 360度VRで自分でアングル移動できる動画
- 最後に別の物件紹介に誘導する動画
たとえば、人気のルームツアー形式の動画の場合、動画で内見の疑似体験ができる仕組みです。
なお、こちらに紹介したコツはほんの一例。
多くの不動産会社が集客を目的に、叡智を結集して魅力的な動画を生み出しているので、オリジナリティあふれる不動産YouTube動画は日々増えています。
不動産集客のコツを押さえた人気YouTubeの好事例5選
ここからは不動産集客を狙ったYouTube動画チャンネルを5選紹介します。
ついつい見続けてしまうほど魅力的な動画が目白押しです!
問い合わせ先明記で見込み客を逃さない|ゆっくり不動産
ゆっくり不動産は、その名前のとおり音声合成ソフトの「ゆっくり音声」を使って個性的な物件の内覧動画を紹介するチャンネルです。
主な特徴は以下のとおり。
- チャンネル登録者数75.4万人(2024年12月時点)
- カット少なめで物件紹介
- 個性的な物件もあり
- 物件の問い合わせ先も記載
ほかの不動産紹介動画と比較すると一目瞭然なのですが、カットが少なく物件紹介をするので、物件を落ち着いて視聴できます。
紹介する物件も珍しく、ナレーションも面白みがあるので、楽しみながら物件を見られることで人気です。
【今回のお部屋】や【問い合わせ先】もYouTubeに記載することで、見込み客を逃さないように工夫がされていることも参考になりますよ。
出典:ゆっくり不動産
個性的な物件紹介で注目度アップ|あなたの理想不動産
あなたの理想不動産は、東京都内の物件で変わった間取りのものを積極的に紹介している動画チャンネル。
主な特徴は以下のとおりです。
- チャンネル登録者数42.5万人(2024年12月時点)
- 主に東京都内の物件を扱う
- 変わった間取りなど扱う
先ほど紹介した「ゆっくり不動産」同様、「ゆっくり音声」を使用しています。
「超豪華」「極細物件」など、なかなか内見できないような物件に興味がある方にはたまらないでしょう。
マイナスポイントも動画で紹介し、デメリットもしっかり伝えている点はぜひ参考にしたいところです。
出典:あなたの理想不動産
一級建築士資格保持者の解説に納得|YouTube不動産
YouTube不動産は、一級建築士の資格保持者である印南和行氏によるYouTube動画チャンネルです。
以下のような特徴があります。
- チャンネル登録者数10.1万人(2024年12時点)
- 一級建築士の印南氏が間取りを解説
- 住宅購入のポイントがわかる
- 動画と図が並列されていてわかりやすい
間取りに関する情報が充実しているため、これから住宅購入するにあたって失敗しないコツが掴めます。
「絶対に一級建築士が選ばない間取り」など、非常に参考になる情報が盛りだくさんです。
印南氏は、宅地建物取引士やファイナンシャルプランナー(AFP)も保持しているので、説明に非常に納得感がありますよ。
動画にうまく図を挿入し、わかりやすくしている点も注目してみてください。
出典:YouTube不動産
音声なし!愛媛の物件をお探しの方に|みかん不動産動画部
工夫を凝らした不動産動画チャンネルとしてぜひおすすめなのが、こちらのみかん不動産動画部です。
特徴をまとめると以下となります。
- チャンネル登録者数2.62万人(2024年12月時点)
- 愛媛の物件を紹介
- ルームツアー動画を公開
- 音声なしの動画で、見ることに集中できる
- オリジナルキャラクター「みきゃん」が登場
音声と文字テロップのみの動画で、ところどころオリジナルキャラクターの「みきゃん」が登場するのがポイントです。
ピアノを中心に爽やかな音声となっているので、見ることに集中できるように配慮されています。
移動時間にも視聴しやすい音声なしの不動産動画作りにも参考になりますね。
ニューヨーク赴任のコツを網羅|ニューヨーク J.ONE不動産
これからニューヨークに赴任する方に役立つ情報を網羅しているのがニューヨーク J.ONE不動産です。以下のような特徴があります。
- チャンネル登録者数1.13万人(2024年12月時点)
- ニューヨークに赴任する方向け
- 女性経営者の山辺亜紀氏による解説
「5番街の高級分譲ツアー」など、一度は目にしてみたい高級物件を内覧できるのが魅力。
グルメなど、物件情報以外にも役立つ情報も網羅しているので、これからニューヨークで生活する人にターゲットを絞っているのもポイントです。
女性ならではの細かな視点でのコメントも好評価につながっています。
ゆっくり不動産とコラボするなど視聴者を飽きさせない工夫は動画制作の参考になるでしょう。
不動産会社がYouTubeを始めるための7ステップ

不動産会社がYouTubeの運用を始めるためのステップを、7つにまとめました。
順番に見ていきましょう。
ステップ | 詳細 |
1.Googleでアカウント作成 | ・Googleのホームページからアカウントを作成 ・Gmailなどほかのサービスを利用している場合は不要 ・基本情報の入力とメールアドレスの確認を行う |
2.YouTubeにログイン | ・作成したGoogleアカウントでYouTubeにログイン |
3.YouTubeチャンネルの作成 | ・アカウントアイコンをクリックして「チャンネルを作成」を選択 ・チャンネルの種類を選択 (個人用 or ブランドアカウント) ※ブランドアカウントを選択すると、複数人での管理や複数チャンネルの運営が可能 |
4.チャンネル名の設定 | ・不動産業と関連性があり、覚えやすい名前にする ※チャンネル名は、あとから変更可能 |
5.チャンネルの基本情報設定 | ・チャンネルの説明文を作成し、提供するコンテンツの種類や特徴をわかりやすく記載する ・関連キーワードを設定し、検索されやすくする ・居住国や言語などの設定を行う |
6.チャンネルアートの作成 | ・チャンネルのトップ画像のこと ・ロゴや取り扱っている物件の写真などを使用 |
7.YouTube動画のアップロード | ・準備した動画をアップロードする ・タイトル、説明欄には視聴者が検索しそうなキーワードを入れる |
YouTubeで集客するためにも、視聴者にとって価値のある情報を定期的に提供していきましょう。
不動産会社とYouTube動画は相性◎運用するメリット

不動産はYouTube動画と相性抜群です。
不動産動画には、
- 動画で物件の魅力や情報をわかりやすく伝えられる
- 動画で物件を訪問したような感覚を伝えられる
といった特徴があります。
音声・映像・文字テロップなどで知りたい情報がすっと頭に入りやすいのが、YouTube動画。
動画を使えば、写真や文字情報だけで伝えるよりも、印象付けが可能です。
たとえば、内見やルームツアーをイメージした動画であれば、写真には映りにくい場所も映像化でき、より具体的な物件の雰囲気が伝わります。
動画を上手に使うと訴求力を高められ、集客力アップも期待できることが運用のメリットです。
不動産会社がYouTubeを運用する3つのデメリット

不動産会社と相性がよいYouTubeの運用ですが、以下3つのようなデメリットも存在します。
- 動画制作に時間と手間がかかる
- 炎上のリスクがある
- 成果が出るまでに時間がかかる
YouTubeの運用を始める際は、デメリットを把握しておくことも大切です。
順番に見ていきましょう。
デメリット1:動画制作に時間と手間がかかる
YouTubeの運用には、
- 動画の企画
- 撮影
- 編集
といった作業工程を踏むため、多くの時間と労力がかかります。
とくに動画制作の経験がない場合、1本のコンテンツを作るだけでも予想以上に時間を要するでしょう。
また自社ですべての作業を行う場合、専門知識を持つ人材の雇用や、既存スタッフへの教育など人的・金銭的リソースが必要になります。
さらに、動画の質を高めるためにはカメラやマイク、照明機材などの設備投資が必要になるもの。
予算の少ない中小規模の不動産会社にとっては、大きな負担となる可能性があるのです。
デメリット2:炎上のリスクがある
YouTubeでの情報発信には、常に炎上のリスクがつきもの。
不適切な発言や行動によって視聴者からの批判が殺到し、炎上する可能性があるのです。
一度炎上すると、自社のイメージにマイナスの印象を与えてしまいます。
とくに不動産会社の場合、地域情報や物件紹介を扱う場合が多いため、慎重な言動が必要です。
動画の内容や発言、表現については複数人で十分に確認し、炎上を防ぐためのマニュアル作成や、炎上した際の対応を考えておくとよいでしょう。
デメリット3:成果が出るまでに時間がかかる
YouTubeを活用した集客では、すぐには成果を期待できないでしょう。
とくに、知名度の低い不動産会社が新規にチャンネルを立ち上げた場合、視聴者数や登録者数を増やすためには時間がかかります。
定期的に質の高いコンテンツを制作し続ける必要があり、成果が見えにくいなかでの投稿は精神的にも負担にもなるでしょう。
そのため、すぐに成果がほしい不動産会社は挫折するケースもあります。
不動産会社がYouTubeを活用する際は、長期的なプランで粘り強く運用をつづける覚悟が必要です。
YouTube集客の効率化にも!不動産仲介業務を効率化するなら「速いもんシリーズ」
YouTube集客では、魅力的な動画を作るのはもちろん、反響があればスピーディーに対応することも大事です。
YouTube集客を成功させるには、不動産仲介業務のフローをいかに効率化できるかが勝負!
- 反響がありそうな物件情報をいち早くゲットして、動画で紹介
- 反響があった物件を、お客様にスピーディーに紹介
そこでおすすめしたいのが、(株)iimonの「速いもんシリーズ」です。
どのような業務が効率化できるかを紹介します。
★物件情報をいち早くゲットできる「物出速いもん」

YouTubeで動画を作成するのには、それなりの時間とコストがかかります。
だからこそ、反響がありそうな物件情報をいち早く入手して、YouTubeにアップしたいですよね。
「物出速いもん」は、反響が出やすい新着情報などを1クリックで検索できる大変便利なツールです。
新着情報で集客したい不動産仲介会社の方に便利な機能が詰まっています。
★接客力UP◎効率的かつ効果的な接客をサポートする「変換速いもん」

YouTube動画を見て問い合わせてくださったお客様には、丁寧かつスピーディーに返信したいもの。
1人1台のスマホを持つのが一般的であることからもわかるように、お客様の多くは移動中などの空き時間にスマホで物件情報をチェックします。
お客様にスピーディーに返信するために役立つのが「変換速いもん」です。
業者間流通サイトの物件詳細ページにいつもどおりアクセスして、1クリック保存するだけで物件情報をPDFページに作成保存し、URL化できます。
スマホからアクセスしやすい縦型ページや、URLもすぐに作成可能です。
メールに添付する複数物件の提案も追客時の物件提案も、「変換速いもん」で大幅にスピードアップが可能になります。
★人気No.1の自動物件入力システム「入力速いもん」

「速いもんシリーズ」の元祖である「入力速いもん」(賃貸版)は(株)iimonが自信を持って提供する人気No.1のツールです。
不動産ポータルサイトの入力業務が効率化でき、3分の1程度の時間で物件入力が可能になります。
「入力速いもん」は、(株)iimonの創始者3人が不動産仲介会社で働いていたときに「不便だな、非効率だな」と感じていた業務を効率化する方法を考えた結果生まれたもの。
実務に携わった人間が開発している点が評価されています。
実際に、導入されたお客様からは
「使いやすい」
「入力時間が短縮できた」
「残業が減った」
といった嬉しい声が届いています。
不動産ポータルサイトの入力を効率化したいならば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
▼自動物件入力システム「入力速いもん」(賃貸版)動画はこちら
まとめ
見て・聴いて情報を得られるYouTubeは不動産集客と非常に相性がよく、物件内覧動画を筆頭に、大きな反響が期待できます。
この記事で紹介した5つの不動産系のYouTubeチャンネルは、不動産に関する動画作りの参考にしたい内容ばかりです。
YouTubeからの反響を増やし、成約につなげるには
- どのような物件を動画に紹介するか
- 増加した問い合わせへの丁寧かつスピーディーな対応
などがコツです。
(株)iimonの「速いもんシリーズ」の導入で、物件情報取得や接客業務をスピード化させることで、YouTube集客を成功させましょう。
▼他SNSの活用方法についても、より詳しく!
https://iimon.co.jp/column/real-estate-sns

iimon 編集部