いまや賃貸物件は、スマホやPCで探すという人が8割ともいわれる時代。(※)
不動産会社にとって、オンライン集客への注力は避けて通れません。
この記事では、オンライン集客に強くなりたい不動産賃貸仲介会社の方に向けて、効果的なオンライン集客法を解説していきます。
最後には、オンライン集客の効率化・効果アップが期待できる不動産会社向けシステム「入力速いもん」も紹介しますので、ぜひ自社に適した集客法探しの参考にしてください。
(※)出典:PR TIMES|CRITEO株式会社「引越し・新生活に関する意識調査」
目次
不動産賃貸仲介でオンライン集客する4つの方法
不動産賃貸仲介でオンライン集客する方法を4つのポイントで解説していきます。
1.不動産ポータルサイト
不動産賃貸仲介の集客方法として、まず避けて通れないのが、不動産ポータルサイトです。
スーモやアットホームなど、オンライン集客方法の要として、すでに利用している不動産会社も多いでしょう。
知名度が高くなかったり、まだホームページでの集客が十分にはできていない不動産会社でも、登録する物件の数・速さ・詳しさなどで勝負をかけていけば、多くの反響数が期待できますよ。
▼自社に合った不動産ポータルサイトはどれ?選び方も解説
https://iimon.co.jp/column/real-estate-portal-site-recommendation
2.SNS
SNSでも不動産賃貸仲介における集客が可能です。
SNSに物件を掲載すれば、顧客からダイレクトに問い合わせてもらえる可能性があります。
それぞれのSNSには、メインとなるユーザー層や特徴があるのがポイント。
SNS | ユーザー層 | 特徴 |
X(旧Twitter) | 20代〜40代 | ・140文字制限 ・情報収集ツールとして活用されている ・拡散力が高い |
30代〜40代 | ・ビジネス向けツールとして利用されている ・実名性が高い ・企業のページが作成できる | |
20代〜40代 | ・写真と動画がメイン ・拡散機能は少ない ・ハッシュタグでピンポイントのユーザーに届けやすい ・女性の利用率が高い(女性6:男性4) | |
TikTok | 10代〜20代 | ・Z世代に人気 ・おもしろい動画が人気で喜ばれる ・おすすめ表示機能あり |
YouTube | 世代問わず利用 | ・動画プラットフォーム最大級 ・拡散力が高い ・Twitterや Facebookで共有できる |
LINE | 世代問わず利用 | ・顧客との連絡手段で利用しやすい |
※ユーザー層の出典:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」
たとえば、学生や一人暮らし向け賃貸物件を多く扱っているなら、Z世代の多い「TikTok」。
おしゃれな物件のルームツアー動画で集客したいなら、「Instagram」や「YouTube」の活用がおすすめです。
SNSで集客するなら、自社で取り扱う物件の顧客層にマッチするSNSを選びましょう。
▼不動産集客×SNSの成功ノウハウについて詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-sns
3.自社サイト
自社サイトに物件情報などを掲載し、集客に繋げる方法もあります。
ただしインターネット上にあふれる膨大な数の不動産会社サイトから、どのように自社サイトを見つけ出してもらうかが課題。
自社サイトをインターネット上でアピールするには、SEO対策やリスティング広告がおすすめですよ。
SEO対策
Googleなどの検索エンジンの検索結果に、自社サイトが上位表示されることを目指す取り組みをSEOと言います。
SEOにはさまざまな対策方法がありますが、顧客が知りたいことを解決する有益なコラムを増やし、検索結果の上位表示を目指すのがコンテンツSEOです。
たとえば「女性 一人暮らし 防犯対策」という言葉(キーワード)で検索する人にとって、有益な情報(効果的な防犯対策・女性の一人暮らしにおすすめの階層や防犯設備・実際のおすすめ物件情報など)が載っているコラムは、インターネット検索結果の上位に表示されやすくなります。
検索結果の上位に表示されれば、サイトを訪問する人が必然的に増え、自社の認知度拡大や問い合わせ増加が期待できます。
▼不動産集客×SEO対策について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-seo
リスティング広告
Googleなどの検索エンジンと連動して表示させられるのがリスティング広告です。
あらかじめ特定の地域や物件名など、キーワードを選定しておくことで、そのキーワードを検索した顧客にだけ、自社の広告が表示されるようになります。
たとえば「ワンルーム 〇〇区」でリスティング広告を出稿すれば、〇〇区近くでワンルームを探している人にだけ広告を表示することができるため、高い費用対効果が期待できます。
▼不動産×リスティング広告の費用対効果について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/Real-Estate-ListingAds
4.Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールは、検索エンジンのGoogleおよびGoogleマップ上に自社の情報を表示させられるツールです。
Googleマップ上で自社の存在を目に留めてもらえれば、集客につなげられます。
なお、Googleビジネスプロフィールは、無料で利用できる点も見逃せません。
▼Googleビジネスプロフィールの効果的な活用方法について詳しくはこちら
https://iimon.co.jp/column/real-estate-meo
不動産賃貸仲介でオンライン集客力を高める5つのコツ
不動産賃貸仲介のオンライン集客で成功するには、どのような媒体(不動産ポータルサイト・SNS・自社サイトなど)でも、思わず問い合わせしたくなる内容を盛り込み、反響(問い合わせ)につなげることが大事です。
具体的な5つのコツをご紹介します。
1.物件情報の質を上げる
取り扱う物件情報の質を上げると物件の魅力を伝えやすくなるため、集客力を高められます。
たとえば、以下のような方法で物件情報の質を上げることが可能です。
- 物件の画像を増やす
- 物件の細部も表示できる動画やVRを活用
- 更新頻度を上げて、常に最新情報を載せる
- 周辺施設の物件情報を掲載し、生活のしやすさをアピールする
2.物件情報の量を増やす
不動産ポータルサイト・SNS・自社サイトなどに物件数を多く載せれば、物件に住みたい潜在顧客層に幅広くアプローチできるため、オンライン集客力を高められます。
しかし物件情報の量を増やすには、それなりの手間と労力が必要です。
物件情報登録などの業務効率化ができるシステム導入などもあわせて検討しましょう。
具体的には、後述する「入力速いもん」がコストパフォーマンスが優れており、おすすめです。
3.不動産会社の情報を増やす
自社がどのような不動産会社であるのか情報を増やすことで、信頼できる会社と印象づけられれば、集客につなげられます。
会社の概要や従業員紹介などは、顧客にとって問い合わせのハードルを下げる安心材料になるので、自社サイトなどに積極的に盛り込んでください。
また、会社の雰囲気などを楽しく・面白く伝えらえるショート動画などをSNSに掲載し、自社ファンを増やすのもおすすめです。
4.お客様の声を載せる
信頼できる不動産会社を印象づけるためには、自社を利用してくれた顧客の声を掲載するのも効果的です。
たとえば、自社サイト内で顧客アンケート結果を紹介する方法や、Googleビジネスプロフィールに口コミを入力してもらうといった方法があります。
5.問い合わせしやすいフォームにする
オンライン集客は問い合わせがあってこそ、成約につながります。
顧客が問い合わせしやすいフォームを作ることも集客力アップには欠かせません。
まず重視すべきは、スマホでの問い合わせができることです。
その上で、問い合わせフォームでは、入力項目を絞りましょう。
入力項目が多すぎると、顧客が途中で離脱する可能性があります。
LINEからチャット感覚で問い合わせできるフォームも、気負わず問い合わせできることから人気です。
不動産賃貸のオンライン集客力を高めるなら!業務効率化システム「入力速いもん」
不動産賃貸仲介では、不動産ポータルサイトやSNSなどのさまざまな媒体に、いかに多くの物件を掲載できるかが勝負です。
しかし、物件入力はベテラン従業員が必死に入力しても、ある程度時間がかかるのが課題です。
そこでおすすめしたいのが、物件入力作業を3分の1程度の時間に短縮できる「入力速いもん」。
以下のとおり、手間である物件入力が2ステップであっという間に終わる、業務効率化システムです。
- STEP1:会社間流通サイト・業者間流通サイトの情報を1クリックで保存
- STEP2:コンバーターなどの物件入力システムに1クリックで入力完了
従業員が行う事務を効率化できるようになり、物件入力数を多くするだけでなく、今まで物件入力に割いていた時間を追客に回せるようになります。
導入事例:「入力速いもん」でMAXで掲載できる体制に!
桜総合管理株式会社 ハウスメイトネットワーク高幡不動店では、「入力速いもん」を導入により、入力時間を半分に削減という効果が得られました。
ベテランの従業員で1人10分程度かかっていた入力時間が、約半減の5分程度の短縮に成功したそうです。
物件入力の経験がない入社してまもない従業員でも、同じく5分程度で入力が完了できるようになりました。
入力業務を効率化できたことで、「不動産ポータルサイトでMAXの枠数まで入力できない」という悩ましい問題も解消。
さらに、繁忙時期であれば、不動産ポータルサイトの掲載枠を増加可能な体制も構築できるようになるという嬉しい効果もありました。
業務を効率化することで、人員を増やさずとも、抱えていた課題に対応できたことに喜ばれています。
まとめ
不動産賃貸仲介は、顧客の多くがスマホで目ぼしい賃貸物件を探していることを念頭におき、オンラインでいかに集客していくかに力をそそぐことが大切です。
オンラインには、以下のような集客方法があります。
- 不動産ポータルサイト
- SNS
- 自社サイト
- Googleビジネスプロフィール
またどんな媒体においても、オンライン集客力を高めるには、
- 物件情報の質を上げる
- 物件情報の数を増やす
- 会社情報を詳しく載せる
- お客様の声を載せる
- 問い合わせフォームを工夫する
といった対応が重要です。
とくに、物件情報の質・量は、反響数にダイレクトにつながる要素。
物件情報を不動産ポータルサイトに効率的に入力できる「入力速いもん」などの業務効率化システムを利用して、コスパよく集客力を高めるのがおすすめです。
オンライン集客を制して、不動産賃貸仲介ビジネスを成功に導きましょう。
iimon 編集部